【2022年度:最新版】電子辞書のえらび方

(※2022年2月に情報更新)

※mybestの記事で取材協力・記事監修を行いました。mybest の電子辞書記事はここをクリック

・電子辞書はどのメーカーがいいんだろう?

・同じメーカーでも、種類がたくさんあって選べない・・・

・スマホの辞書アプリと何が違うんだろう?

そんな迷いを感じている人のために、この記事を書きました。
 
きっと、今のあなたにピッタリな一台が見つかります。
 
この記事では、2022年の新モデル発売後時点での「大人のやり直し英語にピッタリな電子辞書の選び方」をお伝えします。

【この記事のもくじ】

※クリックすると、そのトピックの先頭にジャンプできます。

①電子辞書をえらぶ時の3つの比較ポイント

②メーカーの違い:カシオ VS シャープ

③乾電池式 VS 充電式

④メーカーが同じなら、本体の作りはすべて同じ

⑤スマホの辞書アプリ VS 電子辞書

⑥電子辞書えらびで一番大切なもの

⑦大人の英語学習者向けオススメ辞書コンテンツ7冊

⑧コスパ重視派の人向けオススメ機種

⑨バランス重視派の人向けオススメ機種

⑩モチベーション重視の人向けオススメ機種

⑪コスパ&使いやすさの両方を重視する人向けオススメ機種

⑫【番外編】使い続けられるか自信がない人向けオススメ機種

⑬自分へのご褒美に

 

電子辞書をえらぶ時の3つの比較ポイント

電子辞書を選ぶときには、3つの比較ポイントを意識してみてください。
 
①メーカーの好み(カシオ or シャープ)
 
②本体の好み(本体の画面、操作性、色など)
 
③辞書の好み(自分がよく使う辞書やテキスト)
 
この3つを意識しながら検討することが、後悔しない電子辞書選びのコツです。
 
この3つのうち、①のメーカーの好みは、あなたがすでに電子辞書を使っている場合のみ、検討材料になります。
 
使い慣れた電子辞書と同じメーカー製品は、新型でもすぐに操作に慣れることが多いです。
 
でも、もしあなたが初めての電子辞書1台目を買う場合は、メーカーの違いはあまり意識しなくても大丈夫です。
 
ただ、メーカーによってターゲット年齢層や方向性などは少し違います。
 
まずは、メーカーの違いを解説します。
 

メーカーの違い:カシオ VS シャープ

2022年現在の電子辞書業界は、カシオとシャープの2社のみが生産&販売しています。
 
カシオとシャープの違いは、こんな感じです。
↓↓↓
 

カシオのEX-wordシリーズ

・電源方式=単三電池2本
 
・ターゲット層=小学生~大人の専門職の人まで、幅広く
 
・最上位機種はプロ用(翻訳家向け)
 
・方向性=高品質な製品を長く使い込みたい人向け
 
※医学や理化学などの専門職向けのモデルもあり。
 
※今年2022年の新型は、高校生モデルのみ発売
 

シャープのBrainシリーズ

・電源方式=充電式(マイクロUSB)
 
・ターゲット層=学生メイン
 
・最上位機種は高校生用(英語強化モデル)
 
