【英語力の伸び悩みの時期を楽しむ秘訣①】


 from 師範代Shinya

※以前、YouTube動画でアップして反響があった、一問一答コーナーの内容を、改めてブログ記事で詳しくご紹介します。

英語学習をしていると、必ず伸び悩み時期がやって来ます。

今までと同じように英語トレーニングを続けているのに、伸びが止まってしまう時期です。

僕の動画セミナー「英語学習者8つのステージ」の中では、「クヨクヨ期」と名付けています。

今回は、

「クヨクヨ期=伸び悩みの時期を楽しむ秘訣はありますか?」

というご質問を、Nowさん(ペンネーム)からいただいたので、お答えします。

僕自身もクヨクヨ期を経験しているので、自分の体験談をお伝えしつつ、どうやって乗り越えたか?も解説します。

心の準備が一番大事

まず、「伸び悩みの時期は必ずやって来る」ということを分かっていることが大事です。

伸びを感じている時にも、「いつかこの伸びが止まる時が来る」と思いながら勉強を続けることで、いざ伸び悩み時期が来たときにも、焦らずに済みます。

「あ、ついに来たか。」

と、落ち着いて対処できるのです。

これは以前、僕のYouTube動画に何度も出演してくれている「DUO3.0マスター」のIKさんもおっしゃっていました。

グングン伸びを感じて勉強を楽しんでいたIKさんにも、ついにクヨクヨ期がやって来ました。

同じ勉強メニューを毎日やっているのに、自分の英語力の伸びがストップしたように感じたそうです。

その時に心の準備をしていたので、必要以上にヘコむこともなく、淡々と英語トレーニングを続けられたそうです。

「事前に知っていること」が、何よりも大事なのです。

伸び悩み時期が来るタイミングは人それぞれ

いつ伸び悩みの時期が来るか?は、人によって違います。

一般的な傾向で言うと、TOEIC換算で600点~700点台(990点満点中)で伸び悩みに突入する方が多いです。

でもそれは、あくまで傾向であって、個人差があります。

もっと早く伸び悩みに突入する人もいれば、もっと後になってから感じる人もいます。

ちなみに僕の場合は、けっこう後になってからでした。

音読と瞬間英作文トレーニングを始めてから3年目ぐらいまでは、TOEICスコアも順調に伸びていました。

瞬間英作文トレーニングのおかげで、しゃべる力の方もTOEICスコアに見合った形で伸びを感じてられていました。

その後、TOEIC換算では870点になってから、急に伸び悩みを感じました。

これを聞いてあなたは「だいぶ後だな!」と感じられたかもしれません。

今振り返ると、僕の場合は環境がちょっと特殊だったと思います。

なぜなら、TOEICで735点を超えた31才の時に、僕は仕事を辞めてカナダに3ヶ月間留学したからです。

当時は英語学習を始めて3年、音読と瞬間英作文トレーニングを始めてからは2年経った頃でした。

「日本人男性で30才を超えてから海外留学するケースは、かなり珍しい」

と、現地の学校のスタッフの人たちに言われました。

この決断をしたおかげで、それまでコツコツ積み上げた英語力をフル活用して、現地のビジネススクールの授業をクリアし、その後は現地企業でインターン生として働く経験ができました。

TOEIC700点を超えてから、24時間英語漬けの環境に身を置いたことで、帰国後のTOEICで870点を取れたのです。

もし留学経験がなかったら、僕はもっと早く伸び悩み時期に突入していたでしょう。

それまでの伸びがピタッと止まる感覚

僕が伸び悩みを経験したのは、帰国後に転職して大手英会話スクールの講師になったタイミングでした。

当時、そのスクールでは「日本人講師はTOEIC900点以上を取るべし」という御触書がありました。

入社のタイミングで900点を持っていなくても、ポテンシャルを見込まれると採用される形式だったので、当時870点だった僕は採用してもらえました。

そこで僕は、入社後にできるだけ早く900点を取ろうとして、焦っていました。

でも、焦っているタイミングで、ちょうど伸び悩み時期に突入してしまったのです。

あとわずか30点の差が、なかなか埋まりませんでした。

これまで順調に伸びてきたからこそ、あと30点なら余裕だと思っていたのに、ビックリするぐらいピタッと止まってしまったのです。

何度受けても、860点~870点の間を常に行ったり来たりしている状態でした。

もし英会話スクール講師になっていなければ、悩む必要はなかったかもしれません。

860点以上あれば「Aランク」と呼ばれて、ネイティブと対等に渡り合える英語力を有していると受け取られるからです。(実際はまだ足りないと感じていましたが)

でも、当時の僕の周りには、TOEIC900点~990点満点を持つ同僚の日本人講師達がウヨウヨいました。

これは大きなプレッシャーでした。

英会話スクール業界では、ネイティブ、帰国子女、海外の大学卒の人たちなど、英語圏での人生経験が多い先生達の方が多数派です。

僕のように、大人になってから英語をゼロから始めた経歴のある同僚は、ほとんどいませんでした。

そんな中で、「自分だけがイケてない感覚」になってきてしまったのです。

これは僕が勝手に思っていたことで、同僚の先生たちが僕の英語力をバカにされるような発言をされたことは一度もありません。

でも僕は、自分で自分を責めて、精神的なプレッシャーをかけていました。

そこに伸び悩み時期が重なって、苦しい思いをしていたのです。

今振り返っても、僕の英語学習歴の中でこの時期が一番ツラい時でした。

今までと同じように英語トレーニングを続けているのに、まったく伸びない・・・

まるで、先が見えないトンネルを進んでいるような気分でした。

 

・・・つづく

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