from 師範代Shinya
（→前回の続き）
DUOシリーズで最も初心者向けレベルとして新登場した、DUO BASIC のテキスト。
これを待ち望んでいた人も多いのではないでしょうか。
DUO3.0は人気が高い一方で、語彙レベルは高めです。
英検準１級、TOEIC７００点台を取るだけのボキャブラリーが収録されています。
文法のレベルも高めなので、ユニットによっては例文の読み解きに時間がかかります。
僕はDUO3.0に挑戦する人のサポートをするために、「DUO3.0完全マスターコース」という動画セミナーを作って、全ユニットの全例文の解説をしています。
できるだけかみ砕いて解説していますが、それでも「例文自体がムズカしい」ことに変わりありません。
これを解消するために、「DUOセレクト」というテキストが登場しました。
DUOセレクトの例文は、その名の通り、DUO3.0の英単語の中から特に厳選して「これは覚えるべし！」という英単語を、収録しています。
英単語数が少ないので、テキストは薄めで小さいです。
例文もDUO3.0に比べて短めで、シンプルなので、ハードルが下がります。
まずはDUOセレクトで中級レベルの英単語に慣れてから、DUO3.0に入ることで、良い架け橋になるように作られています。
もちろん、DUOセレクトだけでも十分に英会話ができるレベルになっています。
実際に、４０代男性がDUOセレクトの例文をすべて暗記して使えるようにしたら、海外で事業を興すことに成功しました。
今はオンライン英会話スクールの中で超有名な「QQイングリッシュ」の代表、藤岡頼光さんです。（頼光さんの著書の中で、DUOセレクトのやりこみ体験談を詳しく書かれています。ぜひ読んでみてください。）
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DUOセレクトよりもさらに基本を学べるのが、今回のベーシック
DUOセレクトの本はレベルを下げてあるものの、それでも英検２級＆TOEIC６００点レベルと、かなり高めであることは変わりありません。
初心者の方にとっては、まだ敷居が高く感じることがありました。
そこで登場したのが、今回の「DUOベーシック」なのです。
DUOセレクトとの最大の違いは、「英単語をゼロから選出している」ことです。
DUOセレクトは、あくまでDUO3.0の英単語の中から選んだ英単語で作らている、補助的な位置づけでした。
でも、今回の新しいDUOベーシックの方は、ゼロから英単語を選定し直しています。
レベルは明記されていませんが、僕の感覚値としては、英検３級～準２級レベル、TOEIC換算では４００点台～５００点台前半ぐらいといった感じです。
文法レベルも中学英語の範囲内で書かれています。
例文も日常会話のセリフがメインなので、自分が使うシーンが想像しやすいと思います。
最初で撃沈しない仕様
DUO3.0が挫折しやすい理由として、「セクション間のレベルの差が大きい」ここと、「最初の方のセクションの例文がムズカしめ」という要素がありました。
僕は最初、DUO3.0をセクション１から順番に攻略しようとしたのですが、セクション１の例文があまりにムズカしすぎて、途中で挫折しました。
しばらく本棚にしまってから精神的に持ち直してた後、セクションを順不同に進めることで、最後まで行くことができました。
（その時の経験から、僕のDUO動画セミナーでは、セクションは順不同で、やさしい順に進めています）
でも今回の新しいDUOベーシックでは、最初の方のユニット（※今回からセクションという呼び方ではなくなりました）の例文は、とてもシンプルで短いものになりました。
たとえば、
１．Hi, I’m Bob. Nice to meet you. Hi, I’m Jennifer. Nice to meet you too.
という、中学１年で習うあいさつ文から始まっています。
その後も、ユニット１の例文はシンプルなものが続いていきます。
後ろに行くほど、だんだんレベルが上がっていく感じの作りになっています。
これは、ユニット１から順番に進めたい人にとって、ありがたい仕様です。
ちなみに、上記の１．の例文で登場する Bob と Jennifer は、DUO3.0の名物キャラになっています。
この２人の人間ドラマが例文の中でかいま見えて、、クスッと笑ってしまうのです。
そんな２人の最初の出会いの文章が、今回のベーシックの１．の例文に収録されているのは、DUOファンとしては最高に熱いです！
「この２人の物語は、ここから始まったのか！」
と僕は叫んでしまいました。
まるで人気映画シリーズの最新作で「エピソード・ゼロ」を見ているような気分になります。
こういう遊び心が詰め込まれているのも、DUOシリーズの楽しいところなんです。
・・・つづく。
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