from 師範代Shinya
(→前回の続き)
※真のリスニング力を養うための「英語への耳の感度UP」専用テキストのレビューの続きです。
この本の効果は、僕の身近な人物にテキメンに現れました。
妻のサヤのリスニング力がアップしたのです!
と言っても、サヤがこの本を使って本格的に毎日取り組んだというわけではありません。
サヤがこの本の問題に触れたのは、トータル3回です。
僕は先月、この本を使ったZoomセミナーを開催しました。
著者のロイ先生と出版社さんに許可をいただき、テキストの一部をコピーしてセミナー内で使わせていただくことができました。
僕はいつもZoomセミナーを開催する前に、サヤと一緒にリハーサルを行います。
サヤが生徒役になって、僕のセミナーを受けるのです。
サヤがチェックする項目は、大きく3つ。
①セミナーのレベル感(ムズカし過ぎず、カンタン過ぎないか?)
②僕の説明が初心者にも分かりやすいか?早口すぎないか?話が長すぎないか?
③セミナー全体が予定時間内に収まるか?(タイマーで測る)
です。
サヤはここをビシバシ指摘してくるので、場合によってはリハーサルの後にセミナーの80%を作り変えることもあります。
今回のセミナーでは、ある程度テキストに沿って進めていくので、大幅な変更はありませんでした。
それでも、問題数を削ったり入れ替えたりして手直ししたので、トータル3回、リハーサルを行いました。
つまり、サヤはリハーサルのたびにこの本のメソッドでリスニング訓練をしたのです。
すると、明らかに聞こえ方に変化を感じられるようになったそうです。
細かい音に意識が向くようになる
サヤの感じた変化は、2つありました。
①1回目は全然聞こえなかった英文が、3回目のリハーサルでは一字一句聞き取れるようになった。
②ふだんの音読トレーニング(Basic2400 ver.4 使用)で、初見の英文のシャドーイングやオーバーラッピングをする時に、ネイティブ発音の細かいところが聞き取れるようになった。その結果、自分の発音にも細かく注意を払うことができるようになった。
以上、2つの変化が現れました。
①は、自分でもビックリするぐらい聞き取れて嬉しかったそうです。
②は、毎日の音読トレーニングの質がアップすることで、音読が楽しくなり、集中力も上がったようです。
たった3回の繰り返しで、ここまで変化を感じられるとは!驚きでした。
フレーズが自然に口から出てくる
これは後日談なのですが、セミナー本番が終わった後、サヤが散歩しながら突然、この本の中の英文フレーズを全文スラスラ言ってきました。
・1回目は、リスニングパート1の写真描写問題と同じような風景を見た瞬間に、その情景を描写する英文を言いました。
・2回目は、日本語の会話の流れで「どっちがいい?」みたない話になった時に、リスニングパート2の会話英文をスラスラ言ってきました。
この2つのフレーズは、僕がセミナー内で使ったページの英文でした。
僕は、これにはかなり驚きました!
というのも、サヤがこの英文を実際に口に出して音読したのは、トータル「3回だけ」だったからです。
僕はセミナー内で「音読練習」を1回サラッとやるパートを作りました。
これはあくまで、音に敏感になるための音読で、覚えるためではありません。
何度も繰り返し音読するわけではなく、1回だけサラッと通しただけで終了しました。
ちなみにサヤは、リハーサルも入れるとトータル4回、同じ英文を音読した計算になります。
僕の経験上、たった4回の音読で英文フレーズを記憶した人はいません。
瞬間英作文トレーニングでも、1つの文章を60回~80回声に出すことが推奨されています。
今回のサヤのケースは、トータル4回しか音読していません。
でも、サヤの脳内にはこの英文が焼き付いていたのです。
そして、実際にそれを使えそうなシチュエーションになった瞬間に、英文がスラスラ口から出てきました。
これは「音読の刷り込み効果」というよりも、その前の段階で「音だけに集中して聞く効果」が影響していると言えるかもしれません。
僕はこの時、昔からよく見かけた、あの怪しい英語教材の広告フレーズを思い出しました。
・・・つづく。
今回紹介した「イングリッシュ・ドクターのTOEIC L&Rテスト最強の根本対策 Part1 & 2」はこちら↓↓↓
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From 師範代Shinya(新村真也)
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