【洋書の英語レベルがわかる!便利な「Lexile指数」】

From  師範代Shinya(新村真也)
 
 
(→前回のつづき)
 
※僕が英検1級に合格した後に、TOEICテストで満点を狙っていた頃のストーリーの続きです。
 
 
英語の本を読みたいと思っても、自分が読みたい本が果たしてどのくらいの英語レベルなのか?が分からないと、なかなか手が出しづらいものです。
 
 
僕が洋書を選ぶときの基準にしている、「本の英語レベルを表す世界基準の指数」があります。
 
 
それは、「Lexile指数(リクシル指数)」というものです。
 
 
単位は、「○○L」で表されます。
 
 
このLexile指数を元に、英語の本(洋書)を選ぶと、「せっかく買ったけど、難しすぎてぜんぜん読めない・・・」という事態を防ぐことができます。
 
 

アメリカの小学校レベルで比べると・・・

アメリカの小学校の学年別レベルをLexile指数で表すと、こんな感じになるようです。
 
 
1年生(~300L)
 
2年生(140L~500L)
 
3年生(330L~700L)
 
4年生(445L~810L)
 
5年生(565L~910L)
 
6年生(665L~1000L)
 
 
この数字を元にすれば、ざっくりと
 
 
「とりあえず1,000L以下の本を選んでおけば、小学生レベルを超えない」
 
 
ということが分かると思います。
 
 
 

TOEIC換算すると??

ネイティブの小学生がどのくらいの英語力なのか?日本にいるとしっくり来ないと思うので、TOEICのリーディング点数で置き換えると、分かりやすいかもしれません。
 
 
TOEICリーディングセクションの点数は、マックスで495点です。
 
 
「洋書を原書で読みたい!」という人は、すでにある程度の読解力があると思うので、TOEICリーディングセクション200点からスタートします。
 
↓↓↓
 
 
200点~245点(690L~915L)
 
250点~295点(775L~995L)
 
300点~345点(855L~1075L)
 
350点~395点(935L~1175L)
 
400点~445点(1040L~1325L)
 
450点~495点(1180L~1450L)
 
 
 
という感じです。
 
 
とりあえず、TOEICリーディングセクションが345点以上あれば、ネイティブの小学生レベルの読解力はある、と言えそうです。
 
 
 

ベストセラー本の英語レベルはどのくらい?

僕が最初に読んだネイティブ用のベストセラービジネス書、「RICH DAD POOR DAD(金持ち父さん貧乏父さん)」の英語レベルは、どのくらいでしょうか?
 
 
世界で3,000万部売れたこの本のLexile指数は、「800L~895L」に分類されます。
 
 
つまり、ネイティブの小学4~5年生くらいから読める、ということです。
 
 
TOEIC換算すると、リーディングセクションで300点前後あれば読めることになります。
 
 
僕自身はこの本を読んだ時のリーディングスコアは480点だったので、自分のLexile指数は1400前後で、少し余裕を感じました。
 
 
他の「世界的名著」を見てみると・・・
 
 
・スティーブ・ジョブズの自伝
 
・デールカーネギーの「人を動かす」
 
 
などは、1000L~1095Lのレベルです。
 
 
小学生でもギリギリ読めるレベルになっていることが分かりますね。
 
 

どうやって調べるの?

ここまでLexile指数についてお話してきましたが、
 
 
「そもそもどうやって調べるの?」
 
 
という疑問があると思います。
 
 
実はこれ、とってもカンタンです。アマゾンで買える洋書は、Lexile指数で選ぶことができます。
 
 
グーグルやヤフーの検索ページで、
 
 
「amazon リクシル指数」
 
 
というキーワードで検索すれば、アマゾンのページが出てきます。
 
 
このページでは、Lexile指数から洋書を選ぶことができます。
 
 
このページの中から、自分の興味のあるジャンルの本を選べば、きっとあなたにも読める本が見つかるはずです。
 
 

洋書は割と安い

なんとなく、海外から洋書を取り寄せるとなると、何倍にも値段がつり上がっているイメージがありますが、そうでもありません。
 
 
僕は何冊か買っていますが、だいたい日本語翻訳版と同じか少し安いぐらいです。
 
 
ただし、海外の本は日本の本に比べて、製本技術が甘いというか、雑です。
 
 
表紙がペラペラの薄い紙でできている「ペーパーバック」と呼ばれるスタイルが多く、届いて開けたらちょっとがっかりするかもしれません(笑)
 
 
でも、語彙制限本よりも低コストで自分の好きなジャンルの本を読めるのは、最高の楽しみです!
 
 
ぜひ、お試しください。
 
 
※今日の記事は、僕の「時系列の英語学習ストーリー」から少し離れた感じですが、また次回から体験談に戻ります。
 
 
・・・つづく。
 
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