私が英語を習いたいと言うと、夫は金の無駄だと言った。 でも私が英語を話し始めると・・・

その日は家族3人で、息子の大学受験の合格祝いと、夫の栄転のお祝いを兼ねてちょっといいお寿司屋さんに来ていた。

夫は念願の海外企業と折衝する部署に異動し、上機嫌だった。
息子も第一希望の大学に合格し、春から東京の大学に通うことになっていた。

二人とも新しい門出にワクワクしているようだった。

お祝いムードの中、私は2人に伝えなければならないことがあった。

「私、英語を習おうと思うの」

「何だって?今さら英語なんてはじめて何かするのか?」

「今は何をするかは決めてない。でも学生の頃から英語を話せるようになるのが夢だったの。」
私にも何かひとつでいい。「できる」と自信を持って言えるものが欲しいと、ずっと思ってきた。息子の手が離れた今、ようやくそのチャンスがやってきたのだ。

しかし夫は大きくため息をついて言った。

「やめとけやめとけ。お前みたいなやつがやってもどうせ身につかないよ。金の無駄だ。それにお前が英語ができるようになって何か意味があるのか?」   

「だいたい英語は誰かに習うもんじゃない、とにかく話しまくって慣れないと自分の身にならんぞ。文法なんて習ってるからいつまでたっても話せるようにならないんだ」

夫は学生時代にバックパッカーをしていたことがあり、英語のことになるといつも口癖のように「英語は習うな!慣れろ!」と言っていた。
そして部署異動が決まってからは、英語の会議に備えて毎日オンライン英会話をしているようだった。

息子は同情的な表情で、「お袋の挑戦にあまり水を差したくはないけど、いくらなんでも50近くになってからやるのは厳しいんじゃない?」と言った。

どうせ2人とも賛成してはくれないだろうと思っていた。

「私、パートを始めます。英語を習うお金はパート代から出しますから。この話はここまでにしましょう」と言った。

夫は「まぁ勝手にしろよ。途中で挫折して泣きついても俺は助けてやらないからな」
と言い放った。

「いや~それにしてもどれだけ話せるようになるか楽しみだな。どうする?母さんに外国人の友達ができてHello!とか言ってたら」と息子に言い、2人は「想像できない」と笑った。

 

そして、1年後・・・

私の英語力は順調に上がっていった。英語初心者だったにもかかわらず、英検準2級にも合格した。

そして英語力が上がるにつれて、新しい目標が生まれた。
1人で海外旅行に行ってみたい。行って、誰かと英語で話してみたい。
1年前にはこんな目標ができるなんて信じられなかったが、パート代を貯めて、私はアメリカ旅行を実行した。

1人のアメリカ旅行は控えめに言って最高だった。
朝のニューヨークのセントラルパークでコーヒーと本を片手に、ジョギングや犬の散歩をしている人を見ながらのんびり過ごす。

家族の誰にも気を遣うことなく、自分の好きな場所に行き、好きなように時間を使える。
ホテルのキーが開かなくなるトラブルもあったけど、スタッフに英語で伝えて乗り越えられた自分が誇らしい。

現地のツアーにも飛び込んだ。そこで同じく1人で参加していたナタリーと仲良くなった。彼女は少し前に離婚して、その気晴らしに旅行に来たと言っていた。

ナタリーとはツアー後のご飯を一緒に食べるだけでは飽きたらず、夜には二人でバーに繰り出した。日本にいる時の自分では考えられない行動だった。

英語を話せるだけでこんなに自由が手に入るんだ、こんなに世界が広がるんだ、と思った。
私は少し、自分に自信を持つことができるようになった。

気分の良くなった私は、大学2年になった息子に「1人でアメリカに来て友達作っちゃった」とナタリーとのツーショット写真をLINEを送った。
すると、、、

驚いたことに、息子が、「海外留学したいから母さんがどうやって英語を身につけたのか教えて欲しい」と言ってきたのだった。

こちらから言ってもなかなか息子は帰省しないのに、今回は夏休みや年末でもないのに実家に帰ってくると言う。

 

