【YouTubeのライバル①】

 
from 師範代Shinya
 
 
もうすでにお気付きの方もいるかもしれませんが、ここ最近、僕のYouTubeチャンネルにアップしている動画を、別のところでも見れるようにする試みを始めました。
 
 
Vimeo(ビメオ)という動画サイトです。
 
 
僕のメール動画セミナーでは、前からVimeoを使っているので、受講生の方にはおなじみだと思います。
 
 
Vimeoは、YouTubeと同じような見た目と操作感です。
 
 
(Vimeoの機能は最初はYouTubeよりもだいぶシンプルなイメージがありましたが、最近はVimeoもYouTubeに近づけようと、ガンバっているようです)
 
 
 

実はYouTubeよりも歴史が長い

 
Vimeoは日本ではあまり知られていませんが、海外ではけっこう知名度が高いです。
 
 
実はVimeoは、YouTubeよりも先に生まれた動画プラットフォームです。
 
 
Vimeo = 2004年にスタート
 
YouTube = 2005年にスタート
 
 
Vimeoの方が、1年先輩です。
 
 
たぶんこの時期に、先見の明のある人達が、
 
 
「これからはTVの代わりにネット動画をみんなが見る時代がやってくる!」
 
 
と思って、動画サービスを立ち上げたんだと思います。
 
 

名前の由来

 
「Vimeo」という英単語を辞書で検索しても、意味は出来てきません。造語だからです。
 
 
名前の由来は、
 
 
Video (動画) + me (私)
 
 
だそうです。
 
 
私(me)が作る動画(video)をアップする場所
 
 
という意味を込めて、Vimeoと名付けたそうです。
 
(2つの英単語を1つの英単語にまとめる手法は、日本人にはちょっと分かりづらい気がします)
 
 
一方で、YouTubeの方の語源は、
 
 
You = あなた
 
Tube = チャンネル
 
 
という意味です。
 
 
「あなたのTVチャンネル」というメッセージが込められています。
 
すでにある英単語の組み合わせなので、YouTubeの方が、日本人には理解しやすいネーミングだと思います。
 
 
こうして見ると、Vimeoが名前の中に「me = 私」を採用しているのに対して、YouTubeが「you = あなた」を採用しているのは、正反対で面白いですね。
 
 
Vimeoは「動画投稿者側の視点」のネーミングです。
 
 
YouTubeは、「YouTubeのスタッフ側の視点」のネーミングです。
 
 
このネーミング通り、VimeoとYouTubeは仕組みや路線がまったく違います。
 
 
 

真逆の路線

 
1年違いで誕生したVimeoとYouTubeは、最初は似た雰囲気の動画プラットフォームでしたが、その後はまったく違う路線で進みました。
 
 
ビジネスモデル(収益の仕組み)が真逆なのです。
 
 
・YouTube = 動画に広告を入れたい人(企業)からお金をもらう仕組み
 
 
・Vimeo = 動画を作る人(投稿者側)からお金をもらう仕組み
 
 
という形です。
 
 
YouTube動画に直接お金を払うのは広告主の企業ですが、それは言い換えると「視聴者が『広告を見る時間』をお金に換えている」とも言えます。
 
 
 

YouTube=広告収入で利益を出すビジネス

 
YouTubeは「動画の中に広告を入れて、広告費で利益を出す」というビジネスモデルです。
 
 
(最近は広告が増えすぎて、動画が見づらくなってきている感がありますが・・・)
 
 
その広告費を動画クリエイターと分け合うことで、動画制作だけで生活できる人達が増えました。
 
 
そして、YouTubeで生活している人は「ユーチューバー」と呼ばれるようになりました。
 
 
一部のトップユーチューバーは年商何億円も稼いでいることで有名になり、子供達の「将来なりたい職業」のトップにランキングするようになりました。
 
 
ちなみに僕は、最初からYouTube動画に広告を入れる契約をしていないので、YouTubeからの広告収入はありません。
 
 
僕は自分の英語スクールを経営しているので、スクールの存在を知ってもらうためにYouTubeを始めました。
 
 
自分の動画の中で他社の広告を入れるより、自分のスクールの宣伝をする方が良いと思ったので、僕は自分のYouTube動画には広告は入れない選択をしてきました。
 
 

YouTubeの「全動画に広告入れるよ宣言」

 
でも、今年になってYouTubeが方針を変えて、
 
 
「広告契約をしていなくても、全部の動画に広告を入れる可能性がありますよ宣言」
 
 
をしました。
 
 
つまり、僕ら動画クリエイター側で「自分の広告を入れるか?入れないか?」を選ぶ権利がなくなったのです。
 
 
どうせ広告が入るなら、収益をもらった方がいいじゃん!
 
