
(→前回のつづき)
「文脈の中で英単語を自然に覚える仕組み」が、すっかり楽しくなってしまった僕は、「もっと英単語の量を増やしたい!」と思いました。
その時に、気になる存在だったのが、当時僕が通っていた英会話スクールのクラスメイトの、K君でした。
K君は僕の弟と同い年で、早稲田の大学院卒という、高学歴の持ち主です。
さらに、TOEICの点数も、当時の時点で700点を超えていました。
僕らは学歴も職業も性格タイプもまったく違うのに、すごく気が合いました。
よく一緒にカフェに行って合同勉強をしたり、外国人の集まるバーに通ったり。
K君のリスニングの力はかなり高く、僕は外国人バーの現場で、K君にかなり頼っていました。
外国人のお客さんに話しかける時には、僕は必ずK君と一緒にコンビを組むようにしていたほどです。
僕は性格的に、知らない人に声をかけるのは得意です。相手が外国人であっても、ノリと勢いで話しかけられます。
一方、K君は慎重派です。話し始めたらフレンドリーですが、いきなり知らない人に声をかけるタイプではありません。
僕らは、役割分担をしながら、外国人のお客さんとコミュニケーションを取りに行きました。
・目が合った人たちに片っ端から、「Hi, how are you?」と大きな声で挨拶しながら突っ込んでいくのが、僕の役割。
・その後、高いリスニング力とボキャブラリーを活かして会話を続かせるのが、K君の役割。
僕らのコンビネーションは、うまくいっていました。
当時の僕の英語リスニング力では、まだネイティブとカジュアルな会話を楽しむのには足りません。
そのため、自分が話しかけた相手の返事の英語内容分からないことが、よくあったのです。
また、自分の言いたいこともなかなか口から出てこなくて、毎回必ずピンチを経験しました。
僕のピンチを毎回救ってくれたK君の、語彙力の秘密
僕がピンチの時には、K君が同時通訳のように間に入って、相手のネイティブの英語を聞き取って僕に翻訳してくれました。
また、僕の言いたいことを日本語でK君に伝えると、英語に訳して相手に伝えてくれたのです。
K君の英語の語彙力はスゴくて、カジュアルな英単語からフォーマルな表現まで、とても幅広い英単語を理解していました。
僕は最初、「K君は元から頭が良いから、英単語もたくさん知っているんだろう」と思っていました。
ところが、よくK君に話を聞いてみると、学生時代の記憶はけっこう薄れていて、今の英語ボキャブラリーは、ほとんどが大人になってから身につけたと言うのです。
しかも、今の語彙のほとんどを、たった1冊の英単語帳で身につけたそうです。
その英単語帳が、「DUO3.0」でした。
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K君の今のボキャブラリーのほとんどが、大人になってから始めたこのDUO3.0で積み上げたものだ、というのは、僕にとって衝撃的でした。
DUO3.0のボキャを使って、TOEIC700点も取れたそうです。
「ということは、この本の中に入っている英単語を覚えれば、自分もK君と同じレベルの英単語のレベルになれるってことか!」
と、僕はワクワクしてきました。
とはいえ、自分がK君に近づける手段があるなんて、その時にはまだ半信半疑でした。
だからこそ、自分の身で実験して、確かめてみようと思ったのです。
短い文脈で覚える英単語帳、DUO3.0
DUO3.0の最大の特徴は、「短い例文の中に、ターゲット英単語をこれでもか!とたくさん盛り込んでいること」です。
こんなにたくさんのターゲット英単語を、短い英文に盛り込みながら、よくこんなに自然な内容の例文が作れたなぁ~!と関心してしまうほど、よく練られた内容でした。
僕がこれまでやってきた音読用の英文素材は、読み上げ時間がトータル1分程度のものが主流でした。
でも、DUO3.0の例文1本あたりの読み上げ時間は、5~10秒程度です。
こんなに短ければ、きっとサクサク進められるだろうと思いました。
ところが、実際に自分でやってみると、大きな問題が発生しました。
一番最初のセクション1で、いきなりつまずいてしまったのです。
・・・つづく。
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