・方向性=コスパ重視で気軽に持ち歩きたい人向け
 
※今年も全機種で新型を発売
 
この中で特に使い勝手に影響するのが、電池式か?充電式か?の違いです。
 
この違いで、カシオかシャープかを決める人も多いです。
 

乾電池式 VS 充電式

乾電池式のメリット

①乾電池がなくなったら新しいものに交換すれば、すぐに完全復活できる。
 
②乾電池はコンビニでも手に入るので、出先で困らない。
 
③本体の寿命が長い=何十年使っても、稼働時間が短くなることはない。
 
時間が勝負のプロの通訳や翻訳の現場では、乾電池式は安心&安定して使えることで評価が高いです。
 

乾電池式のデメリット

①電池交換の作業が面倒。
 
②使い切った乾電池を捨てるのが面倒(エネループなら再利用可能)。
 
③外出時に電池残量が少なめの時は、念のため予備の乾電池も持ち歩かなければならない。
 
これらのデメリットは、カジュアルな使い方をする人にとってはマイナスになると思います。
 
 
カシオはプロが長く使うためのモデルも作っているので、あえて時代の流れに逆行して乾電池式を採用し続けているのかもしれません。
 
 
とはいえ、電池持ちは130時間もあるので、そんなに頻繁に替える必要はありません。
 
 
一方でシャープが採用している充電式にも、メリット&デメリットがあります。

充電式のメリット

・スマホ世代の若い人にとっては、充電式の方が慣れていて使いやすい。
 
・マメに充電すれば、常にフル充電状態で使い続けられる。
 
・モバイルバッテリーを持ち歩く人なら、スマホなどと一緒に出先で充電できる。
 
学生や大人の英語学習者がカジュアルに使う分には、充電式はとてもメリットが大きいです。
 

充電式のデメリット

・長年使うと内臓バッテリーが劣化して、本体の稼働時間が短くなる。(バッテリーの寿命=本体の寿命)
 
・充電を忘れてバッテリーを使い切ってしまった時には、すぐに使えるようになるまでにしばらく充電時間を待つ必要がある。
 
・冬の寒い時期には、バッテリーの持ちが悪くなる。
 
万が一の故障や不具合が許されないプロの現場では、充電式は敬遠されるかもしれません。
 
とはいえ、そんな環境で電子辞書を使う人は少数派でしょう。
 
普段の英語学習に使う分には、特に何の不便もありません。

メーカーが同じなら、本体の作りはすべて同じ

電子辞書は、メーカーが同じなら、機種が違っても本体の作りはすべて同じです。(超小型の特殊モデルを除く)
 
違いは、色の違いや中身の収録辞書の違いだけです。
 
まずは、「カシオ製の本体とシャープ製の本体の違い」を知ることが大事です。
 
 

カシオは見やすさにこだわった本体の作り

カシオのEX-wordシリーズは、全体的に本体の各パーツの品質が高めな印象です。
 
液晶画面も見やすく、文字のフォント表示にもこだわっています。
 
「UDフォント」と呼ばれる、液晶画面で見やすいフォントを採用しています。
 
ハード面の品質にこだわっている分、価格も高めになっています。
 
※補足情報:今年2022年のカシオは、高校生向けの機種のみ新型が出ました。去年2021年は、小学生モデルのみ更新しました。つまり、その他の大人用モデルは2020年の発売以来、モデルチェンジしていません。そのため、今は価格が落ちてきています。
 
 

シャープは使い方のバリエーションが豊か

シャープのBrainシリーズは、2種類の使い方ができます。
 
・ノートパソコンのように開いて、キーボードで打ち込むスタイル
 
・画面をクルッと反転させて、スマホのようにタテ持ち&片手操作するスタイル
 
 
どちらもできるようなデザインになっています。
 
さらに、全体の価格設定が低めでコスパも良いです。
 
ただ、本体パーツでコストカットをしている分、カシオに比べると液晶画面の見やすさは若干劣る印象があります。
 
 
 

スマホの辞書アプリ VS 電子辞書

最近は、スマホ辞書アプリを使う人も増えてきました。
 
僕もジーニアスの英和&和英辞書アプリをiPadに入れて愛用しています。
 
辞書アプリはとても使いやすいです。
 
とはいえ、まだまだ電子辞書ならではのメリットもあります。
 
アプリにはない、電子辞書のメリットは大きく3つあります。
 

メリット①辞書一冊あたりのコスパが良い

辞書アプリは、値段がピンキリです。
 
無料や数百円程度のものもありますが、やはりジーニアスやリーダーズなどの歴史のある辞書の使いやすさには適いません。
 
 
もし、ジーニアスやリーダーズなどの本格辞書アプリを買ってスマホやタブレットに入れた場合、価格は3,000円~1万円程度が相場です。
 
 
一方で、電子辞書に入っている辞書はすべて、ジーニアスやリーダーズなどの本格辞書です。
 
それでいながら、電子辞書は安いです。
 
たとえば、僕が持っているシャープのBrainの辞書(高校生モデル英語強化版)は、買った時の価格が約3万円でした。
 
 
そして、収録辞書は280冊も入っています。
 
1冊あたり107円の計算になります。
 
安すぎです!
 
