from 師範代Shinya
先日、「3ます英語セミナー」をオンラインで開催しました。
今、すごく売れている英語テキスト
のメソッドをベースに、僕のこれまでの経験も盛り込みながら、ミックスしてお届けする体験型セミナーです。
著者の川﨑あゆみ先生は、第二言語習得論の専門家で、世界中で研究されている第二言語習得論を大学院で学び、その中から日本の英語学習者に役立つ部分だけを抽出して1冊の本にまとめました。
それが前作の「英語が日本語みたいに出てくる頭のつくり方」です。
この本は、発売してすぐに大ヒットになり、一時はアマゾンの在庫切れでしばらく買えない現象が起きたほどです。
前作は「英語の学び方」を解説した本で、今作の「3ます英語」は、「実践ワークブック」の形式になっています。
とても良く作り込まれた本なので、今回僕は、あゆみ先生の許可をいただいて、本のページのコピーをセミナー内で使わせていただきました。
自分の話す日本語に気づく
今回のセミナーのテーマは、「ふだん自分が話している日本語の特性に気づく」ことです。
英語を学ぶ時には、みんな「英語のことだけ」に集中しがちです。
・英文法はこういうルールがある。
・ネイティブは、こういう言い回しをする。
・英語を話す時には、英語だけで考えよう。
といった感じです。
でも、実際に僕たちが英会話をしている最中には、言いたいことは必ず日本語が先に頭に浮かんできます。
日本語を最初から打ち消そうというのは、さすがにムリがあります。
だったら、日本語が出てくる前提で、その日本語をどうやって英語に変換すればいいのか?
そもそも、僕たちは日本語を話す時に、どういう発想をしているのか?
そこに気づくためのワークを、セミナー内で行いました。
自分の頭の中に浮かぶ日本語を見える化して分析する
セミナー内では、セルフワークを多く取り入れました。
・お題を出して、Zoomのチャットボックスや、紙のノートに、ご自身がふだん話す口調で日本語を書いてもらいます。
・次に、日本語の特徴を解説します。僕たちが無意識で使っている日本語が、どういう発想でこの語順になっているのか?など、ふだん気づかない部分を深掘りしていきます。
・次に、英語の発想がどうなっているのか?を、テキストを使いながら深掘り解説していきます。
・日本語と英語の発想ポイントの違いが分かったら、次にさっき書いた日本語文を、英語の発想で「日本語で」書き直します。いきなり英語にしようとすると、ボキャや文法で詰まってしまうからです。この段階では、まずは発想の違いを意識するトレーニングをします。
・最後に、英語の発想で書き直された日本語をベースに、英語に変換していきます。すると、とても英語にしやすくなるのを実感できます。
・英単語も「知らないから詰まってしまう」のではなく、そこだけ日本語でもいいから当てはめてしゃべってみる、あるいは知っている英単語でうまく言えないか?を試してみることで、「話を止めない流ちょうさ」を意識するトレーイニングをします。
以上のステップで進めていきました。
皆さんがチャットボックスに書く文章を見て、僕はとても楽しくなったり、ホッコリしたり、上手な英語に驚いたり・・・その場でアウトプットしてもらうのは、やっぱり良いですね。
あゆみ先生ご本人が登場!
セミナーの後半15分では、サプライズであゆみ先生ご本人が登場し、皆さんの質問にその場で答えていただきました。
あゆみ先生は、先日のヤフーニュースにも大きく取り上げられて、講演にも引っ張りだこの大人気の先生です。
文科省が2030年に英語指導要領を改訂するにあたって、有識者を集めた委員会のメンバーとしても、あゆみ先生は選出されています。
そんなあゆみ先生ご本人と、受講生の方々が直接話す機会を作れたことは、僕にとっても嬉しいサプライズでした。
当日も、ギリギリまで顔を出せるかどうか分からない状況だったのですが、なんとか忙しい合間をぬって、顔を出していただけました。
受講生の方々からも、とても良い質問がたくさん出て、学びの多い時間になりました。
アーカイブ版もリリース
今回のセミナーは、アーカイブ版で受けていただくことができます。
セルフワークがメインなので、ノートとペンをご用意の上、ご受講ください。
これまで意識していなかった、僕たちが使っている日本語のメカニズムと、英語との違いが明かになります。
そして、違いが分かるようになると、意識が変わります。
意識が変わると、英語への見方も変わり、結果的に英語を話す時に英語的な発想ができるようになるのです。
2026年に、新しい「話せる実感」を得るための第一歩を、このセミナーで踏み出してみてください。
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受講者の声
最後に、このセミナーの受講者の方々の声の一部をシェアしますね。
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なごみさん
Shinya先生に教えていただいてすぐに「英語が日本語みたいに出てくる」と「3マス英語」を購入して、読み終わった日からwritingの練習プラスChatGPTの添削始めました。
以前よりもChatGPTが使いやすくなっていてびっくりして、はまりました。1日に最低20分2ヶ月練習してみて、4~5文の英文なら結構スラスラかけるようになりました。
