from 師範代Shinya
今、YouTubeで驚きの天才少女が話題になっています。
CBCニュースのYouTube動画のタイトルは、
「990点満点のTOEICで985点!英検1級の小6女児 生後10ヶ月から英会話教室 夢はアメリカの大学で脳の研究」
というものです。
こういった天才少女&少年の話題は、定期的にニュースになります。
過去に僕がブログ記事やYouTube動画で取りあげたものには、
・倉敷で外国人観光客を相手にガイドをする、天才小学生兄弟
・小6でTOEIC980点の天才少女
などです。
ここ数年で、TOEICで高得点を取ったり、英検でムズカしい級に合格したりする子どもが増えている気がします。
どんどん低年齢化が進んでいき、「ついにここまで来たか!」と感じたのが、最近見たニュース動画です。
タイトルよりスゴい戦績
動画タイトルは、「TOEIC985点・小6女児」といったキーワードが並んでいます。
でも、実際に動画を見てみると、実はこのスコアを取ったのは今ではなく、2年前=小4の時だそうです。
さらに、英検1級は小3の時に合格したと言っていました。
小3で英検1級合格&小4でTOEIC985点!
これは衝撃的なことです。
そもそも、TOEICの問題にはビジネス英語がたくさん登場します。
当然、場面もビジネスシーンが多くなります。
・企業の営業担当者と、取引先の担当者とのメールのやりとり
・社員同士のミーティングでのやりとり
など、大人にならないと体験できない場面を英語で描いた問題がたくさん登場するのです。
たとえ日本語で読んでも、ビジネス経験ゼロの小4の子どもが理解できる確率は低い気がします。
ビジネス経験の豊富で、現場でバリバリ英語を使っている大人が受けても、700点~800点台になるのが普通です。
そんなテストで、小4の少女が、満点まであと5点の、985点まで取れてしまうとは・・・驚きです!
英検1級も完全に大人向け
英検1級も、TOEICとは違ったムズカしさがあります。
英検1級で登場する内容は、ほとんどが社会問題です。
環境、経済、医療、司法、政治など、社会を形作る上で必要な各ジャンルの、専門的な文章を読んで理解する必要があります。
僕も自分が英検1級合格のために勉強していた時には、こういったジャンルの知識そのものがありませんでした。
そこで、社会問題について書かれた英文記事を毎日読んで、「下地知識」を仕入れていました。
下地知識を仕入れる勉強を始めたのが、30代前半です。この時点での僕のTOEICスコアは、930点でした。
そこから英検1級に合格するまでには、2年間かかりました。
だからこそ、分かるんです。
英検1級に小3で合格してしまう、この女の子のスゴさが!!
英語力だけではムリ
1つだけ言えることは、英検1級もTOEICも、英語力だけでは高得点は取れない試験だということです。
TOEICの場合は、ある程度のビジネス経験や知識がないと、日本語でも読めないでしょう。
英検1級の場合は、社会問題を読みこなせるだけの下地知識に加えて、「自分の意見を持つ」ことが求められます。
英検1級のライティング問題では与えられたお題について英文を書いて、自分の意見を論理的にまとめなければなりません。
また、英検1級の面接試験では、その場で与えられた社会問題のトピックに対する自分の意見を1分以内に考えて、2分間しゃべり続けなければなりません。
スピーチが終わった後は、自分の意見に対して2人の面接官から深掘り質問&反論をされます。
これがけっこうキビしくて、その場でサッと答えるためには、普段から自分の意見を考えて言うクセをつけておく必要があるのです。
僕は自分が面接を受けた時に、面接官の反論攻撃に、たじたじになったのを覚えています。
なんとか初回で受かりましたが、あのハードな内容を小3の少女が切り抜けたと思うと・・・想像できません。
僕は英検1級合格に向けて、まずは日本語で自分の意見をまとめて言う練習をしました。
日本語でも答えられない内容を、英語で言うことはできないからです。
ということで、僕はこの天才少女がどんな雰囲気の子どもなのか?
ふだんどんな勉強をしているのか?
今までどんな勉強をしてきたのか?
確かめずにはいられませでした。
そして、思わず動画の再生ボタンを押しました。
スマホの画面に映し出されたのは、衝撃の内容でした。
・・・つづく。
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From 師範代Shinya(新村真也)
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