(→前回の続き)
「自分が日本で身につけた英語が、海外のビジネスの現場で使えるのか?」
その疑問に対する答えは、Yesでした。
少なくとも普通のオフィスワークであれば、何とか乗り切れることが実感できたのです。
ちなみに僕は、この時までにビジネス英語専用のテキストを使ったことはありませんでした。
DUO3.0の英単語帳に載っていた英単語だけで、何とか切り抜けることができました。
僕がカナダに持って行ったテキストは3冊ありました。
①DUO3.0(すでに一通り終えていましたが、さらにブラッシュアップするため)
②速読速聴英単語Basic2400(初心者レベル)
③速読速聴英単語Core1900(中上級レベル:生のニュース英語)
この3冊のうち、現地の生活で最も役に立ったのは、②の初心者向けのテキストBasic2400でした。
現地で最も役立ったテキスト
Basic2400は、中学英語をベースに書かれた、読み上げ時間が30秒~1分程度の短い英文がたくさん収録されている、音読トレーニング用の教材です。
英文の種類は、
・家族や友人とのカジュアルな会話文
・広告(チラシ)の英文
・コマーシャルのナレーション
・一人語りの短いスピーチ
・日本文化や習慣をシンプルに説明する英文
など、海外での日常生活でそのまま使える英文が満載でした。
文法は中学英語ベースですが、かなり実用的な言い回しが多く、
「これが自分の口から言えたら、かなり話せるようになるのでは?」
とワクワクさせられる英文がたくさん入っていました。
ネイティブなら子どもでも知っているけど、日本人は知らない英単語
Basic2400は英単語の選定も独特で、いわゆる「お勉強」が目的ではないので、実用的なボキャがたくさん入っていました。
「ネイティブなら子どもでも知っているけど、日本人は中級レベル以上の人でも意外に知らない英単語」
が、Basic2400には多数収録されています。
日本の英語教育では、フォーマルで学術的な英単語は習いますが、「日常生活に密着した英単語」を習う機会はありません。
・家の中で目にするアイテムの呼び方(部屋の種類、家具の名前など)
・チラシや広告によく出てくる表現(割引表現、日用品のアイテム名など)
・身体や顔のパーツの呼び名(おでこ、まゆげ、指など)
・体調が良くない時の表現方法(身体の痛み、風邪の症状など)
・薬の種類の名前や飲み方、用法の言い回し
・動物や魚、昆虫などの日常的な生き物の名前
これらは、日本ではテストに出題されることはないので、学ぶ機会がないまま、上級レベルの英単語を覚えていきます。
でも、僕がカナダの現地に住んでみて気づいたのは、「こういうジャンルの英単語こそ、知らないと日常生活で困る」ということです。
オフィスで同僚や上司と業務上のやりとりはスムーズにできるのに、家でホストファミリーと雑談する時には、なかなか英単語が出てこなくて詰まってしまうという、いびつな現象が起こりました。
現地に住んでいると、Basic2400に収録されている英単語が、毎日のように自分の目や耳に飛び込んできます。
風をひいた時にも、ドラッグストアでBasic2400の英文が必要になりました。
必要性を実感したので、僕は毎日夢中になってBasic2400の英文を音読し、覚えたそばから使っていきました。
その結果、
①知る(知識)
↓↓↓
②できる(スキル)
↓↓↓
③使える(英会話)
のサイクルを超高速で回すことができました。
すぐ使う英単語は覚えるのも早い
自分が明日にでも日常で使うかもしれない表現は、ものすごく頭に入ってきます。
音読する時にも、実際に店員さんを相手にしているシーンをリアルに想像しながら声に出すので、記憶への定着度合が段違いでした。
よく「中学英語を本当の意味で身につけたら、十分にコミュニケーションが取れる」と言われています。確かに、文法だけ見るとそれは事実だと思います。
中学英文法を土台にして、そこにBasic2400のような日常英単語を積み上げていくと、実際の海外生活で困らないレベルの英単語が身につく、という流れを僕は実際にカナダで体験しました。
カナダですっかり自信をつけた僕は、日本に帰国後に、大きな「やらかし」をして、一気に地獄の底に突き落とさせる出来事が起きるとは、この時には想像できませんでした。
・・・つづく。
P.S.
Basic2400のテキストは今でも改訂を重ねてブラッシュアップされ続け、今すでに ver.4になっています。Basic2400 ver.4の英単語やフレーズを会話で使えるようにする勉強法が学べるセミナーはこちら(※テキストのコピーデータが1ユニット分ついてきます)
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