from 師範代Shinya
(→前回のつづき)
前回の記事では、4才の娘がリーディング(日本語)ができるようになるまでの、流れの記録をシェアしました。
さらに最近、僕にとって衝撃的な発言を、娘がしてきました。
それが、「文脈から判断して、意味を推測するテクニック」です。
先月、保育園から帰ってきた娘が、妻のサヤにその日の出来事を話していました。
僕は遠くからその様子を見ていて、具体的に何を話しているのかまでは聞き取れませんでした。
一通り話し終わった娘が、僕の後ろを通り過ぎようとしました。
その時に、僕がこう言いました。
僕:「あれ?Dadには報告してくれないの?」
言った後に、僕は内心(しまった!)と思いました。さすがに「報告」という言葉はまだ知らないだろう、と思ったからです。
報告という単語は、ちょっとビジネス風というか、フォーマル過ぎます。
英語で表現したら、報告は report です。
それをもっとカンタンに表すなら、tell です。
(tell に相当する単語を、日本語で何て言えば良いだろうか?)
そんなことを考えているうちに、娘は僕の後ろを通り過ぎてしまいました。その後、フトンに顔をうずめながら、僕に向かってこう言いました。
娘:「お風呂出て寝る前に、報告してあげるよ。」
僕は娘のこの返しを聞いて、一瞬驚きました。
(え?「報告」が通じた?!まさか知っているのか?いつの間に!)
その後、娘が独り言のように話し続けました。
娘:「ん?報告って何だ?・・・あ、おしゃべりするってことか。」
僕:「な、なにぃーーー!!!」
娘:「???」
僕がどこに衝撃を受けたのか、娘は分かっていないようでした。
知らない単語に対する対処法
僕が衝撃を受けたのは、知らない単語に対する娘の対処法です。
①僕の言葉をリスニングする中で、知らない単語である「報告」が出てきた。
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②「報告」という単語が娘にとって初耳でも、とりあえずリピートしてみた。しかも、自分で作った文章の中に盛り込んで。
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③その後に、独り言のようにもう一度、「報告」をつぶやいた。つぶやきながら、自分の知っているボキャと照らし合わせながら、文脈の中で意味を判断し、言い換え(パラフレーズ)を行って、「おしゃべり」という言葉を口に出してみた。
この3ステップを一瞬で踏んだことに、衝撃を受けたのです。
重要ポイントは、
「知らない単語をいったん受け止め、自分の言葉に盛り込んで使い、インプットとアウトプット両方の文脈中で、意味を推測した」
ということです。つまり、僕が最初に娘に向かって、
「あれ?Dadには報告してくれないの?」
と言った時に、即座に「報告って何?」と聞き返すこともできたはずです。
でも、娘はそれをやらずに、とりあえずいったん受け止めました。
次に、自分で返しの文章に「報告」という未知の言葉を盛り込んで使ってみたのです。
①いったん僕のセリフの文脈の中で意味を推測して、
②自分のセリフの中で使って、
③両方の文脈から判断した言い換えを、独り言のようにつぶやく。
人間は4才の時点で、すでに知らない単語に対する対処法を身につけるとは・・・
もちろん、言語能力の発達スピードには個人差があるとは思います。
でも、少なくとも1つのサンプルとして、4才の娘が知らない単語に対する対処法を見せたことは、僕にとって驚きでした。
そしてこの3ステップは、大人の英語学習にも応用できると思いました。
そこで僕は、さっそく自分の英会話に実戦投入してみました。
・・・つづく。
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From 師範代Shinya(新村真也)
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