【日本に移住した外国人がカルチャーショックを乗り越える流れ】

from 師範代Shinya

(→前回のつづき)

※国際結婚をしている Mrs. Eats さんのYouTube動画を見た感想のシェアの続きです。

カルチャーショックをいつ感じるかは人によって違いますが、遅かれ早かれやってきます。

「日本社会に対するイラ立ち」を感じるステージで、日本を去ってしまう外国人は多いそうです。

そして、このステージを乗り切った後に待っているのは、

「Adjustment Phase(適応するステージ)」

という状態だと、Mr.イーツさんは言っています。

このステージでは、1つ1つの小さな問題を、ちょっとずつ解決できる感覚を味わえます。

たとえば、

「日本語が上達してくることで、自分が言いたいことを周りに伝えられるようになってくる。」

「周りの人たちに助けを求める方法が、分かるようになってくる。」

といったことです。

こういった小さな成功を積み重ねることで、だんだん心が回復してきます。

そして、自分を日本文化の中に適応させようとする気持ちになってくるのです。

そして、この小さな調整を繰り返すうちに、最終ステージに突入します。
それが、「Acceptance Phase(受け入れるステージ)」です。

日本文化を受け入れるステージ

カルチャーショックを感じている原因は、

・自分の中にある「日本への期待値」を、現実の日本と照らし合わせて、その違いにイライラする。

・自分の周りのものごとを、自分の思い通りにコントロールしようとしたり。

といったものです。

そういった心理状態から抜け出して、「日本社会に自分自身をフィットさせる」ようになるのが、この最終ステージです。

この心理状態になった後は、多少イラッとさせられる出来事に遭遇しても、受け入れる余裕が生まれます。

この時期になると、日々の生活を再び楽しむことができるようになります。

それは、来日したばかりのキラキラ&ワクワクの気持ちとは違い、静かな日常の中に楽しみを見いだす感覚です。

これが、イーツさんが日本に長く住んでいる間に経験したことだそうです。

来日予定の外国人に6つのアドバイス

動画の最後には、イーツさんは日本に移住したいと考えている外国人の仲間へのアドバイスをしていました。

①カルチャーショックを受け入れる

カルチャーショックは、必ず来るものだと思って、心の準備をしておく。

②日本語をできるだけたくさん勉強して覚える

イライラの95%は、相手の言っていることが分からない&自分の言いたいことが伝わらないことから来る。

日本語が話せるようになれば、このイライラが減っていく。

日本に住むなら、日本語の習得はマスト!

③日本人の友達を作る

現地の日本人の友達を作るべし。

日本に住んでいる外国人と友達になる方がラクだが、彼らのほとんどは1~2年で本国に帰っていく。

でも、日本人の友達を作れば、長い関係を築くことができる。

自分が日本にいる間、ずっと彼らも近くにいてくれるし、困った時に助けてくれる。

④手元に自分のお気に入りの食べ物を置いておく

食べ物には魔法の効果がある。

カルチャーショックでヘコんでホームシックになった時に、本国から持ってきたスナックなどを食べると、不思議なほど落ち着く。

⑤日本に対して自分の期待を押しつけない

「日本はこうあるべきだ!」

「日本はこんな国ではないはずだ!」

といった自分の中の期待を、日本に押しつけない。

ありのままの国、人々を受けれる。

その方が、自分がラクになる。

⑥自分自身の幸せにだけフォーカスする

自分が好きなこと(趣味など)をして1日を過ごしたりして、「自分で自分を幸せにする」ようにする。

以上6つのアドバイスをしていました。

そしてこれらはすべて、僕たち日本人が海外に移住した時にも役立つこと間違いなしです。

 

・・・つづく

 

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