【イメージ英文法③「the」の正体Ⅱ】

From  師範代Shinya(新村真也)

(→前回のつづき)

 

イメージ英文法のパワーを体験していただくために、前回は「the」の基本イメージを伝えしました。

 

ネイティブの頭の中にある「the」のイメージは、たった1つ。それは、

 

「せーの!で指差せる」

 

です。

 

この感覚を使えば、やっかいな「例外」の用法も謎が解けます。

 

「例外」も超カンタン!

前回お伝えした、「例外の用法」も、このネイティブ感覚=「せーの!で指差せる」を使えば、カンタンに説明がつきます。

 

用法① 副詞、形容詞の最上級の前で

例外

I feel happiest when I’m driking beer!

(ビール飲んでる時が一番幸せ!)

 

「一番幸せ」というのは、本人の中でしか分かりません。

 

相手がビールを飲んでいるあなたを指差して、「今、一番幸せって思ってるでしょ?」なんて言ってくることはありませんよね?ふつうは。

 

こんな風に、お互いに「せーの!で指差せない」状況の時には、theは使えません。

 

次に行きましょう!

 

②first, only lastなどの語句と一緒に

例外

I’m an only child.

(僕は一人っ子です)

 

一人っ子の人は、世の中にひとりだけでしょうか?違いますよね?いっぱいいますよね?

 

だから、ここではtheは使えません。

 

でも、こういう言い方はできます。

 

I’m the only child in my family.

(家族の中で、子供は僕ひとりです)

 

これだったら、theを使えます。メンバーを自分の家族の中に限定すれば、せーの!で指差せるようになります。

 

③公共の乗り物と一緒に

例外

I took a taxi.

(タクシーに乗った)

 

これは前回お伝えしましたね。タクシーには時刻表はありません。

 

今、この瞬間にどのタクシーを選ぶかは、あなたの自由です。どのタクシーに乗っても、ほぼ同じ時間に目的地に着きます。

 

あなたのグループの人数が多ければ、2台に分かれて乗ることもできます。

 

タクシーは、せーの!では指差せません。

 

では、こういう状況だったら、どうでしょう?

 

台風の夜

仕事の帰り道、台風が近づいている夜に、電車がストップしてしまいました。

 

みんなタクシーに乗って帰ろうとするので、タクシーは全部出払ってしまい、タクシー乗り場にはもう一台もいません。

 

どうやって帰ろうか?

 

バスが来るのを待つか?

 

でも、バス乗り場にも長蛇の列ができてるな・・・

 

そんな中、あなたの目の前に1台のタクシーが入ってくるのが見えました。あれに乗れば帰れるぞ!!

 

あなたは、すぐ横に立っている同僚の肩を叩いて言いました。

 

Let’s take (   ) taxi!

(タクシーに乗ろうぜ!)

 

今のあなたなら、「a」と「the」のどちらを入れますか?

 

そうです!!ここは「the」ですよね!

 

この状況では、そのタクシーをお互いに「せーの!」で指差せます。

 

もう、「the」は完璧ですね!

 

次は、「a」を見てみましょう。

 

「a」の正体

ここまでなんとなくイメージできていれば、たぶんもう、あなたの中で「a」の正体も分かっているはずです。

 

そうです。aの意味は、

 

「他にもある中のひとつ」

 

です。

 

人にも使えるので、

 

「他にもいる中のひとり」

 

と言うこともできます。

 

I’m an only child.

(私は一人っ子です)

 

Let’s take a taxi.

(タクシー乗ろうよ)

 

もう大丈夫ですね!

 

ちなみに、「職業名にはaが付く」なんて用法があるのはそのためです。

 

I’m a teacher.

(教師という職業の人たちの中の一人)

 

aのイメージも、とってもシンプルです。

 

いかがだったでしょうか?

 

これがイメージ英文法の力です。

 

僕のイメージ英文法との出会い

僕自身は、英会話スクールに通い始めてちょうど1年たった頃に、このイメージ英文法に出会いました。

 

僕はそれまで「お勉強スタイル」が嫌いで、まったく文法に興味を持てずに、ひたすら会話で「実戦一本やり」の価値観でした。

 

そんな僕でも、イメージ英文法はおもしろくてハマってしまい、どんどんのめり込んでいきました。

 

その結果、かなりの短期間で会話に必要な文法を身につけることができました。

 

その力を使って、大学受験レベルの英文法まで「ネイティブ感覚のイメージ」で理解できるようになりました。

 

その結果、TOEICの文法パート(パート5&6)で100%の正解率を出せるようになりました。

 

また、最初の頃の僕の英語は、メチャクチャな文法でしゃべる「ブロークンイングリッシュ」だったのに、イメージ英文法に出会ってからは、会話の正確さが一気にアップしました。

 

僕と会話したネイティブからは、

 

「シンヤの話す英語は正確で聞き取りやすい。」

 

と言われるようになりました。

 

なので、僕は自分の主催している「英語の達人養成ジム」の五反田教室でも、「イメージ英文法」を取り入れたレッスンをしています。

 

受講生からは、とても好評をいただいています。

 

次回は、イメージ英文法を独学するのにピッタリな、僕の「オススメ本」をご紹介します。

 

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