【マジック対決:日本VSカナダ】

From  師範代Shinya(新村真也)

(※僕がカナダで一人旅していた頃の体験談です)

(→前回のつづき)

 

今日は、トロントのマジシャンとの「交流試合」の日。

僕はワクワクしながらマジックショップへ向かいました。

 

お店に着くと、店長がカウンター越しに笑顔で、

 

「いらっしゃい!今日は楽しみにしてるよ!」

 

と言いました。

 

奥の交流スペースに行くと、すでにぽっちゃりアンディーが来ていました。

 

「Hi!」と声を掛け合って、僕はアンディーの前に座りました。

 

アンディーは、かなりこなれた手付きでトランプさばきを見せています。

 

かなり練習しているのが伝わってきます。

 

しばらくして、店のドアが開き、イケメンのトムがやってきました。

 

トムは、大きなバッグを抱えています。

 

きっとあのバッグの中にマジックグッズを詰め込んできたに違いありません。

 

その後、アンディーとトムの友達で、マジック好きな
人が来て、店内は全部で5人になりました。

 

交流戦スタート!

さっそく、トムが先陣を切って演技を始めました。

 

流れるようなスムーズさと、目にもとまらぬスピードでトランプをさばいています。

 

トムが言いました。

 

トム:「俺は、ふうつのトランプ当てとか、よくあるネタはやらないぜ!シンヤが見たこともないネタを見せてあげるよ。」

 

そう言うと、次々と演技を見せてくれました。

 

トムの演じるネタは、たしかにどれも見たことのないものばかりでした!

 

これはスゴい!言うだけのことはある!

 

現象も不思議だし、テレビでもあまり見かけることのない、珍しいネタのオンパレードでした!

 

これは、自信に満ちあふれた態度になるわけだ!

 

と思いました。

 

アンディー登場!

続いて、アンディーの登場です!

 

アンディーは最初はちょっと自信なさげに見えましたが、始めてからは波に乗って、次々とスゴいネタを繰り出していきました。

 

アンディ-もトランプをメインにした珍しいマジックネタをたくさん見せてくれました。

 

僕はこれまで、マジックは世界共通だからネタも似たり寄ったりになるのだとばかり思っていました。

 

でもやっぱり、海外だと違うなぁ~!と感じました。

 

もちろん、単に海外だからというわけではなく、彼ら自身が研究熱心だからこそ、人と違うネタになっているのかもしれません。

 

どっちにしても、楽しくて刺激的な時間はあっという間に過ぎていきました。

 

トム&アンディーの口ぐせ

トム&アンディ-の演技を見ていて、気づいたことがひとつありました。

 

それは、彼らがよく使う口ぐせです。

 

演技を始める前に、

 

What you are going to do is…

(これからあなたがすることは・・・)

 

What I want you to do is…

(あなたにして欲しいことは・・・)

 

という2つのフレーズを多用していたのです。

 

このWhat~から始める言い方は、トムやアンディーだけでなく、他の海外マジシャンもよく使います。

 

YouTubeなどで海外のマジシャンの演技を見ていると、よく耳にするフレーズです。

 

でも、この言い方は英語学習者にとっては少しハードルが高いものです。

 

もちろん、こういう言い方ができればかなりこなれた雰囲気を出せます。

 

でも、英語のネイティブでもない僕が、最初のセリフだけこなれた雰囲気を出しても、その後のトークがボロボロだと、全体としてちぐはぐな感じになります。

 

なので、僕は個人的には、こういう表現は使わないようにしています。

 

それよりも、「Please~」から始める文章の方がカンタンで覚えやすいからです。

 

僕の出番

トム&アンディーの演技が終わり、いよいよ、僕の出番になりました!

 

僕は、彼らほど長いキャリアはありませんが、ひとつだけ「作戦」がありました。

 

せっかくだから、日本人ならではのネタを見せようと持ったのです。

 

僕は3ヶ月前、カナダに留学に来るときに、スーツケースに30個のマジックネタを詰め込んできました。

 

それは、

 

「カナダに来たら、毎日1つずつ、英語でマジックを誰かに見せる」

 

という目標を立てていたからです。

 

そして、3ヶ月間、それを実行しました。

 

30個のネタがあれば、毎日同じクラスメイトを相手に、ネタがかぶらないマジックショーを続けられます。

今日は、その中からいくつかを厳選して持ってきました。

 

その選定基準は、今までの僕の基準とはちょっと違っていました。

 

「海外のマジシャンたちとの交流専用」にネタを選び直したのです。

 

その作戦がうまくいくかどうか?

 

やってみなければ分かりません!

 

ドキドキしながら、僕はバッグの中に用意したマジックグッズに手を伸ばしました・・・

 

・・・つづく。

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