【今僕が英語を話している時の脳の感覚①文法はどのぐらい意識している?】

from 師範代Shinya

「日本人で英語をスラスラ英語を話せる人は、どんな感覚でしゃべっているんだろう?日本語と同じ感覚なんだろうか?」

これは、僕が英語学習を始めた最初の年に感じていた疑問です。

当時、僕が通っていた英会話スクール主催のパーティーで、外国人の先生を相手に英語をペラペラ話している上級クラスの人を見るたびに、僕は、

「英語を話す時には、どんな感覚なんですか?」

と聞いてみました。

でも、なかなか言語化するのがムズカしいという回答がほとんどでした。それでも多くの上級者が、

「少なくとも、日本語とまったく同じ感覚でしゃべっているわけではない。それだけは言える。」

と教えてくれました。

それから年月が経ち、今は僕の方が同じ質問を聞かれる立場になりました。

「シンヤ先生が英語を話してる時って、どんな感覚なんですか?」

と聞かれて、サクッと一言で答えるのはムズカしいことが分かりました。
ただ、まったく言語化できないわけでありません。

以前、僕が抱いていた最大の疑問点は、「英語を話す時に、文法をどのぐらい意識しているのか?」ということでした。

この点に関しては、今はかなり正確に言語化できるので、ブログで書き残しておこうと思います。

日本で生まれ育った環境

まず僕は、プロフィールでも書いていますが、日本生まれの日本育ちです。

31才になるまで、海外旅行にすら一度も行ったことがありませんでした。
英語を学ぶ人達によくある「海外文化への憧れ」もそんなにありませんでした。

強いて言えば、小学校の頃に大流行して僕もハマっていたジャッキーチェンの故郷、香港に憧れていました。当時のジャッキー映画はセリフが広東語だったので、よく弟と一緒に広東語のセリフを耳コピーしてマネしていました。

勉強も子供の頃から苦手で、大学受験も経験していません。

28才からやり直し英語を始めた時には、「名詞、形容詞、副詞」という言葉の意味すら忘れてしまっている状態からのスタートでした。

やり直し英語で文法が大事だと知った後に読んだ本は、「中学1年生用の教科書」です。

「英語って何?」という解説からのスタートは、とても読みやすく、分かりやすくて助かりました。

そんな状態からのスタートで、6年後に英検1級合格&その後TOEIC自己ベスト975点を取ることになるとは、まったく想像していませんでした。

僕は完全に第二言語として日本で英語を学んだタイプです。

海外で暮らした経験は、31才の時にカナダに3ヶ月間ビジネス留学した時だけです。

それをきっかけに、ちょこちょこ海外旅行にも行くようになりましたが、1回の滞在期間は4~7日程度です。

僕は海外生活の長い人(数年単位)と比べて、英語に対する脳内の感覚が完全に日本人寄りだと思います。

その視点から、僕が英語を話している時の感覚を言語化していきます。

その時に、「文法をどれだけ意識しているか?」を詳しくお伝えします。

僕が英語を話す時の感覚は、大きく3種類に分けられます。

話すトピックや、会話全体の流れに合わせて、この3つが切り替わっていく感覚が自分の中にあります。

①高速瞬間英作文(文法80%)

まずは、これがベースにあります。

僕は瞬間英作文トレーニングで話す力を伸ばしてきたタイプです。

瞬間英作文トレーニングを始めてから1年半後に、急に英語が口からポンポン飛び出す感覚を味わいました。

この時には、脳内で文法を意識している感覚はほぼ100%でした。

ゴリゴリに文法を意識しながら、脳内で英文を組み立てていく感覚です。

今でも、その基本感覚は変わりません。

ただ、文法を意識している感覚は80%ぐらいになりました。

残り20%は、無意識ゾーンです。

気がついたら、無意識に英語が口から飛び出していて、その英文の文法正答率はかなり高いです。

おそらく、僕にとってのこの20%の感覚が、ネイティブは100%なんだろうと思います。

この感覚が100%になる日は来ないであろうことは、なんとなく感覚的に分かります。

でも、この20%が口から出たときの感覚は、なかなかの快感です。

これを味わわずに英語学習をあきらめてしまうのはもったいない!

と思います。

あなたにもぜひこの快感を味わって欲しいので、この20%の深掘り解説を、次回の記事でやっていきますね。

 

・・・つづく

 

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