【英語の勉強は「努力しない」方が良い理由】

from 師範代Shinya

英語学習に限らず、何かを継続して、結果が出るまで成し遂げるには「努力が必要」というイメージがあると思います。

だから、自分も努力しなければ!とガンバっている人も多いでしょう。

もちろん、英語が話せるようになった人に「すごい努力したんですね」と言えば、「そうですね。」と答えるでしょう。

僕も、自分が英会話スクールの生徒から3年後に先生になった時に、同じスクールで過去の僕を知る生徒の人たちに会うたびに、

「え?シンヤさん先生になったんですか?スゴいですね!きっとものすごい努力したんですね!」

と言われて、「ありがとうございます。そうですね。」と返すことを繰り返していました。

ただ、「ものすごい努力したんですね」という言葉に感じるニュアンスに、少し違和感があったのです。

僕の中では、「ものすごい努力をした」という言葉のイメージと、実際の自分の感覚に、ズレがあったのです。

もちろん、英語学習にそれなりの時間と労力を割いてきたことも事実です。

でも自分の中では、「今日も努力するぞ!」という感覚とは違うものでした。

努力という言葉のイメージ

努力と聞くと、

・つらいことをガマンして続ける

・イヤなことを歯を食いしばってやる

そんなイメージがありませんか?

僕にはあります。

実際に国語辞典を引くと、努力の意味は、

「ある目的や目標の実現のため、力を尽くして励むこと。」

                       国語辞典オンラインより引用

と書いてあります。

これが、努力のイメージなんです。

もちろん、何かを上達させるには継続が必要です。

でも、僕は継続と努力は切り離して考える必要があると思っています。

僕は、休まず英語の勉強を続けたから上達したわけではありません。

必ず週に1日は、完全に英語から離れる日を作っていました。

TOEICや英検などの資格試験を受けた後は、疲れを癒やすために数日間英語学習から離れていました。

でもそれは、「継続するために必要な休みだ」と認識していたからです。

また、英語学習をしている時にも、「自分は今、努力しているんだ!」という感覚でやっていたわけではありませんでした。

「努力してるつもりがない状態」こそ最強

やり直し英語を始めたばかりの頃の僕にとって、英語学習は趣味でした。

ジーンズショップの店長として、長時間労働と毎月の売上目標達成のプレッシャーに耐える日々の中で、英語学習の時間は楽しい息抜きだったのです。

英語学習をやっている時には、僕は店長ではなく、「シンヤ個人」に戻っている感覚がありました。

英語の時間は日本文化から解放されて、「個性を重視する西洋文化」に浸りながら、癒やしを感じていたんだと思います。

だから当時の僕にとっては、仕事が終わると、

「あぁ、やっと英語学習ができるぞ!」

という感覚でした。

遅くまで残業になることが分かっている日は、まだ体力が残っている昼休みや午後休憩の時間に、事務所でテキストを開いて音読していました。

その時の僕は、「努力」のイメージである、

・つらいことをガマンして続ける

・イヤなことを歯を食いしばってやる

という感覚はなかったのです。

僕にとって英語学習は娯楽であり、TVゲームで自分のキャラを敵と戦わせて、経験値をコツコツと稼ぎながらレベルアップさせていく感覚に、近いものがありました。

自分自身の英語力をコツコツと積み上げていくのが、楽しかったのです。

積み上げてレベルアップした先に、何が待っているのか?

どんなストーリー展開があるのか?

その世界を見てみたいという、ワクワク感もありました。

また、最初にレベル1でいきなり戦って、僕を瀕死の状態にさせたラスボス(TOEICテスト)に、最終的にリベンジをかましたい!

という野心もありました。

別にTOEICで高得点を取ったから何かあるわけではなかったのですが、単に好奇心で「自分のレベルを上げて、もう一度戦ってみたい!」と思っていたのです。

努力してる感覚があるなら、方法を見直すサイン

もしあなたが今、自身の英語学習で「ものすごい努力している感」があるとしたら、方法を見直すサインかもしれません。

たとえば、ゲームが好きな人が、「1時間もゲームやったんだよ!努力したでしょ?」って言わないですよね。

それと同じで、好きなことは、「気づいたらやってる」ようなジャンルです。

同じことをやるにしても、

①ものすごい意志の力を使いながら、自分がやりたくない勉強メニューを、歯を食いしばって毎日続けている人。

②同じ勉強を、「楽しくて仕方ない!」という感覚でやっている人。

どちらの方が、上達するでしょうか?

どちらの方が、長く継続できるでしょうか?

おそらく、②の人ですよね。

でも、「努力している感覚」で言えば、①の人の方が強いはずです。

自分で決めた勉強時間を死守するために、時計をチラチラ見ながら「まだ1時間たたないのか」とため息をつきながら勉強しても、ぜんぜん頭に入ってきません。

それよりも、「気付いたら1時間たってた!明日も早いし、もう寝なきゃ!あぁ、1日がもうあと1時間あったらなぁ」と思いながら勉強している人の方が伸びは早い、というのは、何となくイメージできると思います。

努力してる感覚があるうちは、方向性がズレてるか、方法が合ってない可能性があります。

「がんばるぞ!」じゃなくて、「つい手が伸びちゃう」くらいの学習スタイルを、目指してみてくださいね。

もちろん、どんなに楽しい勉強内容でも、短期的な気分のアップダウンはあるものです。

日によってはまったく同じ内容でも、気乗りしないこともあるでしょう。

そんな時の対処法は、また別の記事でお伝えします。

とりあえず、長い目で見た英語学習継続の秘訣は、「楽しむこと」です。

 

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