From 師範代Shinya（新村真也）
※一問一答コーナーです。
「DUO3.0の構文の中で、Shinya先生が日常でよく使う構文があれば、教えてください。（ペンネーム：Tommyさんから）」
というご質問をいただきました。
TommyさんはDUO3.0の入門編の「DUOセレクト」を使って瞬間英作文トレーニング（第３ステージ）をしています。
瞬間英作文トレーニングでは、英単語ではなく「構文」を意識しながら練習します。
DUOをやっていると、つい英単語だけに注目しがちです。
でも実は、DUOには色々な構文が登場します。
DUOの構文を瞬間英作文トレーニングで仕上げようとすると、各例文の構文に意識が向くようになるのです。
DUOシリーズの中で、僕自身が瞬間英作文トレーニングで仕上げたのはDUO3.0です。
そこで今回は、DUO3.0の本の中に収録されている５６０本ある例文の中から、僕が今でも日常会話でよく使う構文トップ５を厳選してご紹介します。
①The more ～ the more 構文
154. The more stubborn you are, the more isolated you become.
（頑固になればなるほど孤立するよ）
この構文は、日常会話でとてもよく使います。
（～すればするほど、～だ）
みたいな言い回しは、確かに日常生活で言うことが多いです。
僕がこの例文を瞬間英作文トレーニングで練習した頃に予想していた以上に、会話で使えることが分かりました。
この構文をベースに、短くした決まりフレーズ、
The sooner the better.
（早いに越したことはない）
は、ネイティブもよく会話で使ってきます。
この単語の部分だけを入れ替えて、
The cheaper, the better.
（安ければ安いほど良い）
みたいに、状況に合わせて使えます。
もちろん、毎回短いバージョンで言い表せるわけではないので、ちゃんと全文を作る必要がある場合もあります。
The more you study English, the more you improve.
（英語は勉強するほどに上達するよ）
これを短くしようとしたら、
The more, the more.
になってしまいますよね。それを聞いた相手は、
「え？何がmoreなの？」
と理解できなくなるので、しっかり主語と動詞を入れてあげる必要があるのです。
実はそんなにムズカしくない
この構文は一見複雑に見えますが、何度も入れ替え練習していると、実はそんなに複雑ではないことが分かります。
そして慣れてくると、とても良い文法の練習になるのです。
最初の more と次の more で、主語が変わることもあります。
たとえば、
The more you talk with your wife, the more she likes you.
（奥さんと2人で話す時間を取るほどに、彼女はあなたのことが好きになる）
というような感じです。
ちなみにこれは、以前ご紹介した海外のベストセラー本「愛を伝える５つの言語」の中の、
「クオリティータイム（一緒に過ごす時間）」
を愛の母国語に持つ奥さんへの接し方を英語で説明する時に、僕がよく使う言い回しです。
原文がそのまま使えることもある
ちなみに、DUO3.0の原文の、
154. The more stubborn you are, the more isolated you become.
（頑固になればなるほど孤立するよ）
の例文も、そのまま使えることもあります。
この例文は近い相手にしか言えないセリフですが、主語を「彼」に変えれば、
The more stubborn he is, the more isolated he becomes.
と言えます。三単現のSだけ気をつければ、カンタンに作れます。
この言い回しなら、「最近、夫（父）が年を取って頑固になってきているのよ～」とか、日常のグチを言うのにも使えますよね。
この The more ～ the more 構文は、今の僕の環境では、最も頻繁に使う表現かもしれません。
DUO3.0の例文は、英単語が難しいので「こんなのどこで使うんだ？」と思いながら練習することもあるでしょう。
でも、構文だけに着目すると、日常会話でメチャクチャ使える構文がたくさん収録されているのです。
次回は、2つ目の構文をご紹介します。
・・・つづく。
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