from 師範代Shinya
(→前回の続き)
※今年5月に新しく登場した、「英検3級レベルでも読める英字新聞」のレビューの続きです。
前回の記事では、「アルファJ」の英字新聞が多読トレーニング初心者の教材として良い理由として、
①程よいレベル感の英文
②程よい長さの英文
③日本語の要約を読んでから英文を読むスタイル
④身近で興味をそそるトピック
の4点を解説しました。
さらに、英語学習者に最適な形でカスタムされているポイントがあります。
⑤全文の日本語訳がない
「アルファJ」の紙面の英文記事には、日本語訳がありません。(オンライン版で確認することはできます)
日本語訳があると、どうしても先にそっちを読みたくなる衝動に駆られることがあります。
また、読んでいる最中でも、ちょっとムズカしい表現が出てくるたびに、自分の解釈が合っているかどうか、確認したくなるのです。
それがクセになってしまうと、途中で立ち止まる読み方が習慣になってしまいます。
これでは、「分からなくてもどんどん読み進める」という多読トレーニングのやり方が、できなくなります。
その点、「アルファJ」の記事には日本語訳は書いてないので、分からなくてもとりあえず読み進めていくしかありません。
そして、最後まで読むと、「あっ!そうか!さっき分からなかった部分は、おそらくこういう意味だろうな」と分かることがけっこう多いのです。
とはいえ、記事全体に何度も登場するような英単語や、「これが分からないと読み進めるのがキビしい」という英単語が登場することもあります。
⑥重要な英単語の日本語訳つき
そこで、「アルファJ」では重要な英単語(記事を理解するのに必要な英単語)に関しては、記事の下にまとめて日本語訳が載っています。
これにより、「まったく分からない」という状況をクリアすることができるのです。
・イメージ写真
・日本語の導入文(記事の訳文ではない)
・重要ボキャの解説
の3つがあるおかげで、記事の日本語訳がなくても内容がスラスラ理解できるようになっています。
⑦文法解説付き
すべてのページではありませんが、4~5ページの見開きにある4本の記事には、それぞれで使われている構文の中から、「これは覚える価値がありますよ」という文法項目を厳選して解説してあります。
1本の記事につき、1つの解説になってるので、シンプルで覚えやすいです。
もちろん、解説は日本語なので、初心者でも理解できます。
たとえば、創刊号の5ページの記事から1つ引用すると、
↓↓↓
<副詞+because>で理由の「程度」を表す
because は「~だから」という理由を表すが、mostly / mainly (主に)という副詞を前に付けると「主な理由は~だから」、partly (部分的に)を付けると、「理由の一部は~だから」のように、前に置く副詞によって理由の「程度」を表すことができる。
というような解説があります。
なるほど!と感じますよね。
しかも、実際の記事の中で mostly because ~が使われているので、実例を見て覚えることができます。
このように、「アルファJ」の紙面には、英語学習者にとってありがたいポイントが満載なのです。
さらに、これだけではありません。
「アルファJ」の最大の特徴は、「オフラインとオンラインの融合」です。
紙の記事と、スマホやパソコンを使ったオンラインでの学習が、上手に結びついているのです。
次回の記事で、ここを詳しく解説します。
・・・つづく。
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From 師範代Shinya(新村真也)
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