from 師範代Shinya
(→前回のつづき)
この本の特徴は、
「英文の意味の区切りが分からない状態でも、ヒントを手がかりに意味の区切りを見つけ出すことができる」
手法が解説されていることです。
線と丸を引くだけで、それまで見えなかった英文の意味の区切りが、クッキリと浮かび上がってきます。
特に、英語の長文でムズカしいのが、メインの主語と動詞を見つけ出すことです。
何が or 誰が(主語)、どうした(動詞)
の流れが分からないと、英文全体の内容を理解することができません。
英文はルールがとてもシンプルな反面、日本語とはまったく違うシステムを採用しているため、読みづらく感じてしまうのです。
この本で解説されているメソッドは、その読みづらさを軽減してくれます。
英文を2種類のパーツに分解して読む
まずこの本で解説されている手法の核になる部分は、
「英文を2種類のパーツに分解する」
ということです。
①メインパーツ(文のメインの主語と動詞)
②サポートパーツ(情報を補足する説明パーツ)
の2種類です。
たとえば、この英文を読んでみてください。
↓↓↓
You are here to meet people who enjoy life with you.
この英文を、僕が初心者だった頃に読んだ場合、 こう感じたでしょう。
「ぬぬっ!文章の区切りが分からない・・・here to ってなんだ?熟語か? people who って何だ?人々誰って意味?分からない・・・」
文の区切りが分からなければ、英文の意味が取れません。
そこで、この英文をメインパーツとサポートパーツの2種類に分けていきます。
サポートパーツを探すヒント
サポートパーツを見極めるコツは、「7種類のツール」です。
この7種類のツールが、「サポートパーツの始まる合図」になります。
1.接続詞(and, because など)
2.疑問詞(疑問文で使うWH語)
3.関係詞(文の真ん中に出てくるWH語)
4.前置詞(in, on, at など)
5.to V (不定詞)
6.V ing (動名詞)
7.V pp (過去分詞:受け身)
この7種類のうち、どれかが入っていたら、それがサポートツールの始まりの合図です。
たとえば、上記の英文で見ると、
You are here to meet people who enjoy life with you.
・to meet ~が不定詞です。
・who ~が関係詞です。
・with ~が前置詞です。
つまり、この英文では、3つのサポートパーツが使われていることになります。
そして、残った部分の、
・You are here
がメインパーツということになります。
そこで、このメインパーツの部分にアンダーラインを引きます。
サポートパーツには、それぞれ始まりの合図である、to, who, with に丸を付けます。
すると、視覚的にもメインパーツとサポートパーツの違いが分かりやすくなります。
まずはメインパーツを読んでから、サポートパーツの順に読む
メインパーツの場所が見えたら、そこを読みます。
You are here = あなたはここにいる。
次に、サポートパーツを読んでいきます。
ちなみにサポートパーツは、種類によって役割が決まっていて、
・to V (不定詞)= ゴール
・関係詞(WH) = どんな「人・モノ・場所」かっていうとね(説明)
という役割があるので、それを元に読み解いていきます。
to meet people = 人々に会うために(ゴール)
who enjoy life = どんな人々かっていうとね、人生を楽しむ
with you. = あなたと一緒に
という感じです。
どれがメインパーツで、どれがサポートパーツか分かっているだけでも、かなり読みやすくなったのではないでしょうか?
パーツごとに分けながらスッキリと読み進めていくやり方が、この本には詳しく書かれているのです。
・・・つづく。
p.s.今回ご紹介した「線と丸を引くだけで、英語は読めるようになる」の本はこちら↓↓↓
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