もちろん、280冊の辞書をフル活用することはありません。
 
実際にふだん使う辞書は、10冊以下に絞られてくるでしょう。
 
それでも、3万円÷10冊=1冊あたり3,000円の計算になります。
 
辞書アプリの最安値の平均単価で、有名な本格辞書が手に入るのです。
 
しかも、電子辞書は本体価格も含んでこの値段です。
 
コスパで言えば、圧倒的に良いです。
 
 

メリット②集中して学習できる

スマホ画面には、メール、ゲーム、SNS、電話着信、ネットニュース記事など、数々の誘惑がうずまいています。
 
 
でも、電子辞書にはこういった誘惑が一切ありません。
 
さらに、スマホと違って電池の消費がとても少ないです。(一度電池交換 or フル充電したら、130時間は持ちます)
 
集中して英語学習できる環境が整っているのです。
 
 

メリット③モチベーションが上がる

英語学習のためだけの道具である電子辞書は、使うだけでモチベーションが上がります。
 
僕は自分の手持ちのカシオの電子辞書のプロフェッショナルモデルの画面を開くたびに、脳内スイッチが英語学習モードに切り替わるのを感じます。
 
「専用の道具を使うこと」自体が、モチベーションアップに役立ちます。
 
 
以上3点から、今でも電子辞書を使うメリットはあると感じます。
 

電子辞書えらびで一番大切なもの

電子辞書を選ぶときに一番大切なジャッジ基準は、「収録辞書」です。
 
カシオとシャープの電子辞書パンフレットをめくってみると、本体の作りは同じですが、値段が違います。
 
その値段の違いは、「収録されている辞書の数と種類」から来ています。
 
まず収録辞書が「大人のやり直し英語」に向いているモデルかどうか?をジャッジするのが第一ステップです。
 

宝の持ち腐れにならないために

僕は今まで、たくさんの英語学習者の方の「電子辞書選び」までをお手伝いしてきました。
 
 
僕がアドバイスする前に電気屋に行って、「店員さんに勧められたんで、これ買いました!」という方には、後日その電子辞書を持ってきてもらい、中身の辞書の種類をチェックさせてもらいました。
 
 
その結果、わかったこと。
 
 
それは、「宝の持ち腐れ」になっているケースが多い、ということです。
 
 
・店員さんに勧められて高いモデルを買ったものの、その後は収録辞書をぜんぜん使いこなせてないパターン。
 
 
・逆に、せっかく高い英語力を持っているのに、「予算がないから」という理由で、今の英語力をさらに伸ばすには役不足な辞書しか入っていないモデルを買ってしまうパターン。
 
 
どちらのパターンも、「もったいない!」です。
 
 
電子辞書は、決して安い買い物ではありません。
 
 
せっかく投資したお金を無駄にしないためにも、最大限活用できるモデルを慎重に選んで欲しいと思っています。
 
 
そこで、今日はあなたの英語レベルに応じた電子辞書の中身のコンテンツの選び方のコツをお伝えします。
 

大人の英語学習者向けオススメ辞書コンテンツ7冊

僕が今まで電子辞書を16年間使い続けてきた中で、最も使用頻度の高い7冊をご紹介します。
 
 
ここで紹介する辞書は、電子辞書に入っているものです。(電子辞書の機種によって入っている辞書の数は違います)
 
 
電子辞書えらびの参考にしてみてください。
 
(※画像をクリックすると、各辞書の紙の本バージョンのアマゾン販売リンクに飛びます)
 
 

①ジーニアス英和辞典(初級~中級者向け)

【おすすめポイント】
 
・収録語数は必要十分(10万5,000語)
 
・解説が分かりやすい
 

・レイアウトが見やすい

②ジーニアス和英辞典(初級~中級者向け)

【おすすめポイント】

・日本語の収録語が豊富(8万3,000語)
 
・魑魅魍魎、四面楚歌、和洋折衷などの日本的な表現も、英語版の表現を調べられる
 
・レイアウトが見やすい

③ロングマン現代英英辞典(中級者向け)

【おすすめポイント】
 

・英文の説明がシンプルで分かりやすい
(説明文が約2,000語レベルで書かれている)

