from 師範代Shinya
(→前回の続き)
※僕が最近新しく自分用に使い始めた英語テキストのお話の続きです。
僕がこれまでの1年8ヶ月間、使い続けてきた英語テキストの続編にあたるバージョンが、最近発刊されました。
それが、「日本語のように話せるキレッキレ英語:リローデッド」です。
「2」でもなく、「続」でもなく、「新」でもなく、「リローデッド」。
このネーミングセンスも、僕は好きです。
有名な映画の「マトリックス」シリーズも、最新版はマトリックス・リローデッドと名付けられていました。
ちなみに、リローデッドを英語で書くと
Reloaded です。語源は、
re = 再び
load = 積み込む
で、「再装填する」という意味になります。
銃撃戦で弾丸を撃ち尽くした後に、再び弾を込め直す感覚です。
これを映画などにつけると、「パワーアップして帰ってきた新作」というような意味になります。
カッコいいですね!
1作目で自分の脳内にリロードした500発分のキレッキレ英語に、新しくもう500発分の弾丸を加えていく感覚です。
最初の500発をロードして起こった変化
最初の本で500発分のキレッキレ英語フレーズを脳内に入れた時点で、僕の英語力は大きく変化していました。
具体的に言うと、
①自分が英会話している最中に、脳内に浮かんでくる日本語を、瞬時に英語化できる確率がアップした。
②自分の英語表現が、よりシンプルに、短くなってきた。
③初対面のネイティブから「自然な英語を話すね」と言われる確率がアップした。
④アドリブで話せることの幅が増した。
という感じです。
もちろん、それは急激に起こったわけではなく、1年8ヶ月かけて、徐々に変化していった感じです。
「あっ!あのフレーズが使えた!」と英会話の最中に感じる瞬間が、少しずつ増えていったのです。
よく「英語で考えて、英語で話す」みたいに言われますが、一足飛びでそこに行けるわけではありません。
英会話の最中に、母国語である日本語を完全に脳内から追い出すことは、正直言って僕にはまだできていません。
使い慣れた文法やフレーズを使うのであれば、英語だけで考えて話すことができます。
でも、自分がよく日本語で口にしている表現の中で、これまで一度も英会話で使ったことがないフレーズを言おうとすると、どうしても「あ、これって英語で何て言えばいいんだろう?」と、本来言いたい日本語が浮かんできてしまうのです。
たとえば、相手のネイティブが、
「こんなことがあって、大変だったんだよ。でも、結局最悪の事態はまぬがれたんだよね。」
みたいな内容を言ってきたときに、僕は、
「それは大変だったね。でも、結果的にそうなったなら、不幸中の幸いだったね。」
と言いたくなることがあります。
そのときに、「不幸中の幸いって英語で何て言うんだろう?」と頭の中で考えるのです。
このプロセスを止めることはできません。
今まで英語で言ったことがないセリフを、日本語を考えずに話せと言われても、物理的にムリです。
思いつかない時に取れる選択肢は、
・不幸中の幸いというフレーズを言うのを諦めて、That’s good. ぐらいで済ませる。(ちょっと不満だが、考え込んで沈黙になるよりマシ)
・知っている文法を組み合わせながら、長くなっても間違ってもいいから、ムリヤリ「不幸中の幸い」を直訳した言い回しを言ってみる。
例:You had bad luck but you also had good luck in the bad stuation.
(あなたは不運だったけど、運が良くもあった、その悪い状況で)
みたいな感じです。実際には、この言い回しは言いたいことは伝わりますが、ぎこちなくて、 good luck と bad luck を繰り返しているところが、くどく聞こえます。
キレッキレ英語の1作目のテキストには、「不幸中の幸い」のフレーズも入っていて、
It could have been much worse.
(もっと悪くなり得たね)
という短くてシンプルな言い回しです。
これはネイティブの間でも決まり文句らしくて、僕はこれを学んでから英会話の中でガンガン使うようになりましたが、みんなリアクションが良いです。
僕が言ったフレーズを相手も繰り返しながら、
Yeah, it could have been much worse.
(そうだね、もっと悪くなり得た。)
と、うなずきながら、ポジティブな気持ちになっていくのを感じるのです。
こういう時に、「このフレーズを脳内にインストールしておいて良かった!」と僕は感じるのです。
ただ、言えるフレーズが増えるに従って、「あ、これも言いたい!けど、これはキレッキレ英語には載ってないな・・・」と思えるものが増えてきました。
500フーレズすべてに瞬時にアクセスできるからこそ、「これは、データベースにない」と判断することもできるようになったのです。
言えなかったフレーズをAIで調べることもできますが、同じことを伝える英語の言い回しは何パターンも出てきて、その中から選ぶのが面倒です。
それに、できれば1冊の本にまとまっている方が、教材としては使いやすいです。
そんなタイミングで、リローデッドの本が出たのです。
もう、やるしかないでしょ!
ということで、さっそく、501発目の弾丸からリロードし始めました。
・・・つづく。
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