【⑦英文の見え方が、以前とは全然違う感覚に!】

(→前回の続き)

イメージ英文法を知る前の僕にとって、英文を読むのは「パズルを解くような感覚」でした。

英文を後ろから日本語に訳しながら、1つ1つのパーツに意味を当てはめていくような感じです。

パズル式の見方には、問題が2つありました。

①リスニングの最中に、英語を英語の語順のまま理解できない。途中で意味を見失う。

②話す時に、自分の言葉でゼロから英語を話せる感覚がない。結局、毎回「フレーズ丸ごと暗記」に頼ってしまい、呪文のように全文を唱えることしかできない。

ところが、イメージ英文法の勉強を始めたことで、自分の中で英語への視点が変わっていきました。

日本語訳で考えるのをやめたことで、ネイティブと同じように、英語を英語の語順のまま理解する視点に切り替わったのです。

たとえば、「will = 100%」 というシンプルな図式だけ知っておけば、いちいち正しい日本語訳を考えなくて済みます。

He will ~

と聞いた瞬間に、「あっ!彼が100%~するんだな(話し手がそう信じてるんだな)」と思うだけで、終わりです。

後は、~以降の部分に、意識を集中させて聞き続けるだけです。

正しい日本語訳、しっくり来る日本語訳を手放したことで、僕の中で英語がすごくシンプルに見えるようになりました。

この「視点の転換」が、僕の中での英語に対するハードルの高さを一気に下げてくれたのです。

音読で使う英文も、すべてイメージ英文法で見ていく

イメージ英文法に加えて、僕がもう1つの柱として行ったトレーニングが、音読です。

「正しい文法で書かれた英文を、声に出して読み上げる」だけの、シンプルなトレーニング法です。

これは、スポーツで言えば「正しいフォームで素振りを繰り返す」作業になります。

僕が高校時代にハマっていた武道に例えれば、

・剣道の素振り

・空手の型

に近い練習が、音読です。

音読は、英文を声に出して読み上げるという、シンプルなトレーニング法ですが、めちゃくちゃ効果が高いです。

読み上げる文章の長さやレベルを調整することによって、

①ボキャ

②文法

③発音

④英単語

⑤リスニング

を同時に伸ばせる、まさに一石五鳥のトレーニングになります。

僕はこれまで何度かお伝えしてきた通り、暗記系の勉強がすごく苦手です。

そのため、受験生がよくやっている短冊(オモテ面に英単語、ウラ面に日本語訳)を使う勉強法は、自分に合わないのが目に見えていました。

何とか暗記以外の方法で、ボキャを増やしたいと思っていました。

その解決策が、文脈の中で覚える音読トレーニングだったのです。

僕がやった音読トレーニング手法は、こうです。
↓↓↓

①自分が興味が持てる内容の英文を選ぶ

②まずは予習なしで通しのリスニング(理解度20%以下)

③英文を、イメージ英文法の視点で精読する

④精読した英文を、ネイティブの気持ちになって音読

⑤同じ英文を毎日繰り返し声に出しながら、1週間続ける

⑥仕上げに、もう一度通しでリスニング(たいていは理解度100%)

⑦休みを1日作る。英語から完全に離れて、脳をリフレッシュ。

⑧新しい英文に入って、また①~⑥を繰り返す。

という流れです。

「精読」の時にもイメージ英文法の視点で

上記の③の「精読」というのは、「英文を精密に読み解く」という意味です。

一般的に精読と言う場合、「文法ルールの視点だけ」で、解釈をします。

「主語がこれで、動詞はこの英単語にかかってきて、この ing は、現在分詞の形容詞的用法に分類されて、すぐ後ろの名詞を修飾している。」

という感じです。ただ僕は、そういった細かい文法ルール的な解釈よりも、

「ネイティブはどういう気持ちで、この言い回しをしているんだろう?」

という、イメージ英文法の視点で精読していきました。

細かい文法用語は、よく分からない。でも、ここでこの言い回しを使う人の気持ちは、こうだ。

という視点です。

英文を読みながら、疑問点が出てきたら、イメージ英文法の本を開いて、参照していく・・・という作業が、僕にとっての精読のやり方でした。

イメージ英文法の視点で精読をすると、テキストの英文が、とたんに色鮮やかに見えてくるから不思議です。

自分の「感情」と、英文フレーズが結びつく

話し手のどんな感情が英語に乗っているのかが見えることで、その文法や英単語の使いどころが分かるようになります。

僕は、イメージ英文法を使って英文を精読する作業を通じて、これまでとはまったく違った解像度で英文を見れるようになりました。

英文を音読をする時に、まるで自分がその人物になったかのように、感情移入しながら声出しができるようになったのです。

言葉は、コミュニケーションの手段です。

そしてコミュニケーションは「お互いの気持ち」を伝え合う手段です。

この「お互いの気持ち」に目を向けるイメージ英文法は、まさに英会話の核心を突いている勉強法だと、改めて気づきました。

感情と英単語&文法が結びつくことで、自分が過去に音読したフレーズや英単語が、ネイティブとの英会話の中で口をついて出てくることが増えてきました。

1つの英文を、ここまで深く読み解き、ここまで何度も繰り返し刷り込んだのは、僕にとっては初めての体験でした。

1つの英文をとことん突き詰めるので、1度に進む量は少なめです。

「1週間で500単語暗記!」みたいな、効率重視の手法とは対局にあります。

でも、僕の中で、

「これを積み重ねてある程度のストックがたまったら、必ず英語が聞けて、話せる日が来るんだろうな。」

という、確信のようなものが生まれました。

「必ず上達する」という確信

それまでは、僕の中での「英語上達への道のり」は、雲をつかむような感覚でした。

ネイティブの話す英語のシャワーを浴び続けていたら、ある日突然、一気に英語が聞き取れて、話せる魔法が、自分の身に起こるかもしれない。

そんなモヤッとした幻想から一変し、「地に足が付いた現実的な見え方」になったのです。

ゆっくりだけど、確実に。

それは、僕が高校時代から経験してきた、武道と同じ道のりです。

この時に、僕が自分の上達の確信が持てたのは、武道の経験もあったからだと思います。

ただ、この時にはまだ、英語学習は僕にとって趣味の1つに過ぎませんでした。

英語が上達するにつれて、自分の人生にどんな大きな変化が起こるかなんて、想像もできなかったのです。

・・・つづく。

P.S.
僕が当時、イメージ英文法を使って音読した手法を、ステップバイステップで体験できる動画セミナーの体験版はこちら
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