from 師範代Shinya
最近は自分の発音をチェックしてもらうスマホアプリが、色々出てきました。
発音アプリは、大きく分けて2パターンあります。
①AIが自動でジャッジしてフィードバックするタイプ
②ネイティブが添削してフィードバックするタイプ
①のタイプは、以前僕がYouTube動画でレビューした「発音博士」が分かりやすいと思います。
AIがジャッジして、発音記号の中で「どこができていないか?」を赤文字で表示してくれます。
お手本の発音音声と自分の録音音声を聞き比べながら、自分で修正していきます。
これは、発音記号が読める人向けです。
②のタイプは、最近僕がYouTube動画でレビューした「SpeakNow」が分かりやすいです。
自分の英語を録音して音声データを送ると、ネイティブの先生が英語でフィードバックしてくれます。
こちらは発音記号ではなく、先生がお手本の発音を聞かせてくれるので、初心者にも優しいタイプです。
先生の声を聞きながら、マネして発音する形で練習できます。
録音の音質が超大事!
①AIタイプ、②ネイティブタイプのどちらにも共通するのは、自分の声を録音して、自分で聞き直したり、AIやネイティブにジャッジしてもらうことです。
ここで大事になってくるのが、「音質」です。
自分の声を録音する時の音質が良いのと悪いのとでは、学習効果が大きく変わってきます。
もし、カフェのように背景音がザワザワした場所で録音した場合、自分の発音をAIやネイティブが正しくジャッジしづらくなるかもしれません。
もし、隣の人の話し声が入ったりすれば、声が重なってしまいます。
また、静かな環境で録音したとしても、音質が悪くて昔のラジオのAM放送みたいだったら、自分の発音を何度も聞き返す気分ではなくなってしまうかもしれません。
自分にとっても、AIや先生にとっても、録音の質とうのはめちゃくちゃ大事なのです。
スマホやタブレットの音質は、本体価格に左右される
アプリを使って録音する場合、普通はスマホやタブレットのマイクを使うことが多いと思います。
でも、スマホのマイク音質は、スマホの機能に大きく左右されます。
そしてスマホの機能は、値段によって決まることが多いです。
たとえば、以前僕が使っていたiPadプロは、本体だけで15万円ぐらいしましたが、マイク性能とスピーカー性能はメチャクチャ良くて、音質は最高でした。
でも、iPadプロは最近になって突然壊れたため、最新型のiPadエアーに買い替えました。
iPadエアーの価格は7万円台で、iPadプロの半額ぐらいでした。
iPadエアーは新しいモデルなので、機能的にはプロよりも上回る部分がかなり多いです。
でも、マイクとスピーカーの機能だけは、大きく変わります。
エアーはプロほど音質が良くありません。
両方使ったからこそ分かりますが、音質にはけっこう差があります。
ガジェット系のユーチューバーの方々はあまりこの点に触れていませんが、僕は発音アプリを入れて自分の声を聞き比べているので、違いがよく分かります。
時間と共にソフト面は進化して、より良い機能がより安く手に入るようになりますが、マイクやスピーカーのようなハード面では、部品のコストがモロに影響するのかもしれません。
同じiPhoneでもアプリによって音質が違う
とはいえ、たとえマイク性能が良いスマホでも、発音アプリとの相性が必ずしも良いとは限りません。
僕が使っているiPhoneの場合、アップルの純正のボイスレコーダーアプリで録音すると、かなりキレイに声が録音できます。
一方で、英語発音系アプリで録音すると、なぜか音質が劣ります。
ちょっと「ラジオのAMっぽさ」が出るのです。
なぜか分かりませんが、これは僕の気のせいではないと思います。
やはり純正アプリの方が、マイクの性能を100%引き出すことができるようです。
マイクを外付けにするという選択肢
そこで僕は最近、「マイクを外付けにする」という選択肢を思いつきました。
つまり、スマホのマイクに頼らず、外部マイクをつないで自分の発音を録音するのです。
試しにやってみたところ、モーレツに音質が上がりました。
ビックリするぐらい、音が良いのです!
まるでラジオのDJみたいにくっきりハッキリ聞こえるので、自分の英語発音も4割増しぐらいで聞こえます。
何度も聞き返したくなる音質というのは、練習効果を高めてくれます。
お手本の音声と自分の音声を聞き比べるときにも、ナレーターの音質と自分の音質が同じレベルであれば、細かい違いにも気付きやすいです。
ネイティブの先生に自分の声データを送る時にも、音質が良ければ、より細かいフィードバックがもらえる確率が上がるでしょう。
ちょっとした工夫ですが、効果は上がることが分かりました。
僕が使っているUSBマイク
僕が今回使ったのは、RODEというメーカーの「USBミニ」という商品名のマイクです。
価格は1万3,000円ぐらいで、マイクとしては安いです。
以前の記事でも、オンライン英会話の音質を爆上げするアイテムの1つとして紹介しました。
このマイクの最大の特徴は、「スマホやタブレットと相性が良い」ことです。
何の操作も必要なく、付属のUSB-Cケーブルを差すだけで、すぐにiPadやスマホで使えます。(もちろん、パソコンでもすぐ使えます)
ただし、iPhoneの場合はライトニングケーブルに変換する別売りアダプターを買わなければなりません。
僕はiPadエアーで使っています。
こういうガジェットは、性能の良さはもちろん、使い勝手も大事です。
設定の手順が複雑で、使うのが面倒になると、宝の持ち腐れになってしまいます。
その点、このUSBミニのマイクは、機能と使いやすさのバランスが良いです。
もう一つ細かい部分を言うと、このUSBミニには、「ポップガード」と呼ばれる、空気をガードする部品が内蔵されています。
よく、ミュージシャンがスタジオ録音する時にマイクと口の間に入れている、丸いネットのようなものです。
ポップガードがないと、パピプペポやバビブペボのような破裂音を出した時に、空気でボワッと音が入ってしまいます。
特に英語の発音は破裂音が多いので、ポップガードなしのマイクの場合は空気音が盛大に入ります。
でも、USBミニのマイクには、ポップガードが内蔵されています。
もちろん、ミュージシャンの使う本格的なポップガードには敵いませんが、本格的なタイプはセッティングが面倒です。
僕も以前、本格ポップガードを持っていましたが、毎回マイクの前にセットするのが面倒になってやめました。
その点、USBミニは内蔵タイプなので、何もする必要がありません。
僕は外部マイクを色々試してきましたが、とにかくお手軽に使えるという点で、一番バランスが良いのがこのUSBミニだと思います。
特に英語学習者にとっては、自分の発音がクリアに聞こえて、
・アプリで発音練習
・オンライン英会話
など、色んなシーンで活躍しれくれるマイクです。
もしあなたが、自分の発音をラジオのDJ並みにクリアに聞いてみたいと思ったら、試す価値があるアイテムかもしれません。
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RODE Microphones ロードマイクロフォンズ NT-USB Mini USBマイク NTUSBMINI
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From 師範代Shinya(新村真也)
(やり直し英語達成道場 師範代)
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