【英語脳のスイッチを「低電力モード」に切り替えたらどうなるか?】

 From  師範代Shinya(新村真也)
 
(※僕が英会話スクール講師に転職してからの体験談です)
 
(→前回のつづき)
 
僕が仕事の「丸一日英語漬け研修」の2回目に参加したときの話の続きです。
 
 
午前中にフルパワーを開放して、「スーパーサイヤ人状態」で発言しまくって目立った後、午後は英語脳のスイッチを切り替えて、「低電力モード」でどこまでいけるか試してみることにしました。
 
 
午前中ですべての「気」を使い果たしていた僕の英語力は、案の定、午後には大きく落ちてきました。
 
 
午前中にはネイティブのトレーナー講師の言っている指示やセリフが全部聞き取れていましたが、午後になると、とたんに聞き取れなくなってきました。
 
 
1回目の時には自分の急激な英語力の変化に焦りましたが、今の僕は落ち着いています。
 
 
やはり、事前にこうなることを予測していることで、パニックにならずに対処できます。
 
 

別人

 午後のアクティビティーも、午前と同じように進みました。 
 
①トレーナーのネイティブ講師がグループワークの指示を出す
 
 
②その指示に従って、ディスカッションする
 
 
③代表者が皆の前で発表する
 
 
という流れです。ちなみに、すべての会話は英語オンリーです。
 
 
さっそく、午後の一発目のアクティビティーが始まりました。
 
 
トレーナーの人が、英語で指示を出します。当然、僕は半分くらいしか聞き取れません。
 
 
(まあ、分からない部分は、グループ内の誰かに聞こう)
 
 
と思っていると・・・
 
 
僕の隣にいた日本人講師の人が、僕に日本語でささやきました。
 
 
「あの・・・すみません・・・今の指示が聞き取れなかったんですが、何をすればいいんですか?」
 
 
僕はすぐに答えました。
 
 
僕:「実は、僕も聞き取れてないんですよ(笑)一緒に聞いてみましょう!」
 
 
そう言って、僕の向かい側に座っている日本人講師の人に聞いてみました。
 
 
僕:「これから、何をやればいいんですか?」
 
 
すると、その人はニコッとして丁寧に日本語で教えてくれました。
 
 
その後も、指示があるごとに、僕はその日本人講師の人に「次は何をすればいいんですか?」と聞きました。
 
午前中はガンガン手を挙げて発言したり、前へ出て発表したりして、場をリードしているように見えた僕が、急にトレーナーの指示さえも理解できなくなっているのを見て、他の講師の人たちは驚いているようでした。
 
 
今の僕は、午前中とはまるで別人です。
 
 
でも、前回と違うのは、「その状況から無理に脱出しようとしていない」ということです。
 
 
焦ってもいないし、自分が他の講師の人たちからどう思われるかも気になりません。
 
 
僕は今、「実験君」なのです。
 
 
この作戦を実行したら何が起こるか?試している最中なのです。
 
 
 

ラクな後半

僕の思ったとおり、後半になると急に雰囲気が変わりました。
 
 
前半は「積極的な人がどんどん発言する」という空気でした。
 
 
でも、後半は、「前半で発言してない人がどんどん指名される」という流れになりました。
 
 
僕は午前中には戦闘力900オーバーのフルパワーで戦っていましたが、今の戦闘力は500以下に落ちています。(TOEIC換算)
 
 
もし今、指名されても戦えません。なので、後半は僕は「気」を消して、存在感をゼロにしていました。
 
 
思った通り、午前中の「ハッタリ作戦」が功を奏して、後半に僕が指名されることはありませんでした。
 
 
トレーナーの人も、周りの人たちも、みんな今の僕も「戦闘力900オーバーのスーパーサイヤ人」だと思い込んでいるようでした。
 
 
今の僕が実はスーパーサイヤ人ではなくなって、黒髪に戻っていることを知っているのは、同じグループ内にいる6人だけです。
 
 
 

作戦成功!

