from 師範代Shinya
「英語の初心者は、英語の絵本を読んだり、子ども向けの英語の歌を練習すると良い」
とよく言われています。
ネイティブの子ども向けの絵本なら、カンタンな文法やボキャブラリーが使われていて、なおかつ日常生活でよく使われるから実用的だよ、というロジックです。
同じように、英語の歌もネイティブの子どもが歌えるように作られているから、日本人の英語初心者には向いてるよ。
みたいな考え方です。
でも絵本に関しては、僕は以前、撃沈した経験があります。
オンライン英会話のアメリカ人の先生から勧められた「アメリカ人の子どもの間で爆発的に流行った絵本」を教えてもらって、アマゾンで購入しました。
それを初見で開いて娘に読み聞かせようとしたら、あまりに読めない英単語が多すぎて、つっかえまくってしまい、半分も進まないうちに読み聞かせを断念してしまったのです。
電子辞書なしでは、発音も意味も分からない英単語が連発でした。
これには、心を折られました。
娘の前でカッコよく英語の絵本を読み上げてやろうと思ったのに、めちゃくちゃカッコ悪い姿をさらすことになったのです。
唯一の救いは、娘はまだ物心がつく前だったので、訳が分からずポカンとするだけで、何が起こったのか理解していませんでした。
その時に、「子ども向けの絵本は、あなどれない!」ということが分かりました。
あれから時は流れて、1年後の今。
こんどは、子ども向けの歌を歌おうとして、撃沈したのです!
娘が最近、口ずさんでいる歌
最近、上の娘(3歳)が、毎日毎日、同じ歌を口ずさむようになりました。
どうやらこの歌は、保育園の発表会の演目として練習しているらしく、歌詞を耳コピーで覚えて、ちゃんとそれっぽい感じになっているのです。
その歌は、「小さな世界」です。
原曲は英語の歌で、英語のタイトルは、
It’s a small world
です。
かなり有名な曲なので、サビの部分の、
せ~かい~は~まーるいー
せ~かい~は~せーまいー
という歌詞に聞き覚えのある人も多いでしょう。
僕がこの曲を最初から最後までちゃんと聞いたのは、ディズニーランドの人気アトラクションの上です。
水の上をゆっくり走るボートに乗りながら、動きながら歌う人形を見て回ります。
世界の国々300種類の民族衣装に身を包んだ子どもの姿をした人形たちが、
英語、日本語、フランス語、イタリア語、スペイン語
など、それぞれの国の母国語で同じ歌を歌うという、すごくこだわった作りです。
僕は子どもの頃からNHKの人形劇が好きだったなので、ディズニーでこのアトラクションに乗った時に、自動で動く人形たちの完成度の高さに、驚きました。
それ以来、ディズニーに行ったら必ず「It’s a small world」に乗るようになりました。
待ち時間が短いので、1日に2~3回乗ったこともあります。
そんな経験から、「小さな世界」の曲は、僕にとっては聞き慣れた歌でした。
その歌を今、3歳の娘が歌っているのです。
しかも、けっこう歌詞を正確に覚えています。
日本語の歌詞を覚えていない
僕はこの歌のメロディーはよく覚えている一方、「日本語の歌詞の内容」自体はあまり頭に残っていませんでした。
せ~かい~は~まーるいー
せ~かい~は~せーまいー
ぐらいしか記憶に残っていなかったのです。
メッセージの内容はなんとなく、
「地球は丸い形をしているんだよ。」
「世間は狭いよね。」
というように、子ども達に基本的な教育メッセージを伝える歌だと思っていました。
英語の「It’s a small world」の意味
英会話で「It’s a small world!」と言うときには、日本語の「世間は狭いね!」と同じ用法になります。
偶然が重なった時などに使われるセリフです。
たとえば、僕が初対面のオンライン英会話の先生に「静岡出身なんです」と言った時に、相手の先生が
「Oh! Really? I lived in Shizuoka for 3 years!」
(え?本当?僕は静岡に3年間住んでたよ)
と言ってきたら、そのタイミングで、
「It’s a small world!」
と言う。
そんな感じの使い方です。
「小さな世界」の歌のタイトルは「It’s a small world」なので、歌詞全体の内容も、「世の中には、偶然があるもんだ」ぐらいの感じだと思っていたのです。
ところが!!
その予想は外れました。
さらに、子ども向けの英語の歌のムズカしさに、再び撃沈することになったのです。
・・・つづく。
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From 師範代Shinya(新村真也)
(やり直し英語達成道場 師範代)
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