
from 師範代Shinya
(→前回の続き)
当初の僕は、「文法を勉強しない」というのが一番のこだわりでした。
「日本人は、学校で文法ばかり勉強しているから、話せるようにならない」
という意見をネットで何度か見かけるうちに、
「文法の勉強=話せない道」
という図式が、僕の頭の中に出来上がっていったのです。
そのうち、「文法は英会話のジャマになる」という考え方にまで発展していきました。
これは今振り返ると、勉強したくない自分を正当化するのに、都合の良い考え方だったとも感じます。
考え方というよりも、幻想に近かったかもしれません。
当時の僕が頭の中に描いていた理想の将来像は、こんな感じでした。
英語初心者の僕が思い描いていた、英会話ペラペラまでの道のり
・周りの友人や会社の同僚に内緒で、英会話を始める。
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・文法や単語の暗記を一切せずに、楽しみながら英語に触れ続ける。
↓↓↓
・ある日突然、英語が聞き取れて、自分の口から英語が飛び出す日がくる。
↓↓↓
・友達や同僚の前で、外国人と英語をペラペラしゃべる姿を見せつける。
↓↓↓
友達:「スゲー!いつの間に英語を話せるようになったの?」
僕:「まあ、趣味で楽しくやってたら、いつの間にかしゃべれるようになったって感じかな。」
彼ら:「あれ?シンヤって勉強得意なタイプじゃないでしょ?」
僕:「英語ってのは、勉強するもんじゃないんだよ。使ってナンボ。俺はただ、楽しく外国人としゃべったり、海外ドラマや映画を英語の字幕を見ながら楽しんでただけさ。」
彼ら:「スゲーな!!」
僕:(内心:えっへん!)
みたいな流れです。
当時の僕は、「勉強せずに、英語が話せるようになったぞ!日本人は勉強しすぎで、英語が話せないんだよ!」と、みんなの前でバシッと言ってみたかったのです。
それが、カッコいいと思っていました。
しかも、当時急成長していて有名だった某大手英会話スクールの広告も、僕の幻想を後押ししました。
「英語のシャワーをネイティブから浴び続ければ、自然に話せるようになる」
そんなメッセージを読んで、自分もそうなりたい!と思っていたからです。
「英語漬け生活」を実現する
当時の僕がやったことは、自分の環境を「英語漬け」にすることでした。
①週1回の英会話スクールレッスン
②英会話スクールの近くの外国人バーに行き、お客さんの外国人相手に英語で話しかける。1回行ったら、2時間は帰らずに粘る。これを週3回。
③月1ぐらいで英会話スクールの担任の先生を飲みに誘う。
④自分の職場(ジーンズショップ)で、スローなバラード曲をかけて、就業時間中に歌詞を聞き取る意識をしながら聞く。
⑤帰宅後は夜ご飯を食べながら、アメリカのドラマ「フレンズ」を1話につき2回ずつ見る。1回目は日本語字幕で。2回目は英語字幕で。使えそうなフレーズはノートに書き留めて、外国人バーで使えるか試す。
⑥通勤の車内で聞き流し教材(スピード○ーニング)を聞く。
という感じです。
とにかく、1日の中で英語に触れる時間を多く持つことを、最優先していました。
それ以外に、勉強っぽいインプットは一切していませんでした。
英会話スクールの教材も、場面別のフレーズ暗記型(レストラン、お店、空港など)で、文法に関する解説は一切ないのが気に入っていました。
この英語漬け生活をしばらく続けたら、ある日突然、英語がスーッと聞き取れて、口から自然に英語がポンポン飛び出す日が来るのでは?
と、期待をしていたのです。
英語漬けの生活を、1年間続けた僕の末路
幸い、僕は一度ハマるとそればっかり集中して長く続けるタイプなので、上記のルーティーンは崩れずに1年間続きました。
ところが・・・1年後の僕は、ほとんど変化を感じていませんでした。
相変わらず、ネイティブの言うことは聞き取れない。
自分の口から英語が出てこない。
せっかく覚えたはずのドラマのフレンズのセリフも、「あ!ここであれ使えるのに!」と思った瞬間には、なかなか口から出てこない。
僕の英語力は、1年前とそんなに変わっている気がしませんでした。
そして何よりツラかったのは、この1年間を通して、
「このままの生活をもう1年続けても、おそらく魔法は起こらない。突然英語が聞き取れるようになるという考え方は、幻想だ。」
ということを、自らの体験として実感できてしまったことです。
これが、一番精神的にこたえました。
僕の中で、この挫折感はかなり大きかったです。
人間は、あまりにも進歩が感じられないと、行動するモチベーションを失ってしまいます。
もともと趣味で始めたとはいえ、ここまで時間を使っても、この程度なのか・・・と、かなりヘコみました。
ところが、そんな僕に、タイミング良く希望の光を見せてくれる人物に出会うことができたのです。
今振り返ると、まさに「救世主」のような存在でした。
・・・つづく。
p.s.
この頃の僕は、「英語は使っていれば自然に身につく」と本気で思っていました。
でも実際には、たくさん英語に触れていても、相手にどう伝わっているのかが分からないままだと、なかなか前に進めなかったのです。
そんな僕が後になって、「あ、英語ってこう見えているのか」と感覚が変わった入り口が、ネイティブの視点で文法を捉えることでした。
先日開催した「ネイティブの頭の中が見えるイメージ英文法セミナー」では、その入り口として「冠詞」を扱っています。
「a と the の違いなんて今さら」と感じるかもしれませんが、実はここには、ネイティブが英語をどう見ているかがギュッと詰まっています。
たった一語の違いで、相手の頭の中に浮かぶイメージが変わる。
その感覚を体験すると、「文法=ただのルール暗記」という見え方が少し変わるかもしれません。
録画版なので、ご自身のペースでご覧いただけます。
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From 師範代Shinya(新村真也)
(やり直し英語達成道場 師範代)
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