【楽しくて続けてしまう練習:ダンス編113】

 
From  師範代Shinya(新村真也)
 
※僕が20代の頃ダンススクールに通っていた頃の体験談の続きです。ダンス編は毎週日曜日に更新中。

 

ダンススクールのクラスメイトの男女比がちょうど良くなって充実してきた頃、僕たちはスクールのレッスン以外で数人のチームを組んで一緒に練習するようになりました。

別に何か目的があったわけではありません。

「このチームで、○○のダンスイベントに出て、優勝するぞ!」

とか、分かりやすい目標などもありませんでした。

ただ、練習そのものが楽しくて、集まって一緒に汗を流すこと自体が目的のようになっていました。

練習が終わった後は、みんなでカラオケに行って歌いながら踊ったり、ご飯を食べに行ったりすること自体が、とても楽しい時間でした。

英語学習の場合、

「やっているからには目標を持って邁進しなければ!」

「英語を使う仕事に転職しなければ、投資した時間やお金がもったいない!」

というような発想になりがちです。

自分の心の声だけではなく、周りの人達からも、

「英語なんて勉強して、使う機会あるの?」

「時間とお金をかけて、ちゃんとモノになるの?」

といったことを言われがちです。

でも、ダンスにはそういった価値観はあまりないような気がします。

ダイエット目的でやっている人もいれば、単に運動不足解消でやっている人もいます。

僕が通っていたスクールでは中高生が多かったので、

「ダンスできるようになったら、カッコいい!」

という価値観でみんなガンバっていたように見えます。

僕もそうでした。

ダンスをやっている自分が好き

「ストリートダンスを習っている」ということ自体が、ステータスになる感覚です。

そして、「ダンスをやっている自分が好き!」と思えるのです。

これは、他の趣味でも同じだと思います。

カメラを趣味にしている人達の間には、カメラ用語という共通言語があります。

「カメラをやっている自分」というアイデンティティーは、「ちょっと人と違う知識や技術がある」という自信につながります。

少なくとも、このエリアに関しては、自分は人よりちょっと詳しい。

そう思えるジャンルがあると、生活に張り合いが出てくるものです。

別にそれが自分の収入や日常生活に大きな影響を与えなくても良いのです。

「ちょっぴり自信が持てて、自分のことが好きになる」

それだけで、習いごとをする価値はあると思います。

目的がなくても上達する

この時期に僕が気付いたことは、「目的がなくてもダンスは上達する」ということです。

それまで僕が経験した習いごとは、剣道や空手などの武道と、カラーコーディネーターの資格学校でした。

剣道や空手の世界も、級や段という概念があって、定期的に昇級試験や昇段試験を受ける人が多いです。

僕は昔から、そういった階級制度にまったく興味がなかったので、昇級試験もできるだけ受けずにやり過ごしてきました。

でもたまに、先生や先輩から「そろそろ次の級の試験受けたらどうだ?」というプレッシャーがかかることもありました。

カラーコーディネーターの学校では、目標の級に合格することを目指してみんな勉強していました。

でも、ダンスにはそもそも、分かりやすい基準がありません。

資格もありません。

「自分は、ヒップホップ初段です!押忍!」

「私は、ブレイクダンス3級です。今年中に2級に合格します!」

なんてセリフを聞いたことがありません。

今は、エイベックスという会社が、「ストリートダンス検定」とういうものを作っているようです。

HIPHOP6級~1級といった風に、名前が付いています。

ただ、空手や剣道の世界ほどは階級制度は広まってはいないようです。

もともとダンスは自由を重んじる世界なので、あまり検定のようなものとは相性が良くないのかもしれません。

それでも、僕たちのダンスは上達していきました。

練習量もかなり多かったと思います。

スクールのレッスンに加えて、自分たちだけで集まって練習していました。

また、集まった時についていけるように、個人が家で練習してきました。

誰からも強制されることなく、みんな楽しみながら練習していたのです。

僕はこの時、「本当に楽しいと思えることは、別に目標設定や使い道がなくても、自然に上達する」ということを学びました。

その時の経験が、後に英語学習を始めた時にも役立ちました。

「強制力を使わず、自分が楽しめる工夫を続ける」

という発想があったからです。

 

・・・つづく。(→この記事のシリーズを1話目から読む

 

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2件のコメント

今回のブログ凄く励みになりました。
英語は。目標がないから上達しない。目標がないならやる必要ない。無駄なお金と。いろいろ言われた経験があり、今も英語勉強は秘密です。でも、Shinya さんに出逢いShinya さんの英語に対する考え方方に励まされて、続ける事が出来るようになりました。今は、英語を話してカッコいい自分や自信が持てる自分を目指して楽し楽しく続けます。Shinya さん英語に出会えて本当に良かったです。

Setsukoさん
ありがとうございます!
この記事が、Setsukoさんの励みになれて嬉しいです!
ぜひ、カッコいい自分を目指して楽しく英語学習を続けてくださいね。

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