【電子辞書にしかないメリット】

from 師範代Shinya

(→前回のつづき)

僕は今でも、

・電子辞書

・カメラ

・MP3プレーヤー

・ワープロ

などの「1つことしかできない専用機」を使い続けています。

現代では、上記の4つの機能はすべてスマホやタブレット1台で完結します。

僕もiPadを毎日使っていますが、正直、iPad1台ですべてを完了させる人がいるというのも分かります。

でも、僕は専用機を手放せません。

実際に使ってみると、スマホやタブレットにはないメリットがたくさん見つかるのです。

専用機のメリット①物理ボタンで操作しやすい

僕が専用機に感じている1つ目のメリットは、

「物理ボタンが多く、操作がしやすいこと」

です。

カメラは、写真や動画を撮ることしかできない分、そのことだけに機能のすべてを注ぎ込んで作られています。

その結果、設定をコントロールするためのボタンやダイヤルがたくさん付いているのです。

コントロールがしやすくなると、撮影の効率が良くなります。最大の魅力です。

同じ理由で、MP3プレーヤーも、専用機の方がコントロール性が高いです。

ワープロにはキーボードが付いています。そしてキーボードのボタン類は、「文字の打ちやすさ」だけに特化した作りになっています。

これは使った人にしか分からないのですが、パソコンのキーボードとワープロのキーボードは、まったく違う打ち心地なのです。

その結果、文章を書く時の効率がアップします。

電子辞書にも、物理ボタンがたくさん付いています。自分がよく使う英語辞書をお気に入りボタンに登録しておけば、開いた瞬間に呼び出すことができます。

そして、英単語をキーボードで打ち込むことで、タイプミスを大幅に減らせるのです。

iPadのタッチ操作だと、文字パネルを触った時の指先の感覚がすべて同じなので、誤字脱字が増える印象があります。(人によるかもしれませんが、僕の場合は特に)

とにかく、物理ボタンやダイヤルがあると、コントロールしやすいのです。

メリット②データが別に保存できる

これも使った人にしか分からない感覚かもしれませんが、専用機はデータが別です。

スマホでカメラを撮ると、写真や動画データはスマホ内のストレージに保存されます。

写真や動画はデータとしては重いジャンルになるので、だんだん容量が圧迫されていきます。

一方で、一眼カメラやビデオカメラなどの専用機を使うと、ストレージは本体メモリーやSDカードなどに保存されます。

動画や写真データを専用カメラに切り分けて保存&管理することで、スマホやタブレットは、常に軽くてサクサク動く状態を維持できます。

これがけっこう便利なのです。

ワープロも同じです。僕はブログ記事などの文字データは、すべて小型ワープロの「ポメラ」に入れているSDカードに保存しています。

電子辞書の中には、何百冊もの辞書データが保存されています。

僕が日常でよく使う辞書はせいぜい4~5冊ですが、もしすべてタブレットのアプリに保存しようとしたら、けっこう容量を消費すると思います。

(ちなみに、僕がよく使う英語系の辞書のアプリ版は有料なので、全部iPadに入れようとしたら、コストもかなりかかるのがネックです。)

データを別で保存&管理できる環境は、本当に便利です。

この便利さを1度体験したら、もう元には戻れません。

タブレットやスマホ1台に集約しようという気には、なれないです。

メリット③寿命の長さ&故障時のリスク分散

専用機を持つ3つ目のメリットは、寿命の長さと故障した時のリスク分散ができることです。

僕が持っているビデオカメラの中で一番古い年式は2012年製ですが、まだバリバリ動きます。

小型ワープロは2017年に買って、もう6年目に突入しました。

1日に平均で2,000~4,000文字を書いていて、毎日休まず稼働させていますが、一度も不具合が出たことはありません。

ソニーのウォークマンも使用歴9年目ですが、一度も壊れていません。

カシオの電子辞書も毎日使って11年目で、今でも問題なく動いています。

一方で、スマホやタブレットの寿命はずっと短いです。

iPhoneやiPadの平均寿命は、約2年だそうです。(アップルストアの店員さん談)

これは、去年実際に経験してみて分かったのですが、僕の愛用していたiPadが、ある日突然電源が入らなくなりました。

買ってからちょうど2年半経った頃でした。

最初は充電が無くなったのかと思ったのですが、アップルストアに持ち込んだら、故障と言われました。しかも、修理できない状態だったのです!

仕方なく、新しいタブレットを買ったのですが、普段の英語学習で使うデータ(テキストや辞書、音声データなど)をすべて復旧するのに、1週間ぐらいかかりました。

マメにバックアップデータを取っていれば良かったのかもしれませんが、僕はあまりそういう作業が得意ではありません。

(iCloudにすべてのデータを自動バックアップするのも良いのですが、データ量が多くなると月額の課金も大きくなるのが悩みどころです)

僕は自分のiPadを復旧させるまでの間、電子辞書とMP3プレーヤー、紙のテキストやキンドル端末を使って英語学習のペースを崩さずにいられました。

もし、iPad1つに全てのデータを集約して、専用機を手放していたら・・・と思うとゾッとします。

逆に、もし電子辞書が寿命で壊れた時に失うものは、「英単語の検索作業」だけです。iPadの辞書やネット検索で、代用がききます。

電子辞書とMP3プレーヤーとキンドル端末が同時に壊れる、という現象はまず起こりません。

「故障時に失われる機能が1つだけ」というのも、専用機を持つメリットだと思います。

よく投資の世界では、「タマゴを1つのカゴに盛るな」と言う格言が使われます。

1つのカゴに全部入れたら、もしそのカゴを落とした時に、すべてのタマゴが割れてしまう。

だから、できるだけ分散して管理しよう、という趣旨の教訓です。

僕は仕事道具や英語学習の道具でも同じ発想が使えると思います。

専用機は、分散することで故障時のリスクを最小限に抑えてくれるのです。

以上が、僕が専用機を今でも使い続ける大きな理由です。

この先、どんなにiPadの機能が進化しても、専用機の存在意義がなくなることはないでしょう。

もちろん、専用機を持っている人の数が減るので、ニッチ化がどんどん進むとは思います。

でも、完全に需要がなくなる日は来ないと思います。

もしあなたが電子辞書を使ったことがなくて、「専用機の便利さを体験してみたい!」という場合は、この記事を読んであなたにぴったりな一台を見付けてみてください。

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英語学習の専用ガジェットの電子辞書のレビュー記事はこちら

 

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