 
ということで、遅ればせながらパートナープログラムの契約を申し出たのですが、審査で落とされてしまいました・・・
 
 
ちなみに、就職の面接と同じように、落ちた理由は教えてもらえません。
 
 
「ダメな部分は教えられないけど、自分で考えて改善して、再チャレンジしてね」
 
 
というような趣旨の、あっさりした文章が送られてくるだけです。
 
 
僕は色々と考えて、BGMが入っている動画を削ったり、外で撮影している動画を削ったりして、再チャレンジしてみました。
 
 
でも、3回連続で審査に落ちました。
 
 
おそらく、「全動画に広告入れるルール」に変更になったのをきっかけに、審査の基準を高くしたのでは?と予測しています。
 
 
YouTube側としては、広告収益を全部自分のところに入れた方が良いので、わざわざパートナー契約するユーチューバーを増やす必要はないのでしょう。
 
 
僕は自分が審査に落ちた理由を教えてもらえないのに、何度もチャレンジするのは時間と労力のムダだと思ったので、広告契約はあきらめました。
 
 

ルール変更に振り回されがち

 
こんな感じで、YouTubeはルール変更が頻繁にあります。
 
 
僕ら動画クリエイター側は、YouTubeのルール変更に振り回される運命にあるのです。
 
 
 
一方で、Vimeoはまったく違います。
 
 
・・・つづく。
 
 
 
 
 

※「どれがいい?電子辞書の選び方」はこちら

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4件のコメント

僕の予想ですが、SHINYAさんが収益化の審査に落ちるのは、
概要欄に他サイトのリンクを貼りすぎているのが原因の一つとしてある気がします。

YouTube側からしてみれば、概要欄に個人ブログやアマゾンのリンクを貼られて、視聴者さんを他に飛ばされるのが嫌なんですよ。

なるほど!確かにそれも、原因の1つとしてありそうですね。

最近は概要欄のリンクの数を減らしましたが、過去の動画には、何十個ものリンクを貼っている動画もあるので、AIのチェックでマイナスポイントになっている可能性があります。

ありがとうございます。

Shinya先生、こんにちは。

いつもYouTube動画を本当にありがたく拝見しています。

私も他のやり直し英語系のチャンネルは数知れず見ていますが、Shinya先生ほど丁寧で分かりやすくて良心的なチャンネルはないと思っています。
他のYouTuberはどこかに必ず商売のにおいがするのですが(あるいは上から目線の自慢公開とも言えるようなサイトもあり)、Shinya先生のは一切そういう感じはないので、内容に集中して見られて私の中ではNo.1のチャンネルです。

初心者の私が言うのもなんですが、解説の質が一番高いと思います。
そして同時に使用されている機材も一番ではないかと思います。
画像もクリアで音声がすごくいいです。
他の動画を見た後にShinya先生の動画を拝見するときは必ず音量を下げないとならないくらいです。
動画を拝見するたびにいつもモチベーションが上がります。
先生のお話から揃えた本が数冊あります。
その中のDuo3.0なんて何年も先の本ですが、それを使うようになるのを夢見ていつも目につくところに置いています。

これからも動画を楽しみにしています。
どれもみんな興味があって役に立っています。
ここは半年くらい前からでしたが、これまでの動画は全て拝見したと思います。
そしていつかはShinya先生の講座を受けてみたいと思っています。

ありがとうございます。

Pecoさん、ありがとうございます!
そう言っていただけて、とっても嬉しいです!

実は最近、動画の画質や音質にこだわり過ぎて、

・自己満足の領域になってきてるのでは?

・誰も気づいていない部分でガンバっても、意味ないのでは?

と疑問がわき始めていました。

それが今、Pecoさんの言葉で報われた感じがします。

もちろん、動画の質は画質や音質よりも「何を言うか?」の方が大事なので、これからも英語学習者の背中を押す内容になるよう、考えながら作っていきたいと思います。

DUO3.0の本を目の付く場所に置いておくのは、とても良いアイデアだと思います。

きっとそう遠くない未来に、Pecoさんもこの本に手をつける日が来ると思います。

今後ともよろしくお願いします。

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