【都会の離れ島】

From  師範代Shinya(新村真也)

(※僕がカナダで一人旅していた頃の体験談です)

(→前回のつづき)

 

船を降りると、目の前に、ものすごい大自然がパーッ!と開けました。

 

うぉっ!デカい!・・・

 

ここはどうやら、島のようです。

 

島と言っても、イメージは「巨大な公園」みたいな感じです。

 

地面は芝生で覆われていて、木々が生い茂っています。

どこまでも続く歩道があって、おそらくこの島を一周できるような長さの歩道であることは、想像できます。

そしてとにかく、広い!

 

東京で言えば、「新宿御苑」のような雰囲気です。

 

おそらく、新宿御苑よりも面積は大きそうです。

 

そして何より、ここは四方を海に囲まれています。

 

さっきまでそびえ立っていた都会のビル群はまったく見えません。

 

まるで別世界です!南の島に来たような気分です。

 

あの都会から、船でわずか30分でこんな大自然にあふれる島に来れるとは・・・

 

なんて便利なんだ!!

 

若者の遊び

僕らはそこにあるフードコートで軽くランチを食べた後、島を歩き始めました。

 

とにかく広くて景色がいいので、歩くだけでもすごく気持ちいいです。

 

緑の木々と海の風景が、どこからでも見れます。

 

きっと、都会の人たちはみんな、週末になるとここで癒やされに来るんだなぁ・・・

 

と思いながら歩いていると、ジェフが言いました。

 

「そろそろ、ここら辺でやるか!」

 

ダンとメアリーがうなずきました。

 

ジェフはバッグをゴソゴソしながら何かを取り出しました。

 

ん?何だ??

 

ジェフのバッグの中から出てきたのは、丸くて平べったい、カラフルなアイテムでした。

 

フリスビーか?

 

色違いで4枚あります。

 

ジェフは僕に言いました。

 

「これは、今トロントの若者の間で流行っている遊びなんだ。これはフリスビーじゃないぜ。似てるけど素材がちょっと違う。ディスクゴルフっていうスポーツなんだ。」

 

ディスクゴルフ

ディスクゴルフ?初めて聞く名前ですが、なんとなく想像はできます。

 

僕:「その円盤を使ってやるゴルフのこと?」

 

ジェフ:「そうそう!シンヤはゴルフはやったことある?」

 

僕:「いや、ないよ。ルールもよく知らない。」

 

ジェフ:「OK!じゃあ、やりながら説明するよ。とりあえずこういうのは、習うより慣れろ!だからね。」

 

僕:「OK!じゃあ、やってみよう!」

 

ジェフが僕に円盤(ディスク)の中の一枚を渡しました。

 

フリスビーは堅いプラスチック製ですが、このディスクはゴムみたいで、けっこうフニャフニャしています。

僕:「けっこう柔らかいんだね。」

 

ジェフ:「そうそう!堅いと人に当たった時にケガしちゃうからさ。」

 

僕:「なるほど!安全性でね。」

 

ジェフ:「あと、柔らかい分、まっすぐ飛ばすのが難しいんだぜ!」

 

僕:「そうか!コントロールしづらいから、よりゲーム性が高いんだね。」

 

ジェフ:「そういうこと!まあ、これはガチの試合じゃないから、気軽に行こうぜ!1ラウンド目は練習ってことで。」

 

僕:「いいねぇ!そうしよう!」

 

島のゴール

ジェフがルールを説明しながら、島の中にあるゴールを指さしました。

 

よく見ると、島の中のいたるところに、同じ形をした不思議な物体があります。

 

太い棒が地面から生えていて、棒の上の方には鉄のチェーンで作られた丸い形のバスケット?みたいなものがあります。

 

どうやら、これがディスクゴルフ用のゴールみたいです。

 

このチェーン製のバスケットの中にディスクを入れたらゴール!だそうです。

 

 

ゲームスタート!

「よし!とりあえず、俺が最初に行くぜ!」

 

ジェフがみんなに向かって叫んだ後、思い切りディスクを投げました。

 

おぉーーーー!!

 

けっこうキレイに飛んでいきます。

 

かなり遠くまで飛びました。

 

とはいえ、この島は広いので、ゴールにはぜんぜん届きません。

 

この広さと開放感は、日本ではめったに見れないものです。

 

もし、新宿御苑の中でこれを投げたら、人が多すぎてぶつかってしまうでしょう。

 

でも、ここはすごく広いので、ぜんぜん大丈夫です。

 

さっき一気に船を降りた大勢のお客さんたちは、いったいどこに行ったんだろう?

 

みんなこの島内に散らばって見えなくなってしまいました。

 

 

シンプルなルール

メアリーとダンとジェフが、入れ替わり立ち替わり、僕にルールの説明をしてくれました。

 

こういうスポーツをしていると、全員とまんべんなく会話をする機会が生まれて良い感じです。

 

きっと、ゴルフもこんな感じなんだろうな・・・と思いながら、僕はコースを回りました。

 

ルールはとってもシンプルでした。

 

①島内のいたるところにあるゴールのうち、ひとつを決めて、みんなでそれを目指して、ディスクを投げます。

 

②ディスクが落ちた場所に移動して、そこからまた投げます。

 

③順番に何度か繰り返して、全員がゴールに自分のディスクを入れた時点で、1ラウンド終了です。

 

④そしたら次のゴールを目指して2ラウンド目に入ります。

 

⑤ディスクがゴールに入るまでの間に、「投げた回数が一番少ない人」が勝ちです。

 

ディスクゴルフをやりながら移動していると、自然と歩く距離が多くなるので、すごく良い運動になることに気づきました。

 

そして、他にもこの島内でディスクゴルフをやっている人たちはいるんでしょうが、「面積が広いので場所がカブらない」というのが、何よりも大きなメリットです。

 

広すぎて、僕ら以外の人たちの姿すら見えません。

 

僕は改めて、このカナダという土地のサイズ感に圧倒されました。

 

・・・つづく。

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