【観光地では味わえない雰囲気】

From  師範代Shinya(新村真也)

(※僕がカナダで一人旅していた頃の体験談です)

(→前回のつづき)

 

ジェフの実家の周りをひとりでぶらぶらしていた僕は、ついに大きな通りに出ました。

 

ジェフの家を出てから30分くらい歩いてきましたが、やっと人通りのある場所に出ました。

 

この辺一帯は、本当に「田舎町」という感じです。

 

ここはいったいどこなんだろう?

 

ジェフが一度僕に地名を教えてくれましたが、初めて聞く地名でした。

 

発音するのも難しかったので、もう忘れてしまいました。

 

広くて大きい道路の両脇には、大型ショッピングモールや個人商店ぽい建物がズラッと並んでいます。

 

僕はその大きな通りを歩きながら、あることに気づきました。

 

それは、このあたりに住んでいるのが白人ばかりだということです。

 

人種のサラダボール VS 人種のるつぼ

バンクーバーにいた頃は、色んな人種の人たちが同じ場所に住んでいました。

 

街を歩くと、アジア人やインド人、黒人、白人が入り交じって、いろんな人種のバラエティーが見られました。

 

白人はむしろ少数派でした。僕の感覚では、全体の20~30%が白人で、あとはアジア系のイメージです。

 

バンクーバーの学校の先生も、授業中にそれを自慢げに語っていました。

 

「カナダは、例えるなら『人種のサラダボール』だ。色んな人種がそれぞれ独立して生活している。

 

対して、アメリカは『人種のるつぼ(←金属を溶かすつぼ)』だ。色んな人種が溶け合って、ひとつの国を作っている。」

 

カナダのアメリカも、色んな人種がいることに変わりはありませんが、異人種に対するスタンスが違うそうです。

 

僕はアメリカに住んだことがないので肌感覚では分かりませんが、少なくともバンクーバーに住む人々が、それぞれの人種のルーツに基づいて独立した文化を守りながら生活していることは実感しました。

 

たとえば、バンクーバーでは、チャイナ服を着た人と、インドの衣装を着て頭にターバンを巻いた人と、ふつうの洋服を着た人が、みんなで同じバスに乗っていました。

 

その光景は、僕にとってはまるで「ハロウィンパーティー」でした!

 

でも、同じカナダでも、このジェフのホームタウンはまったく雰囲気が違います。

 

ジェフのホームタウンの雰囲気

ここの雰囲気は、アメリカっぽく見えました。アメリカ映画に出てくるシーンに似ているという意味です。

 

街を歩いている人のほとんどが白人で、建物も映画によく出てくるような大きなショッピングモールです。

 

映画との唯一の違いは、駐車場に止まっているクルマが「アメ車」ではないということです。

 

トヨタ、日産、ホンダ、と、日本車がズラーッと並んでいます。

 

(これだけ白人が多いということは、きっとバンクーバーとかの都会に比べると、人種差別もありそうだな・・・)

 

そんなことを思いながら、通りを歩いていました。

 

ただ、アジア人の僕が歩いていても、じろじろ見られるようなことはありません。

 

たぶん、外国人が日本の田舎町を歩く方が、住民の注目度はずっと高いと思います。

 

トロントへ出発

僕はひとりで2~3時間くらい街をぶらぶらしました。

目に入る建物や人がすべて新鮮で、あっという間でした。

 

あまり遠くまで来ると、迷子になって帰れなくなると思いましたが、カナダの道は基本まっすぐなので、同じ道を戻れば迷うことはありません。

 

それに、すべての建物が低くて見通しが良いので、曲がるときはちょっと目立つ色の屋根の家を目印にしておけば、すぐに戻ってこれます。

 

無事、ジェフの実家に戻ってきた頃には、ジェフと家族メンバー達も帰ってきていました。

 

ジェフ:「楽しめたかい?」

 

僕:「うん!楽しかったよ。何気ない光景がすごく刺激的に見える。」

 

ジェフ:「いいねぇ!それが旅の醍醐味だからね!」

 

僕:「この後どうするの?」

 

ジェフ:「もう全部終わったから、今からトロントに戻ろう!」

 

僕:「了解!」

 

そう言うと、僕らはジェフの家族にお礼を言いながら別れを告げて、クルマに乗り込みました。

 

短い時間でしたが、ここでの体験は最高でした!

 

都会や観光地では絶対に見れないものを見て、味わえない雰囲気を味わうことができました。

 

さようなら!そして、ありがとう!

 

僕とジェフはさっそく、トロントへ向けてクルマを発信しました。

 

・・・つづく。

 

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