(→前回の続き)
イメージ英文法の力と、英単語帳DUO3.0で爆発的に増えたボキャの力が組み合わさったことで、僕は外国人と会話できる内容が、一気に深くなりました。
話せる内容が増えることは、とても嬉しいことでした。
当時の僕にとって、自分の英語力が上がることは、ポジティブなイメージしかなかったからです。
でも、実はこの時期から、あまり知られていない「恐ろしい副作用」が自分の心に起こり始めていたのです。
その副作用とは、「価値観の揺らぎ」です。
バーで出会った外国人は、みんな日本とは違う国で生まれ育った人達です。
その人達と深い話ができるようになるということは、日本とは違う文化や価値観を深く知ることになります。
その結果、これまでの人生で培ってきた常識や価値観が、根底から揺らぐような感覚を味わうことがあるのです。
「そんなバカな!西洋がどんな文化なんて、海外のドラマや映画を見れば分かるんだから、ほとんどの日本人は最初から知ってるでしょ?」
と思われるかもしれません。
確かに、西洋文化の考え方や価値観などの「知識」自体は、映画やネット記事、本の情報で、いくらでも知ることができるでしょう。
でも、それらはすべて間接的な情報です。
間接的な情報は、「へぇ~そうなんだぁ」で終わることが多いです。
知識としては頭に入りますが、感情は動きづらいです。
例えるなら、「海外旅行のTV番組を、リビングのソファーで寝転びながら見る」ことと、「実際に海外に行って、そこの街並みを自分の目で見る」ことの違いぐらい、感情の動きが違います。
旅行と同じように、外国人と直接話すことのインパクトは、ネットやテレビで見ただけの単なる知識のインストールとは、全く違った次元になります。
これは、僕も自分で実際に体験してみて初めて、分かったことです。
まったく違う生き方をしている人が目の前にいる衝撃
「同じ人間なのに、こんなに違う生き方をしている人がいるなんて!」
それが、僕が英会話で深い話ができるようになった後に感じたことでした。
聞くのと目の前で見るのとでは、大違いです!
これは僕の感覚ですが、その国で生まれ育った人は、「その国の文化そのもの」だと思います。
もちろん、同じ国に生まれ育っても、人それぞれ違う考え方や価値観はあるでしょう。
その違いも含めて、国の文化は一人一人に影響を与えていると思います。
日本とは違う国で生まれ育った人たちと、リアルに目の前で会話をする体験。
これまでの、カンタンな挨拶だけではなく、深い話をすることで見えてくる、文化の違い。
それはまさに、間接的に外国に行くようなものです。
もっと言えば、現地に行くよりもインパクトが強い場合もあります。
①アメリカに旅行して、観光地だけ見て回って、現地人の誰ともしゃべらなかった場合
②日本にいるアメリカ人と友人になり、仕事や恋愛、結婚観などを語り合った場合
この2つは、表面的に見れば①の方がアメリカに行っている点でスゴいですが、自分の心に与えるインパクトの強さで言えば、②の方が強いこともあります。
僕は、それまで海外旅行は一度も行ったことがありませんでしたが、②の体験をたくさんする中で、日本にいながら自分の価値観がどんどん揺さぶられていくのを感じました。
イメージ英文法が、異文化理解を加速させる
外国人と話すことに加えてもう1つ、僕の中で異文化理解を深めたのは、イメージ英文法そのものだと思います。
従来式の文法学習では、表面的なルールの暗記をするだけです。
でも、イメージ英文法では、
「そもそも、なぜこんな言い回しをするのか?ネイティブは、どんな視点でこの世界を見ているのか?」
という核の部分を見る手法です。
この核の根っこの部分は、「西洋文化の価値観」です。
つまり、イメージ英文法は自分の視点をネイティブに合わせる過程で、西洋文化を自分の中に取り込む作用があります。
その結果、僕の頭と心の中に、どんどん西洋文化が流れ込んできて、自分の常識や価値観が大きく揺さぶられる結果になってしまったのです。
日本にいながらカルチャーショックを味わう
・こんな生き方があったなんて!
・日本の常識って、世界ではこんなに非常識なのか・・・
・俺の人生、このままでいいんだろうか?
・なんてこった!世界はこんなに広いのか!
などなど、色んなことが、僕の頭と心の中を駆け巡りました。
今振り返ると、これは「カルチャーショックを、日本にいながら味わった状態」だと思われます。
これは、日本で英語が話せるようになった人達があまり言わない、「英会話の上達による副作用」です。
正直、この時期は、かなり苦しかったです。
夜に外国人バーでネイティブたちと話している時には、西洋文化にどっぷり浸かり、翌朝にいつもの仕事のルーティーンに戻る時には、日本文化の中で過ごす。
この2重生活は、表面的な行動パターンはこれまでと何も変わっていませんでしたが、心の中はけっこうパニックになっていて、大変でした。
この時期に心が大きく揺さぶられたことによって、僕はそれまで一度も考えたことがなかった、リスクの伴う行動を取ることになったのです。
・・・つづく。
P.S.
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