from 師範代Shinya
(→前回のつづき)
お台場で開催されている「外国産の世界最大カブトムシが触れるイベント」の体験談シェアです。
長い行列で待ち続けた後、いざ!カブトムシ&クワガタ触り放題タイムが始まりました。
巨大虫かごの中に入ると、前回のスカイツリーのイベントと同じように、木の幹が2メートル間隔で何十本も立ててあって、1本ずつの木にカブトムシやクワガタが止まらせて準備されていました。
ただ、今回は前回と違って、昆虫の数が圧倒的に少ない印象でした。
1本の木に、1~2匹程度です。
前回の時には、1本の木に5~6匹が平均だったので、だいぶ減少なく見えます。
おそらく、今回のイベントの方が外国産の珍しいカブトムシやクワガタを入れているので、コストがかかるのかもしれません。
日によって種類は違うようですが、今回は、カブトムシはアトラスオオカブトで、クワガタは羽が茶色いガゼラツヤクワガタと、ものすごい巨大なヒラタクワガタでした。
(正式名称はもう少し細かく分かれると思いますが、大まかな分類はそんな感じです)
カブトムシもクワガタもツヤツヤ&ピカピカで、まるで表面にニスを塗った模型のように見えます。
でも、その模型っぽい昆虫が実際に目の前で、手の中で動いているのです!
少年時代には図鑑の中でしか見れなかった珍しい外国種が、今自分の手のひらに!
と思うと、少年時代に戻って自分自身に見せてやりたい気分です。
おそらく、娘よりも僕の方が興奮していたと思います。
まさかのアクシデント!
3才の娘は、1匹目のクワガタをとてもスムーズに木から引きはがして、手のひらに乗せて楽しんでいました。
クワガタの大アゴに指をはさまれないように、うまく持っています。
初回の時にも、娘はかなりスムーズにカブトムシとクワガタを扱っていましたが、今回はさらに洗練された感じがします。
しばらくクワガタと遊んだ後、スムーズに木に戻し、次のターゲットを探しました。
次はアトラスオオカブトです。
娘は、前回と同じようにカブトムシの両脇を持って、木から引き剥がそうとしました。
ところが、クワガタに比べてカブトムシの方が力が強いので、なかなか引き剥がせません。
そこで娘が少し指の位置を変えてもう一度持ち直そうとした瞬間、アクシデントが起こりました。
カブトムシの首のすきまに、娘のムチムチの人差し指の肉がはさまったのです!!
※↑たまたま動画でその瞬間を撮っていました
カブトムシはただ、触られてビックリして首を上げただけなのですが、そのわずかなスキマに、娘の指の肉がはさまりました。
その瞬間、娘は大号泣!!
「いたい~!!!いたい~!!」
と泣き叫びました。
僕はすぐに、娘の指を引っ張って救出しました。
指を見ると、第一関節と第二関節の間のあたりの肉に、はさまれた跡がクッキリとついていました。
おそらく、思い切りつねられたような痛みだったでしょう。
といっても、クワガタのアゴのように鋭いギザギザに挟まれたわけではないので、出血はありません。
おそらく、しばらくしたら内出血して赤くなるかな~ぐらいの負傷度合いでしょう。
でも、娘にとっては生まれて初めての経験です。
子供は大人の何倍も痛みの感覚が鋭いそうなので、きっとかなり痛かったと思われます。
そこから娘はずっと泣き続けていました。
途中リタイア
今回もじっくり満喫できると思っていたふれあいコーナーは、まさかの開始5分で娘が号泣し始めたことで、雰囲気が一気に変わってしまいました。
娘はアトラスオオカブトを恐れてしまい、その後は一切触ろうとしません。
そこで僕は、自分が木からクワガタを引き剥がして、娘の手の上に乗せることで、気をそらして泣き止まそうとしました。
娘は、クワガタが自分の手の上に乗っている時には一瞬泣き止んで笑顔になりました。
でも、また戻して別の木に止まっているアトラスオオカブトを見ると、自分の指の傷を見返して、また泣き始めます。
これが何度も続くので、さすがに僕も苦しくなってきました。
今回のふれあい体験は15分ごとの入れ替え制で、残り時間はあと5分以上余っていましたが、娘はもう、完全に戦意喪失している様子です。
「もう出るか?」と娘に意思確認をして、コクンとうなずいたので、早めに退場しました。
今回は、制限時間までフルに楽しめなかったのは残念でしたが、実は娘にとっては良い経験になったのでは?と僕は思います。
戦いの勲章
僕も子供の時の夏休みに虫取りをして遊んでいた頃、よく虫には泣かされた経験があります。
特にクワガタやカブトムシのような大型で力の強い昆虫を触っていると、自分の指や手がダメージを受ける確率が高いです。
しかも、野生の昆虫は養殖モノに比べて力が強く、攻撃的なことが多いです。
はさまれる、ひっかかれる、トゲが刺さる、切られるなどの表面的なケガは、虫遊びには必ずついて回ります。
人間は一度痛い思いをすると、そこから学びます。
二度と同じ位置に指をおかないようにしよう!など、身体で虫の安全な扱い方を覚えていくのです。
今回の娘の指の負傷は、僕としては「戦いの勲章」だと思っています。
虫にやられて、虫の世界をより深く知るキッカケになったでしょう。
とはいえ、傷ついたら手当をしなければなりません。
僕は、会場にいたカブトムシの形をした帽子をかぶった係員の女性に事情を説明して、絆創膏を1枚もらいました。
どうやら同じように負傷する子供はいるようで、係員さんはポケットに何枚か絆創膏を入れていました。
絆創膏を貼ると、娘は突然元気になり、再び笑顔が戻ってきました。
そこで僕は、娘の士気を立て直すために、いよいよ本日の目玉である「世界最大のカブトムシ&世界で最も美しいクワガタ」のふれあい体験コーナーに向かいました。
・・・つづく。
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