【TOEIC本番に住む魔物】

From  師範代Shinya(新村真也)
 
※僕が英検1級に合格した後すぐにTOEICテストを受けたストーリーの続きです。
 
(→前回のつづき)
 
 
パート2のリスニングの5問目でいきなりつまずいた僕は、自分の心の中にいるもうひとりの「批判者の自分」に、ボロクソに非難されていました。
 
 
「何をやっているんだ!バカヤロー!!こんなカンタンな問題でつまずいているようじゃ、この先が思いやられるぞ!満点を取るためには、1問もミスしてはならない!こんな凡ミスは許されないんだ!」
 
 
という声がガンガン鳴り響いてきました。
 
今冷静に考えれば、この批判者の声は間違っています。TOEICは偏差値制なので、満点を取るために全問正解する必要はありません。特にリスニングでは、5問~8問くらい間違えても、満点の495点は出ます。
 
 
ただ、この時点では僕はそういった知識をしっかり仕入れていませんでした。なので、満点を取るためには、一問も落としてはならない!と思っていたのです。
 
 
そして、この批判者の声を信じてしまいました。
 
 
 

リズムが崩れる

僕の慌てっぷりは、相当なものでした。手に汗がじわっと出てきて、シャープペンがすべります。
 
 
頭の中が混乱した状態になりました。
 
 
ふと気がつくと、次の問題が始まっていました!!
 
 
ヤバい!!
 
 
完全に聞き逃しました。1問落としただけではなく、その次の問題も聞き逃したのです!!
 
 
「だぁーーー!!何をやっているんだ!!もう!!」
 
 
また心の中の批判者が大声で叫びました。
 
 
僕はパニックになりました。
 
 
「どうしよう?どうしよう??あぁ!!」
 
 
その後は、完全にリズムが崩れて、ガタガタになりました。
 
 
 

パート3も苦戦!

その後、なんとかリズムを立て直してから、パート3に入りました。
 
 
リスニングのパート3は、始まる前に、30秒くらいの「指示文」が流れます。その間に、問題を先読みしたり、一息ついて心を落ち着かせたりすることができます。
 
 
でも、今の僕には、この30秒間は地獄でした。
 
 
時間ができたせいで、ふっとさっきのミスが思い出されてきました。
 
 
そして、同僚の先生仲間や上司、生徒さんたちの顔が心に浮かんできました。
 
 
あぁ、みんな俺が今回TOEIC満点を取ることを期待しているだろうなぁ・・・それなのに・・・やっちまったなぁ・・・どうしよう?今回満点取れなかったら、めちゃくちゃカッコ悪いじゃないか!!
 
 
みんな、ガッカリするだろうなぁ・・・どんな表情をされるんだろう?
 
 
あぁ、英検1級ホルダーが、聞いてあきれるよ・・・
 
 
そんなことを考えているうちに、指示文は終わってしまいました。結局、問題文の先読みも心を落ち着けることもできないまま、パート3が始まりました。
 
 
「もう、忘れよう!今は目の前の問題に集中だ!」僕はそう決めて、耳をすませました。
 
 
ところが・・・
 
 
聞こえないのです!!パート3の最初は、毎回一番カンタンな内容です。問題文の先読みができなくても答えられるものが多いくらいです。
 
 
それなのに!!会話文が聞こえないのです!!
 
 
 

英語力がダウン!

僕はこの時、自分では気付いていなかったのですが、自分で自分を批判し過ぎたせいで、意思の力を短時間で使い果たしていました。
 
 
意思の力が落ちると、英語力も比例して落ちます。
 
 
そして、一度落ちた英語力を回復させるためには、時間がかかります。休む必要があるのです。
 
 
でも、TOEICに休憩時間はありません。容赦なく次々と問題が襲いかかってきます!!
 
 
僕はこの時、リスニング力がかなり落ちていました。会話文がだいぶ聞き取れなくなっていました。
 
 
パート4に入っても状況は変わらず、「全力を出しているにも関わらず正解が分からない」という屈辱を味わったまま、リスニングパートを終えました。
 
 
・・・つづく。
 
 
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