from 師範代Shinya
(→前回の続き)
※今、YouTubeのニュースで話題になっている、天才少女モユさんの話の続きです。
「楽しむ」というキーワードが、モユさんとお母さんの両方の口から出てきたことは、英語上達の1つのヒントになると思います。
小学生で英検1級&TOEIC985点を取るなんて、英語学習を楽しんでいないと、とてもできないと思います。
小学生だと、まだ英語を学ぶ「強制力」はありません。
強制力がない状態で圧倒的な成果を出すためには、「楽しむ心」が必要だと思うのです。
小学生たちがTVゲームにハマってプレイし続けている時、そこには強制力はありません。
ただ、心から楽しんでいるだけです。
その結果、大人でさえもクリアするのがムズカしいゲームを、小学生がラクラクとクリアできるようになったりするのです。
これと同じ事が、英語学習でも当てはまると思います。
英語学習そのものを楽しめるかどうか?が、成果に影響します。
小学生のモユさんが、うんざりしながら深いため息をついて、英検やTOEICの問題集を開いている姿は想像できません。
きっと、「今日はどんな難問が待ち受けているのか?」とワクワクしながら解いていたのではないでしょうか?
僕の勝手な憶測ですが、モユさんの表情や言葉のはしばしから、そんな雰囲気を感じ取りました。
なぜ、大人は楽しめないのか?
僕たち大人は、どうしても英語学習を「苦行」にしてしまいがちです。
「まだ英単語が足りない!単語帳やらなきゃ!」
「英文を読むスピードが遅い!もっと速読の練習しなきゃ!」
「リスニングが苦手だ。もっとたくさん英語を聞かなきゃ!」
というように、全部「have to」にしてしまうのです。
最初は気楽に楽しく始めた英会話の勉強も、いつの間にか「TOEICで○○点を取ること」や「英検○○級を取ること」が目的になってしまいます。
その結果、自分が興味を持てないジャンルの英文を、うんざりしながら読んだり聞いたりすることに、多くの時間を使ってしまうのです。
でも、それでは脳が活性化されずに、時間をかけている割にはちっとも頭の中に入ってこない、記憶に残らない、という状態になります。
なぜ、大人は英語学習を楽しめないのでしょうか?
その理由は、「焦り」にあると思います。
いつまでに、このぐらいの英語力を身に付けていないとダメだ!
という心の声が、自分を苦しめてしまうのです。
僕たちが焦りを感じる理由は、2つあると思います。
①周りと自分を比較してしまうから。
②人生経験値から来る「推測」を当てにしてしまうから。
①は、自分と同じ世代の人が、自分と同じぐらいの時期にスタートして、今自分より良い成果を出している時に、焦ります。
②は、これまでの人生経験から、「このぐらい勉強したら、このぐらいの成果が出るだろう」と期待して、その期待に沿う結果が出なかった時に、焦ります。
そして焦りは、英語力アップのジャマになってしまうことが多いのです。
・焦りながら勉強していると、ちっとも頭に入ってきません。
・焦りながらTOEICや英検の資格試験を受けている時には、内容が全然頭の中に入ってきません。
これは、僕自身も何度も経験したことです。
僕の焦り経験
僕が最初に焦りを感じたのは、英会話スクールに通い始めて1年たった頃でした。
当時の僕は、「英語のシャワーを浴びていれば、自然に英語が聞き取れるようになり、話せるようにもなる」という幻想を信じていました。
だから、英会話スクールのネイティブの先生を誘って一緒にご飯に行ったり、週3回ペースで外国人が集まるバーに行って、1回2時間粘るというタスクを自分に課していました。
ところが、そんな生活を1年続けた頃に、ふと焦りを感じました。
「なんか俺、全然伸びてない気がする・・・」
と思ってしまったのです。
自分が漠然と期待していた結果は、
「1年ぐらい英語のシャワーを浴び続けたら、けっこうペラペラになるんじゃない?」
という、何の根拠もない希望でした。
当然、文法も英単語も何も勉強せず、ただ実戦英会話1本やりで何とかなると思っていたのです。
今考えると、「そんなわけないじゃん!」と突っ込みたくなりますが、当時は本気でそう考えていました。
だから、その期待通りの結果が出なかったことで、ヘコんで焦ったのです。
また、もう1つ僕を焦らせたのは、同じ英会話スクールに通うクラスメイトのK君でした。
・・・つづく。
今回は「990点満点のTOEICで985点!英検1級の小6女児 生後10ヶ月から英会話教室 夢はアメリカの大学で脳の研究」のYouTube動画を元に記事を書いています。
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From 師範代Shinya(新村真也)
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