そのままの流れで、後半はまったく指名されずに、研修を終えることができました。
 
 
作戦がうまくいったのです!
 
 
僕は、積極的な社員であるという印象を残しつつ、気の消耗量を最小限に抑えて戦いを乗り切ることができました。
 
 
 

2つのタイプの日本人英語講師

今回の研修で、後半に「気」を消しながら周りを冷静に観察していたとき、気づいたことがありました。
 
 
それは、「日本人講師には2タイプいる」ということです。
 
 
この研修に来ている日本人講師は、ほとんどがTOEIC行く900点オーバーのスーパーサイヤ人です。
 
 
中には、TOEIC990点満点ホルダーの猛者もいます。
 
その中でも、
 
 
①1日中元気で積極的な先生
 
 
②後半になるとグッタリしてくる先生
 
 
の2種類がいることが分かりました。僕は明らかに②のタイプです。
 
 
①のタイプの先生たちと話してみると、高校生くらいまで海外に住んでいた「帰国子女タイプ」と、高校での3年間や大学での4年間を海外で過ごした「長期滞在型タイプ」がほとんどでした。
 
 
このタイプの人たちは、24時間英語漬けの環境で何年も過ごした経験があるので、「スーパーサイヤ人状態でいられる時間が長い」のが特徴です。
 
 
ある意味、スーパーサイヤ人状態が普通と言って良いかもしれません。セルを倒すための修行を積んだ孫悟空&孫悟飯のみたいです。
 
 
一方、僕は日本国内にながら、音読などの科学的なトレーニングで後天的に英語力を伸ばしたタイプです。
 
 
社会人として仕事をしながら、すきま時間で英語力を伸ばしてきたので、1日の英語学習時間は平均で1時間半、MAXでも2時間くらいです。
 
 
つまり、2時間以上英語を使い続ける経験を積んでいません。なので、スーパーサイヤ人でいられる時間もだいたいそのくらいになるのです。
 
 
この特性を知った上で、自分に合った戦い方をすれば、今回のように丸一日英語漬け研修でも、良い印象を与えながら乗り切れることに気づきました。
 
 
・・・つづく。
 
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From  師範代Shinya(新村真也)

英語の達人養成ジム 師範代)

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2件のコメント

ありがとうございます。とても参考になりました。
確かに第一印象で、ぶちかますのが効果的ですね。
私はウインドサーフィンをやって居て
時々浜名湖に外人がきます。
昨日イタリア人と話してをして気づいたのですが、
多分、彼もネイティブではなく、注意深く見ると
彼も英語の表現方法で悩んでいるのが分かったので、結果リラックスできました。
なので私が間違ってしゃべても、前ほどは気にならなくなりました。
要は通じれば良いのだと。
PS
最近動画を見てCORE1900を購入したのですが、
3月にバージョン5になったみたいです。
新たに購入予定はないですが、
色々と変更点、があるみたいです、
スラッシュがなくなったみたいです。
なので最新の1900に対しての意見が
聞ければうれしいです。
色々と適切なアドバイスありがとうございました。

藤田さん

ウィンドサーフィンをイタリア人とやるなんて、カッコいいですね!
たしかに、ネイティブじゃない者同士での会話は、お互いにミスしたり表現で悩んだりするからちょっと気楽ですよね。

コミュニケーションは、「通じれば良い!」と思います。

Core1900の新版、僕も本屋で見ました!!ビックリです!!
動画でレビューした直後に新版が出るとは・・・

せっかくオススメしたver.4が新品で買える期間も、そう長くなさそうです・・・

スラッシュがなくなったのは、大きな変更点ですね。
ここは、賛否両論ありそうです。

ちょうど今夜配信のYouTube動画で、Ver.5の最速レビュー動画をアップしますので、良かったらチェックしてみてください。

藤田友光 へ返信する コメントをキャンセル

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