億万長者専門学校の教え① 「やらねばならない!」から、「やりたくなる!」へ

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僕がジーンズショップの店長だった頃。

上司の「エリア長」が見回りに来るたびに、僕に言うセリフがありました。それは・・・

「グループ長になりたいか?」

という質問です。「グループ長」というのは、店長の中でリーダー格のようなポジションです。

つまり、エリア長が僕に聞いていたのは、「おまえは昇進したいか?」という質問でした。

「したいか?」と文字で書くと、「Yes? No?疑問文」に見えます。でも、声のトーンからは

「もちろん、したいだろ?したいよなぁ?」

という圧力を感じました。

その会社は全国に展開するチェーン店でした。なので、昇進の順番は、

社員→店長→グループ長→エリア長

という流れでした。

 

昇進したくない・・・

僕は、そう聞かれたときには、とりあえず、

「はい!」

と答えていました。もし、この質問に「いいえ」と答えたら、たぶんすぐにクビになっていたでしょう(笑)

でも、本心では、昇進なんてまったくしたくありませんでした。別に今のままでいいと思っていました。

グループ長になれば、今よりずっと責任が増えます。仕事量が増えます。ストレスが増えます。でも、給料は、ほんのちょっとしか増えません。

僕は、「組織の中で昇進したい!」とか、「会社内でのし上がりたい!」とか思ったことはこれまでに一度もありません。それで人生が豊かになるとは思えないからです。

それよりも、生活のバランスを取りたい。プライベートの時間を大事にしながら、自分らしく生きたい!と思っていました。

そんな自分は会社員としてはダメなやつなんだろうな・・・きっと組織の中では常に自分にムチを打って上を目指していかないと、落ちていくだけなんだろうな・・・なんて思っていました。

 

新しい時代の価値観

でも、そう感じているのは、どうやら僕だけではなかったようです。

「億万長者専門学校」の主催者、クリス岡崎さんの言葉を聞いて、それを確信しました。

経済的な豊かさのために、イヤなことでも耐えて、がむしゃらに頑張る・・・そんな生き方で幸せになれた時代は、もう終わっているようです。

「経済的な豊かさ」と、「自分らしく生きる」ことは、決して矛盾することではなく、むしろ億万長者は「自分らしい生き方」をしていることで、経済的にも豊かになっている、ということを知りました。

 

億万長者の脳

クリス岡崎さんは、「金持ち父さん貧乏父さん」を書いたロバート・キヨサキ氏や、世界NO.1コーチのアンソニー・ロビンス氏から直接教えを受けた唯一の日本人です。

全国でセミナーをしたり、本やDVDで教えを広めています。

名前はハーフっぽいですが、見た目はバリバリの日本人です。いつもカウボーイハットをかぶって、大きな声でジョークばかり言っています。

クリスさんの本では、文字通り、「億万長者」になるためにはどうすればいいのか?を教えてくれます。

世界中の億万長者に共通する考え方をもとに、あなたの脳を「億万長者脳」にする教えを伝授してくれるのです。

僕は、クリスさんの明るい人柄と、パワフルで笑いに満ちたセミナーが大好きです!

そんなクリスさんの教えの中から、仕事にも英語学習にも役立つトピックがありました!

 

より上を目指せ!は、もう通用しない

戦後~バブルの時代までは、日本はひたすら「物質的な豊かさ」を追い求めていました。

だから、長時間労働にも耐えることができました。テレビ、洗濯機、冷蔵庫という「3種の神器」を手に入れることが成功の証でした。それを手に入れることが幸せの象徴でした。

そのためには、「がむしゃらに働かねばらなない!」と頑張っていました。そして、欲しいモノを手に入れて、金持ち気分を味わって、人々は幸せを感じていました。

でも、今はこの3種の神器は、ほとんどの人が持っています。

家電製品業界は、今でも「より上のスペック」を目指して商品開発をガンバっています。でも、その違いは素人にはほとんど分からないレベルにまで来ているような気がしませんか?

「新型デジカメの画素数は旧型の1.5倍に!」なんて言われても、素人目にはよく分かりません・・・テレビも、洗濯機も、冷蔵庫も、必要を満たす機能はもう十分に備わっています。

今の時代はもう、生活に必要なものはほとんど満たされています。給料だって、頭打ちです。日本でサラリーマンをしている場合、同僚より2倍ガンバったからといって、給料で2倍も差が付くなんてことはあり得ません。

仮に、もし本当に2倍の給料になったとして、それで住む家やクルマをアップグレードしたところで、幸せ度が2倍になるのか?と言われたら・・・微妙ですよね?

僕の愛車は、トヨタのbBです。小さなクルマですが、すごく満足しています。もう16年くらい乗っていますが、「もっと大きなクルマに買い換えたい」と思ったことは一度もありません。今のクルマで、日常生活にはまったく困りません。

カーディーラーで、何度か400万円クラスの大型車を試乗したことがあります。僕のbBの2倍以上の値段です。たしかにすごかったです。でも、「これを買えば生活が2倍豊かになる!」とは感じられませんでした。

ここまで豊かに発展してしまった日本はもう、「物質的な豊かさ」と「心の豊かさ(幸せ度)」がイコールで伸びていく時代ではなくなりました。

 

「やらねばならない!」から、「やりたくなる!」へ

そんな中で、「より上を目指せ!そのためには、これをやらねばならない!」と言われても、心に響きません。

今の時代は、「やらねばならない」という強制力は、あまり通じなくなっています。

それよりも、「これをやりたい!」「あれをやりたい!」といった、自分の内側からわき出てくる部分に素直に従って生きている人たちが、結果的に業績を上げて、経済的にも豊かになっているのです。

今の時代で成功するには、「やりたくなる力」=「たくなる力(リョク)」が必要なのです。

 

どっちがパワーがあるか?

人間は強制力を使っても、一時的には頑張れますが、決して長くは続きません。監視の目がなくなれば、すぐにダラけてしまいます。

でも、「やりたいこと」の場合は、誰からも何も言われなくても、長く続けることができます。

どんなジャンルでも、「たくなる力」の方がパワーがあります。

 

英語学習も同じ

仕事だけでなく、英語学習でも同じです。

「会社から言われたからやってるだけです。」

「就活に必要だから、とりあえずTOEICの点数が欲しいんです。」

という状態は、「やらねばならぬ!」の心理状態です。もしその状態でTOEICの目標点数をクリアしたら、その後は英語学習から離れてしまうでしょう。

でも、たとえそんな状況の人でも、必ず自分の中に眠っている「たくなる力」を見つけることができます。

そして、人によって、「たくなる力」が出てくる源=「たくなる源(ゲン)」は違うのです。

そう、人によって違うのです!

ここが大事なポイントなんで、強調しておきますね。

「人によって、たくなる源が違う」ということは、人と自分を比べても意味がない、ということです。自分とは「たくなる源」が違う人が成功するのに使った方法や考え方をマネしても、あなたには合わない可能性があります。

むしろ、うまくいかないパターンの方が多いでしょう。まずは、自分の中に眠る「たくなる源」を見つけることが先決です。そして、「たくなる源」には、6種類あります。

次回は、人の中に眠る6つの「たくなる源」についてお話ししますね。

P.S.
僕が英語を始めた頃の「たくなる源」は、これでした。

From  Shinya
(
英語の達人養成ジム 師範代)

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