【日本人同士で英語を話すことは学習効果があるのか?】

From  師範代Shinya(新村真也)

 

前回の記事では、東京の渋谷でほぼ毎日開催されている国際交流イベントに僕が参加したときの体験談をお伝えしました。

 

今回は日本人参加者が多かったので、日本人同士で英語を話す時間が多くありました。

 

その時、あることに改めて気づきました。

 

今日はその気づきをシェアします。

 

日本人同士で英会話

僕が英会話スクールに通い始めたばかりの28才の頃、ひとつの疑問がありました。

 

それは、

 

「英語を日本人同士で話すことに、学習効果があるのか?」

 

ということです。

 

なぜそう思ったのか?

 

僕が英語学習を始めたばかりの頃に通っていた英会話スクールでは、先生がネイティブと日本人の両方いました。

 

僕のクラスの担任の先生はアメリカ人女性でしたが、レッスン中に実際に会話をする相手は、クラスメイトの日本人がメインでした。

 

先生と直接話せる時間はわずかで、レッスン時間50分のうちの9割くらいは、クラスメイトを相手にしている感じです。

 

当時の僕は、

 

「英語を習うなら、先生はやっぱり英語圏の国出身のネイティブじゃなくっちゃ!」

 

と思っていました。

 

また、

 

「英会話をするなら、相手はやっぱり自分よりずっと英語力の高い人じゃなくっちゃ!」

 

と思っていました。

 

なので、日本人のクラスメイトと英語で話すことに学習効果があるのか?疑問に思っていました。

 

たしかに、老若男女混ざったクラスメイトとの会話自体はすごく楽しかったのですが、「英語学習効果」という点では、よく分からなかったのです。

 

最初の1年目の僕の目的は、英会話スクールでの「女性との出会い」だったので、学習効果はあまり気にしていませんでしたが、2年目からは「英語をもっと上達させたい!」という欲が出てきました。その頃から、

 

「日本人同士で低いレベルで英語を話していても、上達を望めないのでは?」

 

という疑問が強く沸き起こってきました。

 

また、日本人同士で英語で話しているのが何だか不自然に思えることもありました。

 

「日本語が通じないネイティブ相手だからこそ、英語を使って話す意味があるんじゃないのか?」

 

と思っていました。

 

なので、クラスの担任の先生がたまに出張で不在のときに日本人の先生が僕のクラスを担当すると、何となく不満を感じていました。

 

もちろん、クラス内では日本語禁止なので会話は英語オンリーになるのですが、日本人同士で英語を話していても、技術的にも精神的にも上達効果が少ないような気がしていたのです。

 

本当のところはどうなのか?

その答えを知るには、自分が英語力を高めて、ネイティブと対等に話せるようになってから、改めて日本人と英会話してみるしかありません。

 

そして、今は自分がTOEIC975点&英検1級レベルになったことで、その答えを知ることができました。

 

結論から言うと、相手が日本人であっても、英会話の練習効果に差はありません。

 

これに気づいたのは数年前ですが、先日の国際交流イベントで日本人同士で英会話しているときに、今まで以上にそれをハッキリと感じることができました。

 

脳波のデータを測るような科学的な証明はできませんが、僕の実感としては英会話をする相手が日本人だろうがネイティブだろうが、学習効果に大きな差はないです。

 

その理由をお伝えします。

 

英語はスポーツ

今までにも何度かお伝えしていますが、英語はスポーツです。

 

スポーツが上達する流れは、

 

①知識を仕入れる

②技術を磨く

③試合で使う

 

という3つのステップを通ります。そして、①~③をグルグルと回していくことで、上達していきます。

 

「英語を習うなら、先生はやっぱりネイティブじゃなくっちゃ!」

 

という考えは、

 

「サッカーを習うなら、先生はやっぱりブラジル人じゃなくっちゃ!」

 

と思うのと同じです。ブラジル人だからといって、サッカーを教えるのが上手だという保証はどこにもありません。

 

また、

 

「英会話の相手は、やっぱり英語力の高いネイティブじゃなくっちゃ!」

 

と思うのは、

 

「試合の相手は、やっぱりベッカムじゃなくっちゃ!」

 

と考えるのと似ています。

 

ベッカムが素人を相手に全力を出すわけがありませんよね。

 

自分のレベルが低ければ、相手がどんなに強かろうと、相手は自分に合わせた力しか出してきません。

 

だったら、自分と同じレベルの相手と戦うのとあまり変わらないわけです。

 

脳内回路の使い方は同じ

僕は、大手英会話スクールの講師になってから8年間、外国人のネイティブの同僚と一緒に働いてきました。

 

彼らとは、仕事でもプライベートでも一緒に過ごしました。

 

当然、会話は英語です。そんな生活を続ける中では、ネイティブと話すことが自分の中で日常になります。

 

英会話をするときは、2つのことを頭の中でやります。

 

①相手の話している英語の内容を聞き取る。

②自分の知っている英単語を並べて文章を作りながら話す。

 

この反応スピードが早くなればなるほど、あなたの「英語ペラペラ率」が上がります。

 

僕は、先日国際交流イベントで日本人を相手に英語で話しているときに、

 

「ネイティブを相手に話していた時の感覚とまったく同じ」

 

だということに気づきました。

 

脳内で使われている回路の部分がまったく同じだと気づいたのです。

 

日本人を相手にしているときにも、

 

①相手の話している英語の内容を聞き取る。

②自分の知っている英単語を並べて文章を作りながら話す。

 

という脳内の2つの回路の使い方に差はありません。

 

「そんなこと言ったって、相手の日本人の英語レベルが低かったらどうなるの?」

 

「レベルの低い人と英会話したって、何の役にも立たないんじゃない?」

 

そんな声が聞こえてきそうです。

 

もし、10年前の僕が聞いたら、きっとそういう反論をすると思います。

 

次回は、その疑問にお答えします。

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