【「やり直し英語革命」レビュー①ゴールデン・サークルの威力】

 
From  師範代Shinya(新村真也)
 
僕の書いた本、「やり直し英語革命」が、今週発売されます。
 
 
(↑クリックすると、アマゾンの販売ページに行けます)
 
 
 
本屋さんの発売日が明日10月9日で、アマゾンの発売日があさって10日です。
 
 
もしあなたがアマゾンで予約してくれている場合は、11日にお手元に届くと思います。
 
 
そこで、今回から数回にわたって、「やり直し英語革命」のレビューを書いていきます。
 
 
今までたくさんの英語テキストのレビューを書いてきましたが、「自分の本のレビュー」は初めてです。
 
 
今回の記事では、著者ならではの視点で、「作った側しか知らないウラ情報」を交えてお伝えしていきます。
 
 
また、本がお手元に届くまで(10月11日)の記事では、できるだけネタバレしないようにしながら、
 
 
「やり直し英語革命の本を読む前にこの記事を読むと、本が読みやすくなり、もっと楽しめる」
 
 
ような内容でお伝えしていきます。
 
 

この本のコンセプト

この本のコンセプトは、以前の記事でもお伝えしたとおり、
 
 
「あなたの本棚に眠る英語テキストの活用法」
 
 
です。
 
 
市販のテキストをどうやって使いこなすか?
 
 
をお伝えしています。
 
 
具体的なテキスト名と、その使い方までステップバイステップで書きました。
 
 
とはいえ、冒頭からいきなりテキストの紹介&使い方から入ると、かなり気合いの入った骨太な本になってしまい、初心者の人や、僕のことを知らない人に手にとってもらえなくなる危険があります。
 
 
ネット上のブログやYouTube動画では、「悩んでいるキーワードを検索した結果、記事や動画にたどり付く」というケースが多いので、読んでもらえる確率が高いです。
 
 
でも、本の場合は違います。
 
 
本は、本屋さんでブラブラしている時に、
 
 
「たまたまタイトルが目に飛び込んできて、手に取ってパラパラながめたら良さそうだから買ってみた」
 
 
というケースが多いのです。
 
 
出版社が本を作るときには、そういう点を意識しています。
 
 
なので、今回の「やり直し英語革命」も、出版社の視点で「師範代Shinyaを知らない人向け」に書きました。
 
僕のことを知らない人に、僕のメッセージを聞き続けてもらい、最終的には行動してもらう(書いてある英語学習法を試してもらう)には、どうしたらいいだろうか?
 
 
それを考え続けた結果、「ゴールデン・サークル」という手法を使うことにしました。
 
 
 

「アップル信者」を世界中に生み出した「ゴールデン・サークル」のメソッド

「ゴールデン・サークル」というのは、TEDという英語のプレゼン動画で世界的に有名になりました。
 
 
「サイモン・シネック」という名前のマーケティングコンサルタントの方が解説している心理メソッドです。
  ↓↓↓
 
 
サイモンさんは、動画の中で、「なぜ、アップルがこれほどの世界的な成功を収めたのか?」という理由を解説しています。
 
 
アップルは、1つのコンピューター会社に過ぎません。
 
ライバルは世界中にたくさんいます。世界中にあふれているコンピューター会社の中で、なぜアップルだけが他社から抜きんでているのか?
 
 
その理由は、「ゴールデン・サークル」にある、とサイモンさんは分析しています。
 
 
ゴールデン・サークルは、メッセージを伝える順番のことを指します。
 
 
①Why?(なぜ?)
 
↓↓↓
 
②How? (どうやって?)
 
↓↓↓
 
③What? (何を?)
 
 
この順番でメッセージを伝えることで、人は行動したくなる(アップル製品を使いたくなる)のです。
 
 
アップル(創業者スティーブ・ジョブズ氏)は、この伝え方がすごく上手でした。
 
 
ゴールデンサークルを使ってプレゼンを繰り返した結果、これほど多くの「アップル信者」を世界中に生み出した、というのがサイモンさんの分析です。
 
 
 

ゴールデン・サークルを使うとどうなるか?

多くの人(会社)は、プレゼンをするときに、つい逆の順番で伝えてしまいます。そして、大事な Why?を抜かしてしまいます。
 
 
①What? (何を?)
 
↓↓↓
 
②How? (どうやって?)
 
 
この順番で伝えられると、あまり心に響きません。
 
 
たとえばアップル製品をこの「ふつうの順番」で伝えると、こうなります。
 
  ↓↓↓
①What?
 
我が社はこのたび、すばらしい新型のコンピューターを開発しました。それがこれです!
 
 
②How?
 
美しいデザインでカンタンに使えて、持ち運びも便利です。
 
 
良かったら、1台いかがですか?
これを聞いても、「ふ~ん、でも俺は今使っているパソコンでいいや」となる人が多いのではないでしょうか。
 
 
実は多くのプレゼンや広告のメッセージは、この流れです。だからうんざりしてしまうのです。
 
 
アップルはこの順番を逆にして、最初にWhy?を付け加えています。こんな感じです。
 
    ↓↓↓
①Why?
 
