from 師範代Shinya
英語学習を始めたばかりの人が最初に手を出しやすい教材と言えば、やっぱり「NHKの英語番組」ではないでしょうか?
NHKの英語番組の最大の強みは、「長い歴史に裏打ちされた、本物の教育メソッド」と言えるでしょう。
NHKラジオの歴史をウィキペディアで調べてみたところ、なんと1925年3月に設立されたそうです。(大正14年)
そして同年に、英語番組が放送開始したそうです。
この記事を書いている2023年時点で、98年の歴史!!
もうすぐ100周年ですね!
僕が子供の頃からありましたが、そんなに歴史が長いとは驚きです。
老舗の料亭並みの歴史を持つNHKラジオの英語番組は、日本で一番長く続いている英語教材と言って良い存在でしょう。
そんなNHKのラジオ番組は、今年も4月から新シリーズがスタートします。
それが、「中学生の基礎英語:レベル2」です。
講師は、NHKラジオ番組のキャリアが長い松本茂先生。
ウィキペディア情報によると、1993年の「英会話Ⅰ」からNHKの英語番組の講師を務め続けているようです。
今年で30年目の大ベテラン講師ですね!
そんな松本先生の新コースが新しく始まったばかりなので、
①どんなレベルの人向けか?
②NHKラジオで学ぶメリット
③テキストの作り
などを詳しくご紹介します。
この記事を書いている時点ではすでにスタートしていますが、再放送もあるので、今からでも間に合います。
また、途中からでも入りやすい作りになっていますので、ご安心ください。
どんな人向け?
まず、このNHKラジオ「中学生の基礎英語 レベル2」の対象は初心者です。
大人のやり直し英語を始めたばかりの方には、ピッタリな内容になっています。
英語に抵抗があって、できるだけシンプルで身近な英文を使って勉強した人にとっては、とても入っていきやすい内容で作られています。
具体的なレベルはタイトル通り、中学2年~3年程度です。
ちなみにNHKラジオでは、番組の英語レベルを日本の学校の目安ではなく、世界基準のCEFR(セファール)で表示しています。
世界基準のセファールは全6レベル
セファールでは、下からA1→A2→B1→B2→C1→C2というよう順番で、全部で6レベルに分かれています。
NHKでは、これにA0という独自のレベルを付け加えて、全7段階で表示しています。
ちなみに、一番上のC2は、2023年度はありません。
最上級レベルは英検1級すら超える難易度なので、そもそも対象者がほとんどいないのが原因だと思われます。
今回ご紹介する「中学生の基礎英語 レベル2」は、セファールのレベルではA1~A2になります。
NHKラジオの英語番組の中で言うと、下から3番目です。
基礎固めの大切さ
大人の英語学習者にとって、「基礎固め」はすごく大事です。
僕がいつも初心者の方にお伝えしているのは、
「まずは中学英語から学びましょう」
ということです。
大人の英語学習だと、いきなりTOEICなどの問題集を買って勉強を始めるパターンも多いですが、基礎がグラついた状態で高度な英文法や英単語を学んでも、効果が薄いです。
それはまるで、「畑をたがやさずに、コチコチの土の上に種をまく」ようなものです。
いつまでたっても芽が出ないので、途中でイヤになってしまいます。
まずはしっかり土を耕して、肥料を与える作業が、「中学英語を学ぶこと」なのです。
初心者だけではありません。
自他共に認める中級者であっても、基礎がグラついているのが理由で、先のレベルに行けずに長年とどまることがあります。
僕が過去に教えた生徒さんたちの例では、TOEIC700点前半で長年足踏みしている方に、中学英語からやり直してもらうと、それだけでスランプから抜け出して800点台に突入することもよくあるのです。
そのぐらい、基礎は大事だということです。
伸びる人で基礎をおろそかにしている人には、出会ったことがありません。
ということで、このNHKラジオ「中学生の基礎英語 レベル2」コースの対象は、
・大人のやり直し英語初心者
・表面的には中級レベルだけど、実は基礎が怪しいと自分で気付いている人
ということになります。
次回の記事では、NHKラジオで学ぶメリットについてお伝えしますね。
・・・つづく。
p.s.今年もゴールデンウィークにオンラインで英語自習会を開催します!5月3日~6日ですが、全日参加する必要はありません。もし空いている日が1日でもありましたら、一度案内を見てみてくださいね↓↓↓
—————————————
※このブログに読者登録をしていただくと、最新の記事を1日1回、メールでお届けします。読者登録はこちらをクリックしてください。
↓↓↓
From 師範代Shinya(新村真也)
(やり直し英語達成道場 師範代)
※もくじは、こちら
自己紹介は、こちら
コメントを残す