完全なる勝利

息子は帰ってきた途端、
「お袋が海外に1人に行けるなんて思わなかった!すげぇな。しかも外国人の友達作ってたし。やるじゃん!」
と言ってくれた。 

思春期以降、私に対してはしたことのない、素直な賞賛と尊敬のまなざしを向けてくれた。

その後は質問攻めだった。
「どんな風に勉強してきたの?俺にも教えて」「俺YouTube見て色々な勉強法を試してるんだけど、なかなか伸びないんだよね。誰か超有名な先生にでも教わったの?」

あの時私の挑戦を白けて見ていたのを忘れたのだろうか。でも、気分は悪くなかった。

私たちの会話を聞いていた夫が、「何でお前だけ話せるようになってるんだ?」
とむっとした顔で言った。
夫は新しい部署で最初はうまくいっていたものの、表面的な会話しかできず、相手企業との関係を築くのに苦戦しているようだった。

「私はそんなに勉強してきたつもりはないわよ。すごい先生がいるわけでもないわ」

「冗談だろ」と夫は言った。
「お前は俺に隠れて超高額のマンツーマンレッスンにでも通ってたんじゃないか?どうだ?」

「私はそんなところに通ってないわよ。私のパート代がいくらかは、あなたも知ってるじゃない?」と言い返した。そして、「でもたった一つだけ、ある習慣を続けてきたのは確かよ」と言って、すべてを話した。

 

どうやって回り道をせずに英語を身につけたのか?

「英語学習のYouTubeを見るなら、師範代Shinyaって知ってる?」と息子に聞いた。「聞いたことあるよ。YouTubeで英語の勉強法を教えてくれる人だよね?」

「そうよ。大人になってからゼロから英語学習をはじめて日本で英語力を身につけた人なの。そこで『正しい英語テキストの選び方』の動画セミナーを知ったの」

 

自分にあった英語テキストを選んで正しいトレーニングをすれば、日本でも英語力は伸ばせる

「動画を見て、自分にあった英語テキストを選んで、正しい方法で何度もトレーニングしただけよ。それも使った英語テキストは2冊だけよ」

「たった2冊?何冊もやっているのかと思った」と息子が驚いたように言った。

「私も最初は何冊もやった方が思ってた。でも、あることに気づいたの。
いろんなテキストに手を出して内容を忘れるくらいなら、これはと思ったテキストで自分の身体に刷り込まれるまで、何度も繰り返しトレーニングした方がいいんじゃないか?って。そうする同じテキストでも1周目ではつっかえながら英語を言っていたところが、2周目、3周目になるとどんどんスムーズに英語が言えるようになって楽しくなってくるの。
何も考えなくても自動的にね。」

「じゃあ、その英語テキストは何?」

「それは英語学習のバイブル的な存在になっている、つまり「名著」よ。毎日何十冊、何百冊もの新しいメソッドの英語テキストが出版されては消えていくのは知っているでしょう?
その中から優れた英語テキストを探すのは大変だし、そもそも買ってから自分に合わなくて結局やらないテキストも多いでしょう。
でも、もし自分の目的やレベルにあったテキストを一冊選ぶことができたら、誰だって英語ができるようになると思わない?」

続けて私は言った。
「とはいえ、どのテキストが自分に合うかを知るのって意外に難しいのよ。私はTOEICを受けたことはないし、英語から離れて何十年もたってたしね。
でも師範代Shinyaの『英語のテキストの選び方動画セミナー(仮)』を見れば、英語初心者でも自分に合うテキストの選び方がわかるのよ」

「自分にあった一冊がわかれば、他のテキストに目移りせずに練習に集中できて、結果的に早く英語力が延びるのよ」

 

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