from 師範代Shinya
(→前回の続き)
ステージ4で「省エネ優先」のレッスン受講を続けているうちに、だんだん変化が訪れてきました。
オンライン英会話レッスンを受けることに対する「よっこらせ感」がだんだん薄れていったのです。
そして、レッスンに対する過剰な期待がなくなりました。
それまでは、心のどこかで、
「会話が盛り上がらないとダメだ」
「せっかくやるなら、上達しないと」
「今日のレッスンで意識することを決めておかないと」
など、期待というか、ノルマのようなものをうっすら感じていました。
そして、英会話レッスン後にこれらが満たされなかったと感じると、「何とかせねば!」みたいな声が心の底から聞こえてくることもありました。
でも、省エネ優先ステージでは、そういった心の声をすべて追い払いました。
とにかく、英会話レッスンにかけるコストを最小限に抑えることを最優先したのです。
ずっと省エネモードで行くというよりかは、実験的に一定期間続けてみることにしたのです。
省エネモードを続けるうちに、もう、何も聞こえず、何も感じなくなりました。
完全に「無」です。
ステージ5:無
無のステージでは、期待も落胆もありません。
レッスンが始まる前にも、何も期待しない。
気合いも入れない。
ただ、時間が来たら、パソコンの前に座るだけ。
レッスン後も淡々と次のレッスンを予約する。
期待を捨てれば、先生選びもラクになりました。
時間をかけて選んでも、何も考えずに直感で選んでも、特に結果に差は出ないことが分かってきました。
無のステージでは、不思議なことが起こりました。
レッスン中の集中力が高まったのです。
レッスン内容、先生、自分のパフォーマンス、すべてに対して期待も批判もしない、ニュートラルな姿勢で臨むと、リラックスした気分になります。
その結果、集中力が高まって、目の前で起こっていることだけに目を向けられるようになりました。
・先生の話す英語のリスニング力が上がり、
・聞き取れない部分があっても焦らず、
・自分が話す英語にミスがっても気にならない。
そんな状態で受けるレッスンは、とても快適でした。
また、英語力だけではありません。
以前は、先生から予想外の質問をされたり、トピックをコロコロと替えられたりすると、心が動揺していました。
でも、無のステージでは、それがなくなりました。
どんなトピックが来ても、とりあえず考えてから、思いつかなければ「思いつかないから、トピックを変えてもいいですか?」と静かに聞く。
そんな感じで対応できるようになりました。
あえて評価の低い先生にチャレンジ
以前の記事にも書きましたが、僕はあえて評価の低い先生とのレッスンにチャレンジしたこともあります。
いったい何がそんなに評価を下げているのか?
知りたくなったからです。
多くの場合、評価の低い先生に共通する要素は次の4点でした。
①レッスン中にあくびを連発する
②友達とスマホで話す時のような姿勢(ベッドに寝っ転がったり)して、でレッスンしている。
③レッスン中に、必死でタイピングしながら別の作業をしている。
④通信がしょっちゅう途切れる
日本の接客精神からすると、あり得ない!と言いたくなる状態ですが、僕はこれを予期しながら「自分がどう対応するか?」を訓練してみました。
①レッスン中にあくびを連発している先生に、「眠れてないの?」と聞いてみる。
②ベッドに寝っ転がっている先生に、「日本のコントで、就職試験中にベッドに寝っ転がっているヤツ」というYouTube動画を紹介してネタにする。(ジャルジャルの動画)
③レッスン中に、必死でタイピングしながら別の作業をしている先生には、「何やってるの?」と聞いてみる。
④通信がしょっちゅう途切れる先生には、なぜ通信が途切れるのか?一時的なものなのか?解決策は見つかっているのか?を聞いてみる。
ということを試しました。
すると、けっこう意外な答えが返ってくることがありました。
評価の低い先生たちの真実
レッスン中にあくびを連発している先生は、実は不眠症でけっこう真剣に悩んでいたり。
レッスン中に別の作業をしているように見えた先生は、実は僕の振った話題についていくために、同時進行でGoogleで調べていたり。(これでけっこう誤解されるらしい)
通信がしょっちゅう途切れる先生は、Wi-Fiの知識が乏しくて本人も真剣に悩んでいて、こちらのアドバイスに耳を傾けてくれたり。
別に悪意があってやっているわけでもないことが分かりました。
日本人は文化的に、レッスン中にあまり先生の行動に対してその場で突っ込んだり、「もっとこうして欲しい」という要望をハッキリ言わない傾向があるので(そもそも英語で言えないのもありますが)、誤解を受けている先生もけっこう多いことが分かりました。
もちろん、人によっては仕事に対する真剣さが足りないケースもありますが、そこまで悪い人ばかりではないことが分かったのは、大きな学びでした。
また、レビュー評価の高い先生だからといって、必ずしも自分と合うとは言えず、他人の評価があまり当てにならないことも分かりました。
だからこそ、レッスンを受ける前の先生選びで悩んでも、あまり意味が無いのです。
僕は「無のステージ5」で、とても多くの学びを得ました。
そのうちに、ついに次のステージ6に入っていったのです。
・・・つづく。
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