【小3で英検1級合格&小4でTOEIC985点の天才少女③】

 from 師範代Shinya

(→前回の続き)

(※今、YouTubeのニュースで話題になっている、天才少女モユさんの話の続きです)

僕が一番驚いたのは、モユさんの1日の勉強時間でした。

ニュースでは、オンライン英会話レッスンを受けている姿が映し出されただけで、後は机に向かって勉強しているシーンは出てきませんでした。

今の勉強メニューを紹介するナレーションでは、

・帰宅後にオンラインで英会話レッスン

・毎日5分ほど英語ニュースの動画を視聴

と言っていました。

オンライン英会話レッスンの長さは紹介していませんでしたが、おそらく何時間もやっているわけではないと思われます。

オンライン英会話は1コマ30分前後で区切っているところが多いので、1日の受講は1~2コマ程度と考えると、30分~1時間程度でしょう。

ということは、今のモユさんの英語学習時間は、最短35分~最長で1時間5分程度と考えられます。

僕の予想では、さすがにこれだけで英検1級に受かったり、TOEICで985点を取ったわけではないと思います。

試験対策の勉強も、それなりに時間をかけてしたはずです。

ただ、すでに英検とTOEICで十分な結果を出しているので、今はその力を落とさない程度の勉強時間でやっているのかもしれません。

動画の中では、ピアノの発表会に向けた練習風景も出てきていたので、英語にばかり時間を割いていられるわけではなさそうです。

集中力が大事

モユさんを見ていると、英語学習は「ただ長くやっていれば良い」というわけではないと感じます。

もちろん、英語の習得にはある程度の時間がかかります。

よく言われるのは、「2,000時間」という単位です。

大学の実験で、英語のネイティブが日本語を学んで、それなりに話せるようになるためには、2,000時間の勉強時間が必要という結果が出たそうです。

ということは、逆も当てはまります。

僕たち日本人が、英語をある程度のレベルまで身に付けるためには、2,000時間が必要という計算になるのです。

僕自身、自分の英語学習を振り返ってみても、TOEIC300点レベルから900点レベルに達するまでには、トータル2,000時間かかりました。

これを長いと捉えるか?短いと捉えるかは、人によると思いますが、僕はこの時間数は、けっこう現実的ではないかと思っています。

ただ、その一方で、モユさんを見ていると、集中力も大事ではないかと感じます。

「毎日最低4時間以上、モーレツに英語を勉強しました!」

という雰囲気は感じられないからです。

こういったニュースの取材だと、番組の見せ方は大きく2パターンあると思います。

①人の何倍も努力して、モーレツにガンバって結果を出す姿を映し出すことで、視聴者の感動を引き出す。

②生まれつきの才能を持った人が、常人にはできないことをヒョイっとやってのける姿を映し出すことで、視聴者の感心や羨望を引き出す。

おそらく、今回のインタビュー番組の方向性としては②だと思われます。
そのため、モユさんがこれまで努力してきた内容や時間には、あまり触れられていません。

一方で、モユさんが①のタイプではないことも伝わってきます。

その1つが、番組で登場した、モユさんのお母さんの雰囲気です。

お母さんの雰囲気

こんなに圧倒的な成果を出しているなら、さぞかし母親は厳しい教育ママなのだろう、と思いがちです。

子どもが小さい頃から英語に触れさせるために、幼稚園から「お受験」をさせて、私立の一貫校に通わせる。そこでは、英語で全教科を教える「イマージョン教育」を施している。

それが、教育ママの典型的なイメージです。

僕が最近読んだ育児書には、

「親が達成できなかった夢を、子どもを通して実現しようとした場合、いわゆる教育ママ&パパになる傾向がある。それが行き過ぎると、子どもに『今のままのあなたではダメ』『努力しない子は愛される価値がない』というメッセージを常に送ってしまう。それは、子どもの心に深い傷を作る。その傷は、大人になっても消えない。」

と書かれていました。

でも、モユさんのお母さんからは、そんな雰囲気はみじんも感じられませんでした。

ただ、「本人が好きでやりたいことなら、応援する」というスタンスを取っているようです。

実際、モユさんは近所の公立小学校に通っているとのことでした。

そして、インタビューでのお母さんの言葉は、大人の英語学習者にも通じる部分があると感じました。

 

・・・つづく

 

今回は「990点満点のTOEICで985点!英検1級の小6女児 生後10ヶ月から英会話教室 夢はアメリカの大学で脳の研究」のYouTube動画を元に記事を書いています。

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