from 師範代Shinya
(→前回のつづき)
留学中にIKさんが経験した3つ目の大きな出来事は、「英語でプレゼン大会」に参加したことでした。
IKさんが受けていたメインの授業は、TOEIC点数アップコースです。
でも、以前に「TOEICコースだけだとつまらない」という声が生徒たちの間であったらしく、1日のカリキュラムの中に、英会話クラスが1コマ加わっていたそうです。
その英会話クラスでは、最初は普通の英会話の練習だけだったらしいのですが、1ヶ月半ぐらいした頃に、急に先生が「皆でプレゼンをしよう」という企画を持ち出しました。
最初にくじ引きでテーマを決められて、IKさんは、「教育システム」を引きました。
日本の教育システムについて、何でもいいから資料を作ってプレゼンする、という企画です。
しかも、準備期間はたったの1日!
しかもIKさんは、パソコンを現地に持って行っていませんでした。
スマホの小さな画面で資料を作るしかありません。
かなりシビアな締め切りと作業環境の中、何とかIKさんは準備を進めて、プレゼンができるところまで持っていきます。
内容は、日本の教育システムのため、どうしても堅い内容になってしまいます。
そこでIKさんは、皆の興味を引くために、「日本の学生服の年代ごとの推移」の写真を、プレゼン資料の中に入れました。
プレゼン本番で、皆のリアクション
一晩で作った資料を使って、次の日の授業でプレゼンをしました。
一通り日本の教育システムについて解説した後、「IKさんが高校生だった頃の日本の女子高生の制服と、今の女子高生の制服の違い」を、イラストや写真を交えて解説しました。
すると・・・クラスメイトが大喜びして、拍手喝采を浴びたのです!!
日本の女子高生の制服は、ジャパニーズ・ポップカルチャーとして、世界的に有名らしく、みんな興味のあるトピックで、とてもウケました。
IKさんは説明する時にも、自分だけが話すだけではなく、皆に話しを振って、「あなたはどれが好き?」というように、質問しながら参加させるようにしたそうです。
さらに、たまにジョークを入れて笑いを取ったりもしました。
その結果、ますます教室全体が盛り上がり、IKさんは快感を味わいました。
まったく経験のなかったIKさんの英語プレゼンは、大盛況で終わったのです。
IKさんの性格タイプ
この話から分かることは、IKさんの性格タイプは外向型だということです。
以前の記事で、「ウェルスダイナミクス」という性格タイプ診断テストを詳しく解説しました。
人間の生まれつきの性格タイプを8つに分けて、それぞれの強み&弱みを明らかにするメソッドです。
それが分かったら、自分の強みを活かして、楽しく生きよう!という考え方です。
(※ウェルスダイナミクスの詳しい解説は、このシリーズ記事をご覧ください)
おそらくIKさんの性格タイプは、「スター」です。
スターは直感型と外向型の中間に位置する性格タイプです。
スターの人の強みは、アドリブでプレゼンをすることです。
直感型はゼロからイチを生み出すことが得意なので、今回のような「先生からのムチャ振り」にも、柔軟に対応することができます。
また、自分の作った型にもハマらずに、その場の雰囲気を見ながら、柔軟に対応できます。
スターは、一対多数が得意ジャンルなので、注目を浴びれば浴びるほど、力が沸いてきます。
プレゼンを通して多数の人たちに語りかけ、つながりを感じることができるのです。
これまでに英語プレゼンの訓練を一切受けていないIKさんが、これだけのリアクションを引き出せたのは、生まれつきの才能の力です。
生まれつきの才能は、抑えることができません。
小さな子供の頃から、意識せずに自然にやってしまうことが、才能とつながっています。
親や先生から怒られてもついやってしまうことが、才能なのです。
(ちなみに僕の弟はメカニックタイプですが、小さな頃から家電製品を分解して、親を困らせていました。今ではその才能を活かして、マジック道具のクリエイターとして活躍しています)
おそらく、IKさんは小さな子供の頃から、人前で元気に話したりすることを、自然にやっていたはずです。
その結果、自分でも意識しないうちに場数が増えて訓練されていき、ますます才能に磨きがかかっていくのです。
僕の性格タイプはスターですが、小学生の頃のビデオを見返すと、父親が撮影しているビデオカメラの前で、元気に楽しくしゃべっていました。
僕はこの時代から、ユーチューバーのようなことをやっていたのです。
今やっていることも、何も変わっていません(笑)
きっとIKさんも、昔からそういう傾向があったと思われます。
だから、今回のいきなりのムチャ振りにも対応できたのです。
さらに大きなプレゼン大会に出場
クラス内でのプレゼンで楽しさに目覚めたIKさんは、勢いに乗って学校全体のプレゼン大会への出場を決めました。
この回でも、日本のポップカルチャーであるマンガを取り入れながら、皆の興味を引くプレゼンを意識して資料作りをしました。
そして、より多くの人たちの注目を浴びる中で、プレゼンを楽しんだそうです。
IKさんの体験談を聞いていると、一番強く印象に残っている部分は、やはり「人間関係」の部分に集約されます。
英語プレゼンも、恋バナも、人間関係です。
TOEIC戦略コースを受けたにも関わらず、「こんなTOEIC戦略が学べたんですよ!」という話は一度も出てきませんでした(笑)
TOEIC戦略コースの内容は、IKさんの性格タイプと真逆の「ロード」というカテゴリーになります。
やはり、ロードの道に進んでも、IKさんは最終的にスターの領域である「英語プレゼン大会」に出場して、そこで実績を残すという現象が置きました。
これが、才能の力なんだなぁ~・・・環境は関係ないんだな。
と、改めて僕は感じました。
・・・つづく。
p.s.IKさんがチャレンジしたDUO3.0動画の最終回はこちら。最終回は留学先からチャレンジしました!↓↓↓
—————————————
※このブログに読者登録をしていただくと、最新の記事を1日1回、メールでお届けします。読者登録はこちらをクリックしてください。
↓↓↓
From 師範代Shinya(新村真也)
(やり直し英語達成道場 師範代)
※もくじは、こちら
自己紹介は、こちら
コメントを残す