・初めて英英辞典デビューする人にピッタリ

・収録語数が多い(23万語)

④オックスフォード現代英英辞典(中級者向け)

【おすすめポイント】
 

・ロングマンより少し難しめだが、説明文はシンプルで分かりやすい
(説明文は3,000語レベルで書かれている)

・収録語数はロングマンと同じ約23万語

・使い勝手はロングマンとそんなに大きな違いは無し

⑤ジーニアス英和大辞典(上級者向け)

【おすすめポイント】

・収録語数が多い(25万5,000語)

・語源※が載っている

・レイアウトが見やすい

※語源について

例えば、promote (昇進させる)という英単語を覚えるとき、日本語訳を丸暗記するのではなく、

 
pro (前へ)
 
mote (動かす)
 
 
前へ動かす=社員を昇進させる
 
 
という風に覚える学習法。

 

⑥オックスフォード新英英辞典(上級者向け)

【おすすめポイント】

・語源が載っているので、ジーニアスの英和大辞典と併用すると便利

 

・現代英英辞典より例文が難しめで、手ごたえアリ

・収録語数が大辞典以上に多い(約35万語)

⑦新和英大辞典(初級~上級者向け)

【おすすめポイント】

・圧倒的な収録語数(25万語)

・同じ日本語でも、英訳がまったく違う例が豊富

例:日本語の「なめる」の意味は、舌でなめる、経験する(辛酸をなめる、等)、侮る(俺をなめやがって!等)というように、色々な意味がある。各意味に合わせたパターンの英訳が載っている。

・フル例文が多い(単に単語だけではなく、文章の中でどう使うか?まで解説されていて実戦的)

2022年追加:コンパスローズ英和辞典

※シャープのBrainの新型2022年高校生モデルから新しく加わった辞書です。

【おすすめポイント】

・ネイティブのイメージで学べる、珍しい辞書

・豊富なイラストで、英単語のイメージを目で確認できる

・大西泰斗先生&ポールマクベイ先生の書いた辞書

※この辞書は、僕はまだ使ったことはありませんが、シャープのBrainの新型を売り場で触ったときに、数ページ読んで中身を確認しました。他の辞書にはない解説が載っていて、新しい発見がたくさんできる辞書です。

 

以上7冊+新辞書1冊が、僕がオススメする電子辞書のコンテンツ辞書です。

もちろん、これ以外にもリーダーズなどの人気辞書もありますが、今回はあくまで僕が個人的によく使っている辞書を紹介しました。

もしあなたが普段から使っているお気に入り辞書がある場合は、それも含めて調べてみてください。

収録辞書の一覧表は、カタログの一番最後のページにあります。

カタログは、電子版をネット上で見ることができます。

(検索キーワード例:カシオ電子辞書 2022年 カタログ)

ちなみに、この7冊を紙の本でそろえた場合、トータル金額は10万円を超えます。

電子辞書は、一番高いカシオのプロフェッショナルモデルでも5万円前後です。

やはり電子辞書のコスパは良いと思います。

この先のオススメモデルは、これらの7冊の辞書+資格試験に役立つ過去問やも問題集+英単語帳が入っているかどうか?を中心にお伝えしていきます。

2022年の時点で僕が最もオススメな辞書は、以下の4モデルです。

↓↓↓↓

コスパ重視派の人向けオススメ機種

PW-S1(高校生英語強化モデル2021年度版)

シャープ PW-S1-K カラー電子辞書 Brain 英語強化 高校生モデル ネイビー系

(↑クリックすると、アマゾン販売リンクに行けます)

シャープのBrainは、最上位モデルの高校生英語強化型が一番オススメです。

今年出たばかりのモデルは、新しい辞書(コンパスローズ英和辞典)が加わっていて魅力的ですが、コスパという点で言うと、圧倒的に去年モデルの方が良いです。

英語系辞書が充実していて、なおかつ予算も低く抑えられるモデルがいい!という場合は、去年の高校生英語強化モデルが最もオススメになります。

収録辞書(※横線は収録なし)

