
from 師範代Shinya
(→前回の続き)
電車を降りて、僕はドキドキしながらTOEIC協会のあるビルに向かいました。
これまで秘密のベールに包まれていたTOEICの本社に、自分が足を踏み入れる日が来ようとは!
現地に着くと、それは広大な緑の公園が目の前にある、超巨大なビルでした。
「で、でかい・・・」
きっとスゴいビルの中にあるとは思っていましたが、ここまでデカいとは!
開始まであと15分あるから、余裕だろう!
と思っていたら、とんでもありませんでした。
ビルの中がいくつかのエリアに別れていて、広すぎて迷ってしまったのです。
しかも、オシャレさを優先するためか、分かりやすい看板や地図が一切がありません。
美しい内装デザインを損なわないための配慮が、僕のような初めてのビジターには厳しい環境でした。
誰かに聞こうにも、係員ぽい人も見当たりません。
スーツを着た人達が歩いているのですが、このビルにはおそらく色んな会社がいくつも入っているので、他の会社のことを知る人はいなさそうな雰囲気です。
その後、しばらく案内状とにらめっこしながら、おそらくこのエリアだろうというところは見つかりました。
でも今度は、「指定された階に向かうためのエレベーター」が、なかなか見つからないのです!
エレベーターが何十機もあるのですが、それぞれに止まる階と止まらない階の表記が違います。
ウロウロしているうちに、あっという間に開始時間を過ぎてしまいました。
10分前に着けば、前の方の席を確保できるかもしれない!と意気込んでいましたが、ダメでした。
何とかエレベーターを見つけたものの、
「もう、100人の中で最後列の席しか残っていないだろうな・・・」
と、悲しい気持ちで向かいました。
フロアに着くと、係の方が2名いて、優しく迎え入れてくれました。
受付で名札をいただき、大きく重厚なドアを通り抜けると・・・
「え?どういうこと?」
僕は自分の目を疑いました。
会場には、長テーブルが2列だけ用意されていて、そこにトータルで20人にも満たない人数の人達が、座っていたのです。
そして、スライドのスクリーンが目の前にある最前列が空いていました。
「こ、これはいったい・・・??」
僕は、驚きを隠せないなま、席に着きました。
すでにセミナーが始まっていましたが、幸いまだ最初の挨拶の部分でした。
僕は状況を飲み込めないまま、セミナーを受け始めました。
憧れの千田潤一先生が目の前に!
しばらくして、TOEIC協会の代表の千田潤一先生が、登壇しました。
僕は千田先生のことは、これまでに何度も色んなインタビュー記事で見ていました。
僕は以前、大手英会話スクールの講師をしていたのですが、その頃にはTOEIC対策コースを初級~上級まで教えていました。
講師として、TOEICそのものに対する知識を深めるために、当時は年6回本番テストを受けて、TOEICがらみのニュースやインタビュー記事は常に目を通していました。
そこでどの記事にも必ず登場するのが、千田先生でした。
千田先生は、TOEIC考案者の北岡さんと共に、今のTOEICブランドを作り上げ、世界に広めた人です。
僕の職場のスクール内でも、千田先生の話題はよく会議に出ました。
社内の回覧板にも、千田先生の顔写真が出ていたことがあります。
名著「英会話・ぜったい音読」の共著者でもあります。
いつか千田先生にお会いしてみたい!
と思いつつも、千田先生のセミナー登壇は対企業のものがほとんどで、個別で一般申し込みができるセミナー情報を見かけたことがありませんでした。
僕にとっては、千田先生は常に、「よく見ているけど、近づけない存在」まさに、TOEICテストと同じような立ち位置だったのです。
そんな千田先生が、僕の目の前数メートルにいるのです!
僕は、それだけで「あぁ、今日来た甲斐があった!」と感動してしまいました。
・・・つづく。
後で千田先生と写真を撮っていただきました!千田先生の方から肩を回していただき、ドキドキしながら撮りました。

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From 師範代Shinya(新村真也)
(やり直し英語達成道場 師範代)
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