from 師範代Shinya
先日、誕生日プレゼントに、30年前のレトロゲーム機の復刻版「セガジェネシス・ミニ2」をゲットして以来、オンライン英会話の先生で同年代の男性たちに見せまくりました。
現在30~40代の男性たちは、みんなモーレツに反応してくれました。
「Wow!! SEGA Genesis!!」
と叫びながら、みんな笑顔になります。
そして、
・子供時代に自分たちが好きだったゲームが何だったか?
・何面までクリアできたか?
・どのボスが一番強くて倒すのが大変だったか?
・どのぐらいの頻度で新しいソフトをゲットしていたか?
などなど、懐かしい昔話で盛り上がりました。
アメリカはもちろん、イギリス、オーストラリア、南アフリカなど、幅広い国々で知れ渡っていました。
オンライン英会話で世界とのつながりを感じた僕は、Facebookにもセガジェネシスミニ2の写真を投稿したり、ネイティブの友達に自慢したりしていました。
すると、日本に住んでいる同年代の友達Jさん(アメリカのシアトル出身)から、「秋葉原にレトロゲームのお店がたくさんあるから、一緒に見に行かない?」と誘われました。
もちろん僕は、Why not? (行かない理由なんてあるの?)
と答えました。
5年ぶりの秋葉原
僕にとって秋葉原は、5年ぶりです。
前回来たのはコロナ前で、サヤと2人で散策しました。
その時にはレトロゲームさんの存在には気付きませんでした。
コロナ禍ではお客さんの数が激減して、小さな個人商店は閉店したところが多いと聞きます。
久しぶりに見た秋葉原の駅前は、高層ビルが立ち並ぶ、近代的な雰囲気になっていました。
僕を誘ってくれたJさんも、秋葉原に来るのは3年振りだと言っていました。
コロナ禍以前には、ゲーム好きのJさんは秋葉原によく来ていたそうで、お店の位置などを詳しく覚えていて、僕をガイドしてくれました。
街の雰囲気は、コロナ前に戻っているようでした。
どのお店もすごい数の人で賑わっていて、活気がありました。
外国人観光客っぽい雰囲気の人たちの数も、かなり多く見られます。
Jさんがオススメのレトロゲーム店には、驚くほどの数の「昔なつかしのゲーム機やソフトたち」が、ぎっしり並んでいました。
僕はそれを見て、ワクワクしてきました。
小さなお店の売り場にギッシリと、ファミコン、スーパーファミコン、メガドライブ、PCエンジン、ネオジオなどの、80~90年代を代表するゲーム機たちが並んでいるのです!
さらに、本体だけではなく、ソフトもズラッと並んでいます。
その光景はまるで、小学生時代にタイムスリップしたような感覚でした。
よくこんな昔のゲーム機を、何十年も保管していた人たちがいるんもんだ!
と驚きました。
ピンキリの値段
中古のゲーム機やソフトの値段はピンキリです。
安いものは100円から、高いものは100万円までの値段の差がありました。
ゲームソフト1本が100万円!!
さすがに高すぎます!!
でも、そういう価格を見て回るのも、また楽しい時間でした。
中古ゲームの値段は、希少性で決まっています。
市場に出回っている数が少ないものは、高く取引されているようでした。
世界とつながる感覚
店内を見ていて面白いと感じたのは、日本人も外国人も関係なく、80~90年代のレトロゲームコーナーで、真剣に物色しながら、昔話を楽しそうに語っていたことです。
「あ~これは!!懐かしい~!!」
などの声が、日本語と英語で店内に飛び交っていました。
もちろん、僕とJさんも大興奮で、一緒に店内を見て回りました。
そして、お互いの子供時代のゲームの思い出を語り合いました。
そこで、僕とJさんには、たくさんの共通点があることが分かりました。
お互いに「初めて買ったゲーム機本体」は、メガドライブだということが判明したのです。
お互いにどのソフトが一番好きだったか?とか、色んな話をしているうちに、僕はJさんが中学の頃からの知り合いのような錯覚がしてきました。
知り合ったのは大人になってからでも、少年時代に同じゲームで遊び、同じ体験をしていたのです。
ゲームをしている最中は、その世界観の中に身も心も投じて夢中になります。特に子供の頃はその没入感が強いです。
ゲームをしている最中は、どこに住んでいるかは関係ありません。
同じ時代に同じゲームをプレイしていたJさんと僕は、距離は離れていても、同じ世界で遊んでいたのです。
その世界での思い出を今、こうしてお互いに語り合える。
僕は、自分の地元の静岡県と、Jさんの地元のアメリカのシアトルとの、つながりを感じました。
そしておそらく、この秋葉原のお店の中で、レトロゲームを目の前にして喜びの声を上げている外国人観光客たちも、みんな同じ体験しているんだろうなぁ~と思ったら、世界とのつながりを感じました。
こんなに強い感情的なつながりを作り出すジャンルは、ゲーム以外にないのではないか?と思ってしまいます。
僕が小中学生だった頃には、TVゲームは大人気で世の中に旋風を巻き起こしていた反面、「子供の勉強時間を奪う、有害なもの」としてのイメージもありました。
「ゲームなんて上達しても、将来何の役にも立たない」
というイメージがあったからです。
そのため、当時の子供たちは、親から1日のプレイ時間を制限されていたり、家庭によってはゲーム自体を完全に禁止しているところもあったようです。(今でもその傾向はあると思います)
でも、こうして大人になって気付いたことは、当時に費やしていたムダな時間(ゲーム体験)が、世界の人たちとのつながりを生み出している、ということです。
これが勉強のトピックだったら、ここまで盛り上がることはなかったでしょう。
「当時の日本では、小学校○○年の時には、算数の授業で○○を習ったな~」
「あー!俺も!俺も!!アメリカも同じだよ!いや~懐かしいな!」
という会話は聞いたことがありません。
そこまで詳細に覚えていることはないでしょう。
でも、ゲームは大人になっても、「自分が何歳の誕生日に何を買ってもらったか?」までを詳細に記憶しているものです。
これは、大人になってから初めて分かったことです。
30年前は「一銭の得にもならない」と思われていたゲームに費やした時間が、今は世界の人たちと感情的につながるきっかけになるのです。
もし仮に僕が今、世界をまたにかける商社マンの仕事をしていて、海外の大企業の社長と商談をしていたとしたら・・・その社長とたまたま同年代で、幼少期のゲームの話で盛り上がったら・・・
おそらく、まったく共通点がない相手に比べて、商談が通りやすくなるような気がします。(あくまで想像の話ですが)
そういった金銭的なメリットがあるかどうかは置いておいても、世界の人たちとつながりを感じられるのは、嬉しいものです。
日本人が英会話を身に付けたい理由の1つにも、「世界の人たちとつながりたい」という声は多いです。
たとえ遠回りしたり、一見ムダに思えることに時間やエネルギーを費やしても、将来、いつどんな体験が役立つ日が来るか、分からないものですね!
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From 師範代Shinya(新村真也)
(やり直し英語達成道場 師範代)
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Shinya さんは、いつも、どんな体験も無駄ではない。と捉えている事が素敵だと思ってブログ読んでます。
ありがとうございます!そう言っていただけて、嬉しいです!