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また一冊、心が震える本に出会いました。
この本は、読んだ人を「常識の殻」から解き放ち、心に希望を与えてくれます。
文字数が少なく、3~4時間くらいで全部読めます。 この本の中には、ある「トリック」が仕掛けられています。そのトリックのおかげで、読む人に大きな気づきを与える作りになっています。
読む前と後では、まったく違った視点で自分や世の中の人々の行動、起こるできごとを眺められるようになります。
他の小説にはない、おもしろい作りです。僕は読み終わった時には、不思議な気分になりました。そして、モーレツに生きるエネルギーが湧いてきました!!
本に仕掛けられた「ワナ」
この本は、ちょうど真ん中くらいで、 前半と後半に分かれています。
前半は、「祐介」という、夢と希望に満ちあふれた若者のストーリーです。最初の方は、成功小説のような始まり方で物語が進んでいきます。が・・・ここには、ある「ワナ」が仕掛けられているのです。
①主人公の気持ちがよくわかって、感情移入するのですが、読み進めるうちに、なんかモヤモヤしてきます。
②主人公が人生で失敗するわけではなく、登場人物が死んだり病気になるわけでもありません。なのに、読み終わったあとに、すご~く暗くて重たい気持ちになります。
③自分の人生も、こうなるのでは?という、漠然とした恐怖と無力感に襲われます。
前半を読み終わった時点では、「具体的に何が、自分の中でこのネガティブな気分を引き起こしているのか?」その原因が分かりません。
本の中では、主人公はすごく頑張っています。結婚し、子供にも恵まれ、欲しいモノを手に入れ、お金に困るような生活をしているわけでもありません。彼の生き方は、外から見れば、誰からも非難されるようなものではありません。
なのに、なぜか、暗~い、どんよりした気持ちにさせられるのです。
そして、後半部分になると、ようやくその「トリック」が暴かれます。なぜ、前半部分のストーリーでネガティブな気分になったのか?
その理由は、僕たちの誰もが無意識に陥ってしまう、
『6つの常識の殻』
によって引き起こされたとこを知ります。
6つの「常識の殻」をはがす方法
そして、後半部分のメッセージが、その殻をひとつずつ、丁寧にはがしていきます。すると、さっきまでのモヤモヤした気分が、とたんに晴れていくのを感じます。
そして、今のままの価値観では、自分も間違いなく前半の主人公の「祐介」と同じ運命をたどる!ということに気づかせてくれます。
「殻の内側」で生きている人の人生を、「殻の外側」に出た状態で眺めると、まったく違った景色が見える・・・それを1冊の本の中で疑似体験させてくれるのです。
ここでは、これ以上のことは書けませんが、休みの日や、通勤途中の3時間を投資するだけの価値のある気づきを与えてくれる本です。
僕は2回連続で読みましたが、後半を読んだあとに、前半を改めて読み返してみると、仕掛けられているトリックに、リアルタイムで気づくことができます。本当によくできた作りの本です!!
これは、大学1年生~社会人の方、子供育て中の方に、ぜひ読んでいただきたい本です。
常識の殻の外側にいる大人はカッコいい!
もし、「常識の殻の外側」にいるカッコいい大人が増えたら・・・そんな大人たちに育てられた子供が増えたら・・・この先のどんな時代の変化にも柔軟に対応できるようになると思います。
そうなれば、子供たちにとって、「日本の未来は明るい」と感じながら生きられる社会を作っていける気がします。
2015年に国連が発表した、世界の国「幸福度ランキング」で、46位に甘んじている日本が今必要としているのは、さらなる物質的な豊かさを追い求めることではなく、この本にあるような教えを実践できる大人たちを増やすことではないでしょうか。
上京物語 僕の人生を変えた、父の五つの教え(↑※この写真か文字をクリックすると、アマゾンの販売ページへ行けます)
From Shinya
(英語の達人養成ジム 師範代)
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