from 師範代Shinya
(→前回のつづき)(→この記事のシリーズを1話目から読む)
前回の記事では、音声データがスマホ対応になったことについて詳しくお伝えしました。
音声データがスマホ対応になったメリットをもう1つ付け加えておくと、「スピードコントロール」ができるようになったことです。
音声再生ページの右上にあるアイコンをタップすると、スピードを遅くしたり速くしたりできます。
0.8倍、1.2倍、1.5倍、2.0倍
というように、4種類のスピードコントロールができるのです。
これはとても便利です。
CDの場合は、スピードコントロールができるようになるまでには、
①CDデータをMP3ファイルとしてパソコンに取り込んで、
②そのデータをウォークマンのソフトの中に取り込んで、
③ソフトからウォークマンに転送する
という作業が必要でした。
しかも、ウォークマンのソフトの操作がビックリするほど分かりにくくて、悪名高いのです。
長年使い続けている僕でも、毎回つまずきます。
でも、もうそんな必要もなくなりました。
音声がスマホ対応になったことは、使い勝手の向上につながるでしょう。
改訂ポイントまとめ
ここまでの改訂ポイントをまとめます。
①英文が8割入れ替わった
②英単語のレベルは「世界基準のCEFR」をベースに選び直された
③音声データがスマホ対応になった
④英文にスラッシュが付いた
⑤英文の最初に、「この英文を覚えると、できるようになること」が付いた
⑥各ページに英文の理解度チェックテストが付いた
⑦セクションの切れ目で、理解度のまとめチェックテストが付いた
⑧助動詞コラムが付いた
という感じです。
まさに大改訂という言葉がふさわしい変更ですね。
これだけ変わっているにも関わらず、まったく別物のテキストになってしまった感は一切ありません。
Ver.3までのファンにも全く違和感なく楽しめる使える構成になっています。
基本のレイアウトや大事なところは残しつつ、空きスペースを有効活用して、新しく便利な機能を付け加えて進化させた感じです。
それでいながら、文字が詰まって見づらいということもありません。
これは多分、日本語フォントの変更も関係していると思います。
日本語フォントがさりげなく変更されている
よく見ないと気付かないのですが、Ver.3の日本語は明朝体です。
一方、今回のVer.4の日本語はゴシック体になっています。
名前は忘れましたが、「ゴシック体の中でも視認性が高い」とされているスタイルだと思います。
おそらく、カシオの電子辞書(2020年モデル以降)でも採用されている書体と同じだと思います。
このゴシック体は視認性が高いので、スペースを効率的に使えるメリットがあると聞きました。
細かいところまで配慮が行き届いた改訂だと感じます。
まさに「極限まで熟成されている」という雰囲気です。
僕が個人的に嬉しかった変更点
最後に、僕が個人的に嬉しかった変更点をお伝えします。
上記の8つの中からトップ3を選ぶとしたら、
①英文スラッシュ
②音声データのスマホ対応
③「この英文を覚えると、できるようになること」の表記
です。
以前の記事にも書いたとおり、僕は「スラッシュ派」です。
自分が初心者から中級以上のレベルにステップアップする時に、スラッシュにずいぶん助けられました。
特に速読速聴英単語シリーズの上のレベルの「Core1900」の容赦のない難しさの英文を読むときに、スラッシュに何度も助けられました。
今でも、レッスンで使う教材(Daily1500)には、スラッシュを自分で入れて使っています。
スラッシュを入れながら「直訳トレーニング」を取り入れることで、長い英文でも意味や文法上の区切りが理解しやすくなります。
文章が長くなればなるほど、スラッシュの果たす役割は大きくなる気がするのです。
ちなみに、今回Z会の編集者さんから聞いた情報によると、改訂する時には「読者の声」をベースに決める部分が多いそうです。
今回は実験的にBasic2400にスラッシュを入れてみて、読者の反応が良ければ、別のレベルを改訂する時の検討材料になるそうです。
もちろん、100%ではありませんが、少なくともスラッシュ派の声が多ければ、確率はアップすると思われます。
もしあなたがスラッシュ好きなら、アマゾンのカスタマーレビューに声を残しましょう。
アマゾンのレビューに「スラッシュが付いて良かった」と書く人の数が増えて、「スラッシュいらない派」の人たちの数を上回れば・・・もしかしていつか、Core1900にもまたスラッシュが復活したりして?!と淡い期待を抱いています。
音声データのスマホ対応は、これまでCDを使い続けてきたからこそ感じる、ありがたみです。
特に僕はふだんiPadの中に音声データを入れているので、ネットから直に音声データを取り込めるようになったのは、手間が省けて嬉しいです。
あとは、「この英文を覚えると、できるようになること」が日本語でハッキリ表記されるようになったことは、とてもありがたいです。
今まではレッスンをする時に、自分で考えて「今回のユニットの英文を覚えると、○○ができるようになります」とお伝えしていました。
でも、最初から書かれていたら、英文を読み込んで自分で考える手間が省けます。
また、学習者目線で見ても、独学する時にこのフレーズがあるかどうかで、モチベーションが上がり、目的意識を持って英文に取り組めるようになるでしょう。
以上、7回に渡って、速読速聴英単語Basic2400 Ver.4を解説してきました。
今回お伝えしたポイントを思い出しながら、ぜひ、本屋さんやアマゾンでチェックしてみてください。
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「速読速聴英単語シリーズBasic2400ver.4」はこちら
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From 師範代Shinya(新村真也)
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