そして添削される箇所も少なくなっています。注意点は面白くて時間がかかりすぎることです… そして今回のセミナーでシンヤ先生がじっくり詳しく解説してくれて、どんどんふに落ちた感覚です。
特に「自分の普段の日本語を英語化しやすいように変えていく」「受け身を封印する」「頻出英動詞7選を使いこなす」が目からウロコ!そしてwritingされた英文をspeakingする、ひとつの言い方をマスターしてからプラスしていく! これらを意識していけばwritingそしてspeakingのスピードアップがかないそうです。
今の私に必要なセミナーでした。シンヤ先生ありがとうございました。
Seijiさん
英語の構造を改めて学ぶ良い機会になりました。 特に文章の初めに主語をしっかり定めることの重要性が再認識できました。 また、一般動詞の基本7単語は、それぞれの単語で多種な意味を持っていて、 意味や性質を身につけることで、会話の幅をかなり広げられると感じました。
意味を1つ1つ覚える(記憶する)ことは難しいですが、コアイメージを理解することで、 記憶に頼るのではなく、実際に会話で使うことで、少しずつ身にしみこませることができたら良いなと思います。 ありがとうございました。
Isamuさん
良かったのが、普段の日本語を、特に主語を意識するようにと習ったことです。
確かに日本語は主語が無くても会話が成り立ってしまう言語なので、普段の会話では主語は余り意識していないです。でも、意識して日本語を書くと、わりと英文にし易い日本語になることに気付きました。
後、3ます英語の本の解説もはさんであり、こちらも興味深かったです。最後の方の質疑応答に合わせてか、川崎あゆみ先生御本人が登場して色々質問に答えてくれたのがとても良かったです。というか、びっくりサプライズでした。最後に、普段の英語学習に取り入れたいと思っています。勿論思うだけでなく実行します。
Hiromiさん
まずは自分の日本語を見直すというのは目から鱗でした。簡単そうに思えましたがワークをしてみるとそうでもなくShinya 先生のお手本がとても参考になりました。
前に「なるべく多くの単語を付け足して文を作ってみる」という方法を教わった事がありましたがまずその前にシンプルな文で型を身につける、7つの基本動詞を使いこなせるようにしたいと思いました。
ちょうどShinya 先生の瞬間英作文のコースも受け始めたので今日教わった事と相乗効果になるよう体系的に学んでいくよう励まされました。貴重なセミナーに感謝いたします。
yukikoさん
自分のスピーキング力が今回のセミナーを受けて上がっていることを確認できとても嬉しかったです。
そうなるとなぜ話せないのか?私の場合リスニング力が不足していることを再認識しました。 最後にあゆみ先生も参加されてのQ&A、とても参考になりました。ありがとうございました。
Tommyさん
3ます英語の書籍はもっているのですが、まだ取り組んでいませんでした。理由は今、自分がトレーニングしている分野が音読、発音、単語 、英会話と4つあるため、これ以上増やすことができなかったからです。
今回、セミナーで取り上げていただけたお陰で、内容が分かりました。習った事を英会話に取り入れたいと思います。書籍はお正月に読みたいと思います。 あゆみ先生にも、直接質問出来て嬉しかったです。
Akikoさん
基本動詞で話すことを毎日のルーティンにしようと思いました。
ロビーさん
have, take, get, make, give, do, wantの7つをものにすれば、英作文が楽になりそうです。
ecoさん
主語が大切、特に it の説明が学びになりました。意識していきます。
Nowさん
正直、今回はセミナーを受講をするか迷いました。理由は、今まで何度か日本語の英語の違いや、3ます英語に近い発想のセミナーを受講してきたので、もうその段階は卒業してもいいのでは、と思っていたからです。
しかし今回のセミナー中のワークを通して「日本語の運用能力」と「トレーニング方法」がカギなのだと気づきました。Shinya先生に教えていただいたトレーニング法とあゆみ先生にアドバイスいただいた「音声化(言ってみる)」の習慣化を目指します。
パンケーキさん
とても分かりやすかったです。日本語の特徴と英語にする際に意識するべきことがよくわかりました。セミナーの中では、説明を聞くばかりでなく、実際に自分について、日本語・英語で文を書いたり、口頭で練習したりと、ぼーっとする暇がなく、充実した2時間半でした。3マスの型が身につくように本を購入し練習したいです。どうもありがとうございました。
タカさん
普段日本語の主語を意識して話す事や、場面描写を分析した事が無く、 日本語・英語の特性の違いを知れ、リアルにネイティブに実験した結果の話など聞けて参加して良かったと思った。
シンヤ先生の説明もわかりやすく、本も買ったので、主語と語順が早く出るよう訓練をしようと思います。ありがとうございました。
(チャットGPTを上手く使えないのでプロンプト付きと後から動画もゆっくり見返せる所が嬉しいです。)
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From 師範代Shinya(新村真也)
(やり直し英語達成道場 師範代)
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