①ジーニアス英和大辞典
②ジーニアス英和辞典
③ジーニアス和英辞典
④新和英大辞典
⑤ロングマン現代英英辞典
⑥オックスフォード新英英辞典
⑦オックスフォード現代英英辞典

収録テキスト資格試験用(※横線は収録なし)

①英検過去問全級
②英検7日間ドリル3~1級
③TOEIC公式問題集
④TOEIC 至高の模試600問
⑤キクタン英検3~2級
⑥キクタンTOEIC600~990

バランス重視派の人向けオススメ機種

カシオXD-SX9800(英語モデル)

カシオ計算機 XD-SX9800WE 電子辞書 EX-word XD-SX9800 (200コンテンツ/英語モデル/ホワイト)

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カシオのこだわりの「画面の見やすさ」と、収録辞書の充実度、そして価格。

この3つの総合バランスが最も良いのが、カシオのEX-wordの英語モデルです。

これは語学を専門にする「外国語モデル」の中の英語モデルになります。

上記のオススメ辞書7冊はすべて入っています。

ただし、資格試験用のテキストは、英検はありません。

ちなみに僕は、このモデルの旧型で、白黒液晶だった頃のモデルを使って、英検1級に合格できました。(英検1級の過去問は、紙バージョンを買いました)

※この英語モデルは2020年の発売以来、モデルチェンジしていません。そのため、今は価格が落ちてきているので、狙い目です。

収録辞書(すべて収録)

①ジーニアス英和大辞典
②ジーニアス英和辞典
③ジーニアス和英辞典
④新和英大辞典
⑤ロングマン現代英英辞典
⑥オックスフォード新英英辞典
⑦オックスフォード現代英英辞典

収録テキスト資格試験用(※横線は収録なし)

①英検過去問全級
②英検7日間ドリル3~1級
③TOEIC公式問題集
④TOEIC 至高の模試600問
⑤キクタン英検3~2級
⑥キクタンTOEIC600~990

モチベーション重視の人向けオススメ機種

カシオEX-word XD-SX20000(プロフェッショナル用モデル)

カシオ計算機 XD-SX20000 電子辞書 EX-word XD-SX20000 (200コンテンツ/プロフェッショナルモデル)

(↑クリックすると、アマゾンの販売ページに行けます)

カシオの最上位機種、プロフェッショナル用モデルは、名実ともに「世界一の電子辞書」です。

同時通訳の世界で最前線で活躍し続けている長井鞠子先生も、愛用しているモデルです。

僕が今、愛用しているのも、このプロフェッショナルモデルの旧型です。(電子辞書がカラー液晶になり始めてしばらくたった頃のモデルです)

このプロフェッショナルモデルを使うメリットは、「モチベーションが上がること」です。

・英語のプロが使う電子辞書を使っている、という高揚感があります。

・これを買った以上は、このモデルのオーナーとしてふさわしい英語力を手に入れるぞ!という気合いが入ります。

・重厚な配色で、所有欲が満たされます。

・調べて出て来ない英単語がないぐらい、マニアックな英単語も収録されています。

・満足感が長年続くので、結果的に長く使い続けることになります。下位グレードの電子辞書を1~2年おきに新型に買い換えるよりも、最上位モデルを10年間使い続ける方が、1年あたりのコスパは良いです。

以上が、実際に使ってみた感想です。

2020年発売当初はかなり高価でしたが、その後モデルチェンジはなく、今は価格が下がってきています。

これを一台持っておけば、10年以上使い続けても不足はないでしょう。

おそらく、この先どんなに自分の英語力を上げても、このプロフェッショナルモデルのポテンシャルを超えられる気がしません。

使いこむほどに愛着がわくので、英語学習モチベーションを保つのに役立ちます。

収録辞書(※すべて収録)

①ジーニアス英和大辞典
②ジーニアス英和辞典
③ジーニアス和英辞典
④新和英大辞典
⑤ロングマン現代英英辞典
⑥オックスフォード新英英辞典
⑦オックスフォード現代英英辞典

※資格試験用のテキストは収録なし

コスパ&使いやすさの両方を重視する人向けオススメ機種

カシオEX-word XD-SX4900 (高校生用英語強化モデルの去年版)