私達がしていることはすべて、「世界を変える」という信念で行っています。
 
私達は、「みんな一緒の考え方」ではなく、「ひとりひとり違う考え方」にこそ、価値があると信じています。
 
これからの時代は、「クリエイティブな人たち」が、世界を変えるのです。
 
 
②How?
 
クリエイティブな人には「自分の考え方やアイデアを素早く形にする道具」が必要です。
 
その道具は、「世界を変える人」にふさわしいように、美しくデザインされて、使いやすく、毎日持ち歩きたくなるものでなくてはなりません。
 
 
③What?
 
その結果、こんなコンピューターが出来上がりました。
世界を変える人に使って欲しい一台です。
 
あなたも一度、使ってみませんか?
 
いかがでしょうか?最初のメッセージとはだいぶ違って聞こえませんか?
 
 
どっちが心が動くか?と聞かれたら、おそらくゴールデン・サークルの方ではないでしょうか?
 
 
このメッセージの伝え方によって、アップル(創業者のジョブズ氏)は、世界中の起業家やクリエイター達の心をわしづかみにしました。
 
 
「自分も世界を変える一員になりたい!」と思っている人は、みんなが使っているWindowsのパソコンを手放して、多少値段が高くてもアップルのコンピューターを使うという決断をしたのです。
 
 
むしろ値段が高い方が、「他との違い」を際立たせることができます。
 
 
日本でも「スタバでアップルのパソコンを開くと、ドヤ顔できる」という現象が起こりました。
 
 
さらに、アップルで働いている従業員も、自分たちの仕事に誇りを持って取り組めるようになりました。
 
 
(ちなみに僕は、まだアップルのコンピューターには手を出していませんが、このプレゼンに心が動かされました。)
 
 
ゴールデン・サークルの威力を知った僕は、自分の本にもこれを取り入れてみよう!と思いました。
 
 
・・・つづく。
 
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From  師範代Shinya(新村真也)

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8件のコメント

Amazonで予約注文しました。
TEDについて述べられていらっしゃったので、思い出して、今日大学の図書館から、「TEDトーク世界最高のプレゼン術」(9784105064914)と、「TED世界を魅了するプレゼンの極意」(9784797376357)を借りてきました。
読み終え次第、後日メールで感想をお伝えします!

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TEDについておっしゃられたので、思い出して、今日大学の図書館から、「TEDトーク世界最高のプレゼン術」(9784105064914)と、「TED世界を魅了するプレゼンの極意」(9784797376357)を借りてきました。
読み終え次第、後日メールで感想をお伝えします!

本のご予約、ありがとうございます!
出版記念セミナーでお会いできるのを楽しみにしています。

今日は 私は60歳を過ぎていますが英語学習に挑戦しています
去年念願の英検2級に合格しました 受かったら一区切り付け止めようと
思っていましたが不思議なもので受かったら欲が出ますね
師範代のYouTubeは今年の8月に知り拝聴しハイブリット英語学習を終え?
今は瞬間英作を受講中です
先月15年振りにTOEIC受けたのですが全然できなくてすごくショックでした
過去に2回受けてスコアは230と 445でした 
TOEICテストのスコアアップを頑張るのは私が目指す英語ではないような気がします
出版おめでとうございます 予約しました楽しみにしています

英検2級合格おめでとうございます!
たしかに、一度受かると欲が出ますよね。
動画セミナーも受講いただき、ありがとうございます。

TOEICは15年ぶりだったんですね。
TOEICはこの10年で2回大幅な改定がされているので、初期の頃とは別物になっています。

英検2級を取る力があれば、TOEIC対策をすれば600点台は出せると思いますが、それを目標にするかどうかは個人の価値観によると思います。
仕事で英語を使うのでなければ、TOEICよりも英検準一級を目指す方がやりがいがあると思います。

本を予約いただき、ありがとうございます。
今後ともよろしくお願いします。

私のような大学生でも、RyuさんやShinyaさんのような中高年の方でも、60以上の人生の大先輩でも、祖母と同年代の80代の方でも誰でもやることができるのが、英語という言語のいいところだと思います。
高校生の頃使用していたユメタンという単語帳に、「英語が外国語でなくなる。これが英語学習者の夢です。」と言っていたコメントが掲載されていて、それが未だに頭に残っています。
先日、Wikipediaの(日本)の項目に、「帰国子女など特殊な例を除き、英語に堪能な者は少ない。」とあったのを見かけました。いつかこの記述が「帰国子女に限らず、英語に堪能なものは多い。」という記述に変わるその日まで、私は英語に向き合い続けようと思います。

はじめまして、こんばんは。
今日、先生の本をKindleで買いました。
中学英文法の本は「カエル」でなければいけませんか?
「ひとつひとつわかりやすく。」というのを持っています。
文法用語にアレルギーはありません。

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