【僕が「習い事」に感じた夢と希望:演技編95】

From  師範代Shinya(新村真也)
 
(→前回のつづき)
 
※僕が20才の頃、「アクション俳優になろう!」と決めて、「俳優養成所」に入った時のストーリーの続きです。
 
 
ダンスクラスのイッサ先生の影響で初めてファッションに興味を持った僕は、レッスン前に寄り道して「原宿の竹下通り」に初めて行ってみました。
 
 
竹下通りを10分ぐらい歩いて、1件目の服屋に10分ぐらい滞在して、トータル20分たったところで気力と体力が尽きてギブアップしました。
 
 
服の種類があまりに多すぎて、どれを選べば良いのかまったく分かりません。
 
 
イッサ先生が着ていたのと同じようなデザインと色の服を選ぼうと思っても、そもそも探し出すこと自体が難しいぐらい、たくさんの種類があります。
 
 
こういう場所にまったく慣れていない僕は、街の雰囲気に飲まれてすっかり消耗してしまいました。
 
 
この頃の僕にはまだ、竹下通りの持つ「非日常的な雰囲気と若者のエネルギーが渦巻く空間」を楽しむ余裕と心の準備はできていませんでした。
 
 
自分は完全に場違いな所に来てしまった・・・と痛感しました。
 
 
 

もし大学生だったら・・・

僕は高校卒業と同時に18才で働き始めました。
 
 
でも、もし自分が東京の大学に行っていたら、今頃はちょうど大学3~4年生ぐらいの年齢です。
 
 
そう考えたら、こんな想像が頭の中に浮かんできました。
 
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もし自分が東京の大学生だったら、今頃には東京暮らしにも慣れて、この竹下通りも自分の家の庭のように身近に感じられていかもしれない。
 
 
地方から上京してきたばかりの後輩の女の子を連れて、竹下通りを案内しながらブイブイ言わせていたのかなぁ・・・
 
 
いや、自分の性格上それはなさそうな気がする。大学生みんながファッション好きでブイブイ言わせているわけじゃないし。
 
 
じゃあ、教室のすみっこで黙々と勉強しているマジメキャラになっていたのか?
 
 
いや、これまでずっと勉強嫌いだった自分が急に勉強家になるとは思えない・・・
 
 
じゃあ、もし自分が大学生だったら、今頃はどんな生活を送っているんだろう?
 
 
一番確率が高そうなのは、バイトに明け暮れて社会人と変わらないぐらいの長時間労働をしている生活かな・・・
 
 
だとしたら、今とあんまり変わらないぞ。
 
 
しかも今は、自分が習いたい演技やダンスのジャンルを自分の意思で選んで学べているんだから、むしろ幸せかも?!
 
 
なんてことをあれこれ想像しながら、僕は初めての原宿竹下通りを脱出しました。
 
 

次の目的地:裏原

早々に竹下通りを脱出した僕は、次の目的地である「裏原(ウラハラ)」と呼ばれるエリアに向かいました。
 
 
裏原というのは「裏原宿」の略で、原宿の表通りから1本入った裏通りに服屋が並んでいるエリアを指すらしいです。
 
 
事前にファッション雑誌を読んで調べた情報だけを頼りに、僕は初めての裏原ゾーンに行きました。
 
 
地図が書いてあるファッション雑誌を片手に、裏通りを歩いてみました。
 
 
さっきの竹下通りの雰囲気とはまったく違います。
 
 
人はまばらで、めちゃくちゃ奇抜な服装をしている人は多くありません。
 
 
服屋さんもどこにあるのか、よく分かりません。
 
 
本当にここで合っているのかな?
 
 
と不安になりながら歩いていると、人の出入りが多いお店を発見しました。
 
 
お店には特に看板はなく「知る人ぞ知る」的な雰囲気をかもし出していました。
 
 
きっと、僕のようにファッション雑誌で調べてきた人達がやって来るので、看板は必要ないのでしょう。
 
 
そう考えると「ファッション雑誌に載る」というのは、お店にとってはすごい宣伝効果です。
 
 
さっそく店内に入ると、さっきの竹下通りのお店とはまったく違った雰囲気でした。
 
 
店内はお客さんは多いのですが、商品はギューギューに詰め込まれていなくて、すごくゆったり置いてあります。
 
 
広げて置いてあるものが多いので、デザインも分かりやすいです。
 
 
これなら選べる!
 
 
そう思って僕は、イッサ先生の着ているのと似たデザインのTシャツを手に取りました。
 
 
おぉー!これはカッコいいかも?!
 
 
あと値段だな!
 
 
どれどれ・・・値札を・・・
 
 
な、なにぃーーーーーー!!
 
 
僕はこの時、自分の住む世界と裏原の住人たちの世界の違いを見せつけられました・・・
 
 
・・・つづく。
 
 
 
 

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2件のコメント

今は死語ですね(笑)
僕が20歳前後の頃の思い出話なので、昔の雰囲気を出すために使いました(^^)

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