from 師範代Shinya
(→前回の続き)
前回までの記事で、8つの性格タイプの違いについてお伝えしました。
ちなみに、ウェルスダイナミクスの性格タイプは、生まれつき決まっています。
後から身に付けるものではありません。
実例として、僕と弟の話をします。
僕の弟は「メカニック」の性格タイプです。
弟は、小さな頃からメカニック的なことが好きでした。
小学校低学年の頃から、おもちゃを分解して、中身の構造を確認するのが大好きだったのです。
親は最初、「せっかく買ってあげたおもちゃが壊された」と感じたようですが、実は分解して中身を確認することが、弟にとってのおもちゃの遊び方だったのです。
一方で、僕の性格タイプは「スター」です。
スターは人前でのプレゼンが得意なタイプです。
昔、父が買ったビデオカメラで撮影した映像に、僕が小学生時代の動画が残っています。
今見返すと、僕はカメラの前で一生懸命ごちゃごちゃ話したり、ジャッキーチェンのカンフー映画のマネをして側転したり、派手な動きをして楽しんでいるのが分かります。
僕はビデオカメラで自分を撮影しながら、「見せ方」に興味しんしんで、弟はビデオカメラの構造に興味を示していました。
父が目を離したスキに、弟がビデオカメラを分解しようとしたことがあるそうです。(当時の価格でも10万円以上したと思います)
僕ら兄弟は、スター&メカニックの組み合わせでした。
大人になっても変わらない
そして大人になっても、この性格タイプはまったく変わっていません。
僕は15年ほど前から、弟と一緒にマジシャンとして活動し、一緒にステージショーをやってきました。
最初は趣味でやっていて、お互いに極めていくうちに、途中から仕事になった感じです。
僕が東京に引っ越してからは、一緒にやる機会が以前よりも減りましたが、それでもたまにステージマジックをやったり、一緒にマジックレクチャーDVDに出演したりしています。
(ここ数年はコロナ禍でイベントがなかったので、マジックの仕事もありませんでしたが、今年は久しぶりにステージの仕事が入り始めました)
一緒にやっていても、僕と弟の性格タイプはまったく違います。
メカニックの弟は、ステージに立つだけではなく、マジッククリエイターとしても活動しています。
既存のマジックグッズの「使いづらい点」に鋭く気付いて、それを改善して作り直すことで、価値を何倍にも高めるのが得意です。
自分の手を動かして作るのが好きなので、ついに家の敷地内に「自分専用の工房」を作ってしまいました。
プレハブの小屋で、冷暖房完備で1年中快適に過ごせます。
室内にはドリルや工具がいっぱい備え付けられていて、ちょっとした工場みたいです。
この工房があることで、マジック道具を自分で使っていて不便なところをすぐに自分で改善し、完成した道具を複数作って他のマジシャンにシェアすることができます。
まさに、メカニックの才能を生かせる活動です。
メカニックとスターの違い
僕のスターの性格タイプの僕は、道具よりも、「演じ方」を考えるのが得意です。
僕はセリフの言い回しや顔の表情などを意識しながら、より良いショーをするにはどうしたらいいか?を考えるのが楽しいのです。
また、僕は日本語だけではなく英語でもマジックを演じるので、文化の違いに合わせてセリフ回しを変えたりします。
日本語をダイレクトに英語に翻訳したセリフを言っても、あまり通じないことが多いのです。
そういった「見せ方」の部分を考えていると、僕の脳は活性化し、情熱がわいてくるのを感じます。
どうやって、ショー全体の雰囲気作りをするか?が、スターにとっては最も気持ちが向く部分なのです。
こうして見ると、性格タイプの違いで、見えている景色がまったく違うことが分かるのではないでしょうか。
同じ環境で生まれ育った僕と弟が同じステージに立っていても、弟は常に「道具の改善」を考え、僕は常に「演じ方と、場の空気の作り方」を考える。
しかもその傾向は、子供の頃から何一つ変わっていない。
まさに「三つ子の魂百まで」なのです。
子供の頃から無意識レベルでずっと興味を持ってやってきたことが、上達するのは当たり前と言えます。
それが分かると、自分の弱点をガンバって克服して、「何でもこなせるスーパーマン」を目指すことが、いかに時間と労力をムダにすることになるか、身にしみて感じられるようになります。
英語学習も、自分の性格タイプに合わせてカスタマイズした方が、うまくいきやすくなるのは当然です。
次回の記事では、各性格タイプ別の英語学習の得意&不得意をお伝えしていきます。
・・・つづく。
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