from 師範代Shinya
(→前回のつづき)
このテキストは「ナマの英語=野球の実況中継」の素材を使うため、使い方によってレベル感が大きく変わります。
実際に僕自身が使ってみた感想をお伝えします。
音読トレーニング素材として使った場合
まず、音読トレーニング用の素材として使う場合、AIの読み上げ音声サービスと組み合わせて使うと、初心者でも負荷がちょうど良い感じです。
英文はかなり短くてシンプルな言い回しがほとんどなので、とても使いやすいです。
ただし、音声素材をナマの実況中継の音声にすると、とたんに難易度が上がります。
実況中継の英語は興奮しているので、めちゃくちゃ早口です。
さらに、リズムも一定ではありません。
いきなり素早くダダダッと話したと思ったら、しばらく沈黙が続いたりします。
この緩急のリズムとスピードが、すごく難易度が高く感じるのです。
シャドーイングもしにくいので、ナマ音声素材はあくまで仕上げのリスニングの用途ぐらいにしておくのもアリかもしれません。
瞬間英作文トレーニング素材として使った場合
このテキストを瞬間英作文トレーニング用の素材として使うと、かなり負荷が上がります。
特に日本語訳は直訳ではなく意訳なので、なおさら難しく感じます。
文型別に並んでいないので、瞬間英作文トレーニングの第一ステージ用の素材としては使えません。
ただ、中学文法の必須項目がバランス良くちりばめられているので、第二ステージ用のシャッフル英作文の素材として使えると思います。
もしこのテキストを瞬間英作文トレーニングで仕上げた場合、「野球中継をリアルタイムで見ながら、外国人と盛り上がる時のフレーズ」が口からポンポン飛び出すようになる確率が高いでしょう。
スポーツバーなどで盛り上がるのが趣味の人は、このレベルまで自分を持って行ったら、楽しく英語を使えると思います。
瞬間英作文トレーニングで仕上げる場合でも、やはり仕上げとしてナマ実況音声を聞いて、耳を鍛えるのがオススメです。
文字と音が一致する「耳合わせ」ができたら、その英文は卒業、という形で進めていくのが良いと思います。
それをやれば、瞬間英作文トレーニングで仕上げた後に、あなたの「野球実況中継の英語が聞き取れる率」はかなりアップするでしょう。
個人的には超画期的なジャンルの本
僕は個人的に、このテキストは「今までありそうでなかった超画期的な本」だと思っています。
どうしても、特定のスポーツに絞ったジャンルの本は、マイナーになりがちです。
マイナーになると、本の売り上げ部数が見込めないので、出版社も作る意欲がなくなってしまいます。
でも、ここ数年間の大谷翔平選手のメジャーリーグでの活躍によって、日本人の野球への関心が一気に高まったのを感じます。
これまで野球に興味がなかった人達でさえ、大谷選手を「日本の誇りだ!」と感じて、注目しています。
世界でも注目されていて、英字新聞を読んでいても、最近は大谷選手の記事をよく見かけるようになりました。」
大谷選手のおかげで、「野球の英語には需要がある」という風潮になったと思います。
英語学習の世界にも、新しい風が吹いてきているのです。
それが形になったのが、今回の「大谷翔平のSHOW TIME ENGLISH」だと、僕は思っています。
あなたも気になったらぜひ、本屋さんで手に取ってみてくださいね。
※YouTubeでも詳しくレビューしています。
(完)
今回紹介した「大谷翔平の Show-Time English」はこちら
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