
from 師範代Shinya
最近、話題になっている本を読みました。
というタイトルの本です。
表紙の副題には、
・自分の人生を自分で考えて、生きるための戦略コンセプト20
・人生の迷いに、経営学で答えを出す
と書かれています。
タイトルだけを見た時の印象は、
「高年収のやり手ビジネスマンの著者が、現役のビジネスマン向けに書かれた年収アップの方法』
がメインで書かれているように見えます。
でも、中身はまったく違う内容です。
むしろ逆と言ってもいいかもしれません。
・仕事やお金に振り回されるのではなく、自分にとっての「目的」や「価値」を見極め、経営戦略の視点で人生を意思決定していく
というのがコンセプトです。特に、
「人生の後半で、自分が何に時間を使うことで悔いの無い人生になるか?」
について、丁寧に書かれていると感じました。
もちろん、ビジネスにも活用できますが、もっと広い視点で人生を見れるようになるという点で、今の時代に合った、新しい生き方の提案をしています。
僕はこの本を読んでいて、「英語学習にも通じる部分がすごく多いな」と感じたので、感想をブログ記事とYouTubeでシェアすることにしました。
僕が読んで個人的に心を打たれた部分と英語学習を絡めながら、1コンセプトずつ分けて記事を書いていきます。
思い通りにならないものを、とにかくなんとかする
この本の最初に書かれているフレーズは、
「思い通りにならないものを、とにかくなんとかする」
という考え方です。
ビジネスの世界で「マネジメント戦略」と聞くと、頭の良い人がスマートに計画を立てて、思い通りにことを進めるようなイメージがあります。
でも、英語の動詞 manage には、「なんとか~する」という意味があるのです。
I managed to catch the train.
(なんとか終電に間に合った)
というような使い方をします。
そこには、スマートさはなく、汗をたらしながらダッシュして、ギリギリ電車に乗れて息切れしているようなイメージが漂うのです。
実は、仕事のマネジメントも同じで、「思い通りにならない状況を、いかにギリギリのところで乗り切るか?」という考え方がリアルな表現になるそうです。
そしてこれはビジネスだけではなく、個人の人生設計をする時にも同じことが言えます。
僕は若い頃に、
「自分が○○才になる頃には、きっと年収は○○円ぐらいで、こんな家に住んで、こんなパートナーと結婚して、こんな子どもがいる生活をしているだろうな」
と漠然と思い描いていました。
でも、思い通りにはなりませんでした。
・ジーンズショップの店長の仕事は長時間労働で、昇進の道が描けない。
・結婚どころか、彼女がなかなかできずに思い悩む日々
・31才でついに結婚するも、失敗に終わり、何が起こったのか分からないまま迷走
・婚活を6年間も続けることになる
なんて思いませんでした。
唯一の救いは、28才から趣味で始めたやり直し英語が上達したことです。
まったく想像していなかった海外留学を31才で経験し、住む世界が変わり、人生を見る視点が変わりました。
でも、これもまったくの想定外でした。
決して最初から狙っていたわけではありません。
それに、これまでの英語の上達過程を振り返っても、決して計画通りに進んだわけではありませんでした。
長い伸び悩みの時期も経験してきました。
焦ってTOEICの点数を伸ばそうとして、逆に大幅に落ちたこともありました。
目標を見失って、ヤル気がなくなったこともありました。
英語も仕事も人間関係も、うまくいった時もいかなかった時も含めて、「思い通りの結果になったこと」は、ほとんどありません。
だからこそ、この本のコンセプトである、
「思い通りにならないものを、とにかくなんとかする」
という部分が、自分の心に刺さりました。
この本に書かれていることは、「そもそも人生が思い通りにならないことを前提に、経営戦略を取り入れることで、少しでも悔いの残らない選択ができるようにする」ための方法です。
ある意味、「泥臭い」と言っても良いでしょう。
そこがまた、「現実的で、実際に使える」と感じるのです。
ちなみにこの本の中でも、「語学学習」は、時間投資価値の高いジャンルに分類されています。
次回の記事では、具体的な戦略と英語学習を絡めて見ていきます。
「人生の経営戦略LIFE」の本はこちら↓↓↓
・・・つづく。
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From 師範代Shinya(新村真也)
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