カシオ計算機 XD-SX4900BK 電子辞書 EX-word XD-SX4900 (240コンテンツ/高校生英語強化モデル/ブラック)

(↑クリックすると、アマゾンの販売ページに行けます)

2022年にモデルチェンジしたおかげで、去年モデル(発売は2020年)の価格がさらに下がりました。

ジーニアス英和大辞典や、新和英大辞典などの骨太なコンテンツはありませんが、初中級者のニーズには十分に応えてくれるモデルです。

「まずは最初の1台をお試しで使いたい」という場合は、コスパの良いこのモデルがオススメです。

収録辞書(※横線は収録なし)

①ジーニアス英和大辞典
②ジーニアス英和辞典
③ジーニアス和英辞典
④新和英大辞典
⑤ロングマン現代英英辞典
⑥オックスフォード新英英辞典
⑦オックスフォード現代英英辞典

収録テキスト資格試験用(※横線は収録なし)

①英検過去問全級
②英検7日間ドリル3~1級
③TOEIC公式問題集
④TOEIC 至高の模試600問
⑤キクタン英検3~2級
⑥キクタンTOEIC600~990

以上の4機種が、僕が2022年にオススメする電子辞書トップ4です。

カシオとシャープには操作性の違いがあるので、最終判断する前に、電器屋さんの売り場で実際に触ってみることをオススメします。

【番外編】使い続けられるか自信がない人向けオススメ機種

シャープBrain PW-AA2-W (生活教養モデル)

シャープ 電子辞書 Brain 生活・教養モデル 150コンテンツ収録 ホワイト系 2019年秋モデル PW-AA2-W

(↑クリックすると、アマゾンの販売ページへ行けます)

もしあなたが今、英語初心者レベルで、

「電子辞書を始めて買うけど、果たして自分がちゃんと使い続けられるかどうか不安・・・」

という場合は、英語モデルではなく、一番安いエントリー用の生活教養モデルから始めるのもアリです。

僕も一番最初は、このタイプの電子辞書から始めました。

安いとはいえ、ジーニアス英和&和英辞典などの基本的な辞書は入っています。(英英は入っていません)

万が一、電子辞書が生活に定着しなかった場合、エントリーモデルならお金の損失は最低限に抑えられます。

ただ、「英語系辞書1冊あたりのコスパ」という点で言うと、逆にコスパは悪くなる傾向があります。(英語系とは関係ない辞書の比率が多いためです)

収録辞書(※横線は収録なし)

①ジーニアス英和大辞典
②ジーニアス英和辞典
③ジーニアス和英辞典
④新和英大辞典
⑤ロングマン現代英英辞典
⑥オックスフォード新英英辞典
⑦オックスフォード現代英英辞典

※資格系のテキストは収録なし

こういったエントリーモデルに入っている辞書は、あなたの英語力が上がるにつれて役不足になってくるでしょう。

そのタイミングで買い替えるのも良いかもしれません。

僕も家庭用モデルを買ってから1年後に、ひとつ上のレベルのものに買い換えました。

そして、さらにレベルが上がってもう一台、そして今は、4代目を使っています。

ただし、もしあなたが「1台を長く使いたい」と考えている場合は、先行投資として、上でご紹介した英語強化モデルを現時点で買っておくのがオススメです。

自分へのご褒美に

「TOEICの目標点数○○点を突破したら、自分へのご褒美に、電子辞書をアップグレードして買い換える!」

といった感じでメリハリをつけていくのもいいかもしれませんね。

そのたびに、新たな気持ちで英語学習に向かえると思います。

僕も今の電子辞書(EX-word)は4代目ですが、買い換えるたびに、気持ちを新たにモチベーションアップしていました。


※電子辞書をフル活用した英単語学習方法はこちら

電子辞書は、スマホアプリやネット検索とは違う便利さがあります。

「英語学習以外の作業ができない、専門機」

というのが、電子辞書の最大のメリットです。

また、収録されている辞書や問題集などの総コストを考えると、電子辞書の本体価格をはるかに上回ります。

ぜひ、あなたにピッタリの一台を見つけてみてください。

動画でのレビューを詳しく見たい場合はこちら

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From  師範代 Shinya (新村真也)
(
英語の達人養成ジム 師範代)

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