【新登場:第二言語論をベースにした英語トレーニング本④3ます英語】

from 師範代Shinya

(→前回の続き)

「言いたいことが英語で口から出てこない」

そんな時の大きな原因になっている、

「主語が思いつかない問題」

を解消するためのエクササイズが、この本では1つずつステップを踏みながらできるようになっています。

最初のステップは、主語を思いつく練習として、3種類だけに絞ります。

I, You, It

の3つです。

英文を作る時には、常に「誰が?」と思いながら、I か You かを当てはめられないか?を考えながら言う、ということです。

そして、どう考えても I でも You でもない時には、It を使う。

これだけで、何とか会話が成り立つことが多いのです。

これを見て、「確かにその通りだよな~」と僕自身も実感しました。

自分自身の英会話を振り返ってみても、確かに I, You, It をよく使っています。

「誰が?」と自問自答する

たとえば日本語で、

「今日は忙しい」

と言いたいときに、日本語のままで文章を作ろうとすると、

Today is busy.

と言ってしまいがちです。

でもそこで、「誰が忙しいの?」と自問自答すると、

「私が忙しいんだ!だから、主語は、I か!」

と気づけます。

すると、

I am busy today.

という言い回しが思いつくのです。

他にも、「楽しかった!」と言いたい時に、そのまま日本語を英語にしたら、

Enjoyed!

と言ってしまいがちです。

でもそこで「誰が楽しかったの?」と自問自答すれば、

「私が楽しかったわけだから、主語は I か!」

と気づけるのです。

そして、

I enjoyed.

という構文が思いつきます。

実際には enjoy は「~を楽しむ」という意味なので、「~を」の部分が必要になります。

そこで、

I enjoyed it.

まで言って初めて、日本語の「楽しかった」に相当する英文になります。
とはいえ、とりあえず最初のステップとして I が出てくることで、「最初の第一声が出てこない」「構文がまったく思いつかない」という現象を避けることができます。

相手について言うときには、常に You

日本語では、相手のことを言うときに、「あなたは」とは言いません。

文法的にはアリですが、実際に会話で使うと、よそよそしさを与えたり、上から目線に聞こえることすらあります。

そのため、僕たちは相手の名前を呼ぶことで、丁寧さを出そうとします。
スミスさんに向かって、

「スミスさんは、優しいですね」

と言ったら、丁寧に聞こえます。

でも、英語でそのまま

Mr.Smith is kind.

と言ったら、ここにいない第三者について話しているように聞こえてしまうのです。

英語では、相手のことを話す時には、常に You を主語にします。

You are kind.

が正解なのです。

I にも You にも当てはまらないものは、It

そして最後に、どう考えても I にも You にもならなさそうだな、と思ったら、It を使います。

たとえば、会話の中で相手の「週末のお楽しみプラン」について聞いて、「ステキですね!」と言い時に、自問自答します。

「誰がステキなのか?」

私がステキ?

いや、違う。

あなたがステキ?

さっきより近いけど、別に「あなた自身がステキ」と言いたいわけじゃない。

じゃあ、It を使っとこう!

It is nice!

となるわけです。

また、時間や曜日、天気、距離などを言う時にも、主語が思いつきません。

9時だね。

と言いたい時に、「誰が?」と自問自答します。

私が9時?

いや、違う。

あなたが9時?

いや、違う。

だったら、It を使っておこう。

It’s 9 p.m.

これでバッチリです。

同じ要領で、

It’s sunny.
(晴れてるね)

It’s Tuesday.
(火曜日だね)

It’s far.
(遠いね)

などもいけます。

主語が I でも You でもない時には、It と覚えておくだけで、かなり「主語が思いつかない問題」が解決するのです。

実際に、僕が今自分のトレーニング用に使っているフレーズ本「日本語のように話せるキレッキレ英語」の中にも、これでもか!というぐらい、わんさか It が登場します。

改めて、It の汎用性の広さに驚くばかりです。

「3ます英語」の本では、会話の第一声を決める主語を選ぶコツを、一番最初に学ぶことができるのです。

これは、英会話をできるだけ早く上達させたい人にとっては、嬉しい工夫です。

 

・・・つづく

 

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